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プロ野球交流戦とペナントレースの関係は?ルールの違いも見どころの1つ

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日本で人気のスポーツといえばW杯の関係もあってサッカーが目立ちますが、昔から親しまれていたのはプロ野球です。そんな中、2005年からはじまったプロ野球交流戦がどんなものかよくわからないという初心者もいます。

そんな「最近野球に興味持ったんだけどさー」というあなたに「とりあえずは、ここに注目してみては?」というのを1つだけ紹介します。

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プロ野球交流戦ってペナントレースとはどんな関係なの?どこが面白いの?

プロ野球の世界には色々な試合があり、最近魅力に気づいたり、ハマったりしたという初心者にとっては何が何だか分からないという人も少なくありません。

その中でもよく聞く試合に関してまとめてみると、交流戦・ペナントレース・開幕戦・クライマックスシリーズなどが代表的なものとなっています。

では基本となるプロ野球交流戦とは何かというと、そもそもプロ野球は2リーグ制といってセリーグとパリーグに分かれているのですが、その両リーグ間で行われる試合のことを指します。

2005年から始まったこの交流戦はそれから毎年開催されていて、公式戦としてペナントレースの成績に含まれる試合となっています。

一見するとファンサービスのための試合のようにも思えますよね。ですが、公式戦の成績にも影響するとあって、それぞれのリーグやチームにとっては重要な位置づけのひとつとなっているわけです。

普段見ることができない対戦カードなのにエキシビションではないという点に注目してみると面白味が増すでしょう。

そして開幕戦やクライマックスシリーズとの関連性についてです。ペナントレースの成績に含まれているということで開幕戦では試合の組み合わせなどに関連してきますし、それらの試合の最終的な成績によってクライマックスシリーズに参戦することができるのかというところが決まってくるという流れになっています。

プロ野球交流戦 両リーグのルールで大きな違いは?

普通なら一年を通して同じリーグのチームとしか試合をしないペナントレースでは、相手を研究し尽くすことができます。消極的なことを言えば「今回負けても今後の試合で巻き返せばよい」という戦略を立てることすらできます。

ですがプロ野球交流戦は、短期間に試合回数も限られて他リーグのチームとの試合です。そのうえルールが微妙に違うわけですから、イレギュラーな状況が起こる可能性だってあります。その醍醐味も交流戦の楽しみの一つと言えるでしょう。

その醍醐味の1つとして、セリーグのチームとパリーグで大きなルールの違いが挙げられます。DH(designated hitter:指名打者)制というものです。リーグによって採用されているかどうかに違いがあります。

セリーグ同士は採用なし、パリーグ同士では採用ありとなっており、交流戦の場合はセリーグの主催球場の場合は採用なし、パリーグの主催球場の際は採用ありとなっています。

つまりパリーグの各球団がセリーグの本拠地に乗り込んで試合をする際には、普段打席に立たないピッチャーが打席に立つことになります。逆にセリーグの各球団がパリーグの本拠地に乗り込んで試合をする場合は、普段使わないDH制で1人野手を多く使うことになるのです。こういったルールの違いはファンを楽しませてくれます。

パリーグのピッチャーは普段打席に立たないのでセリーグのピッチャーほど打てないのではないかと考えがちですが、交流戦の歴史をさかのぼると西武ライオンズに所属していた松坂投手が甲子園の阪神戦でホームランを果たすといったびっくりするプレーも数多くありました。

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プロ野球交流戦の見どころの1つもDH制にある

プロ野球交流戦の楽しみ方はいろいろとありますが、セリーグのファンが楽しみなのはパリーグ本拠地で贔屓チームが戦う際のDH制での戦い方です。

普段のセリーグ同士のリーグ戦では9番にピッチャーが入っていますので、8番打者がノーアウトやワンアウトで塁に出ると、100パーセント近い確率で作戦はバントになります。しかし交流戦の場合はいろんな選択が生まれます。

9番に足の速い左打者を入れて打線を組んでいれば、思い切ってヒットエンドランの作戦も面白いです。作戦が上手くいかず、内野ゴロになってしまっても打ったバッターは一塁に残るケースが多いですから、そこからさらに盗塁を仕掛けるなどの作戦も取れます。

つまり、セリーグ同士の戦いのときより活発でバラエティに富んだ野球を見ることのできる楽しみが交流戦にはあるのです。

交流戦は年間で18試合しかありませんが、この期間で贔屓チームの新たな一面が見えることもありますので、野球ファンにとっては注目の18試合です。

また、この期間に大きく負け越すと一気に調子が狂い、リーグ戦再開後にまで悪影響が及びますので、最悪でも負け越さずに終わりたいと癌が得られるのです。

真剣にチームを応援しているファンには迷惑な話かもしれませんが、プロ野球交流戦はこのように波乱が起きる可能性も見どころの1つになっています。

さいごに

このように両リーグのルールの違いにも注目して交流戦を観戦すると、ペナントレースとは違った目線で見ることができます。

交流戦については「つまらない」「いらない」という声も聞こえてきます。でもせっかくリーグが2つあるんですから、1リーグの公式戦でマンネリ化を防ぐためにも、あなただけの楽しみ方を見出してみてはいかがでしょうか。

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