生活

曇り空の紫外線でも日焼けする?天気で日焼け止めも変わる?

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海や山に遊びに行くときには日焼け止めは欠かせませんね。ところで、くもりや雨の日には必要でしたっけ?

意識高い人でも「よくわからないけど塗っとけばいいか」という考えだと、わからないからとSPF数値の高いものをとりあえず使っていたり。または紫外線が身体に当たっている感触がないから意識すらしていないかもしれないとか。

実際のところはどうなのか、日常生活とレジャーで使うときは同じSPF数値で良いのか、具体的に紹介します。他のブログで説明は読んだけど今一つイメージできなかったら、読んでみてください。

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曇り空でも紫外線で日焼けするの?

紫外線は日の出から日没まで地表に降り注いでいます。つまり曇りでも日焼けの可能性はあるということです。

さらに言えば、晴れの日よりも曇りの日の方がきれいに日焼けします。その理由は、2種類ある紫外線のうち日焼けの原因になるUVB波は雲を通過しにくいからです。

晴れの日に比べると同等の紫外線量を受けるには時間がかかるため、じっくりこんがり焼けていくのです。ほら魚や肉を遠火の中火でじっくり焼くと良い焼き色が付くじゃないですか。あれと一緒です。

ここからもわかるように天気によって地表に到達する紫外線の量が変わってきます。そして肌への影響を考えるなら、日焼け止めは天気によってSPF値を考えたものを使った方が良いでしょう。

紫外線は天気の関係でこんなに変わる!

遊びに行ったときだけでなく、日常的に日焼け止めを使うのも一般的になってきました。でもその日その時の紫外線量に合った日焼け止めを使っているかというとそうではないケースも少なくありません。

大は小を兼ねるとも言いますから、SPF値の高いものを1つ持っていれば十分と考えることもできますが、SPF50なんて普段使いしていたら肌に良くないというのは聞いたことがあるでしょう。

SPF値の違いによる使い分けをするなら天気や外出時間によってはSPF5程度のものでも十分な場合だってあるんです。

ここまでPA(プロテクショングレイドオブUVA)についてはスルーしてきましたが、それはUV-A波の防止効果を表す目安の数値だからです。この記事では、日焼けに関係するSPFについてのみ書いています。

その外出のSPF値はいくつ?

さて、このPSF(サンプロテクションファクター)の数値について軽く説明します。これはUV-Bの防止効果を表す目安の数値です。SPFに続く数字の単位は「倍」です。「肌が日焼けするまでの時間を○倍遅らせる」といった感じでしょうかね。

通常、肌が日焼けするまでに15分~20分かかり、これをSPF1とします。だからPSF30は肌が日焼けするまでに「20分×30倍=600分=10時間」かかるという意味になります。

たとえば近所に買い物に出かけて1時間くらいで帰ってくるなら、計算上はPSF3(20分×3倍=60分)でよいとなります。

天気によって変わるSPF値

天気によっても紫外線量が違ってきます。快晴のときを100%とすると、それぞれの紫外線量は次のようになります。

快晴 100%
晴れ 90%
薄曇り 85%
曇り 60%
雨 30%

さっきまでよりも計算は複雑になります。曇りの日にPSF30の日焼け止めを塗ると日焼けするまで「20分×30倍×(1/0.6)=1,000分=16時間40分」となります。

何も遮るものがない快晴よりも雲や雨の方が地表に到達する紫外線量が少ないので、そのぶん日焼けするまでの時間が長くなるという考え方です。

また、季節によっても違ってきます。たとえば1月と7月の紫外線量では大きく違います。その差を考えて、SPF1の日焼けする時間を紫外線量が少ないときは15分で多いときは20分のように計算するのも良いでしょう。

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日焼け止めを毎日塗るならSPF値は?

日焼け止めはレジャーのときだけのものではありません。スキンケアに気を付けているなら毎日の生活の中でも使っていきたいところです。

単純に考えて、SPF50の日焼け止めを塗っていれば日焼けするまで1,000分(16時間40分)あるので朝にケアすれば1日保てる計算です。

でも実際は汗で流れたりするのでもっと短い時間しかもちません。その辺は個人差もあると思うので正確な計算は難しいでしょう。仕事内容とか体質とかお風呂入ってないとか…。

そして毎日365日(ではないにしても)SPF50のものを使い続けるのは肌への負担が大きくなります。

一般的に普段の生活ではSPF10程度を使っていればよいと言われていて、計算すると「20分×20倍=400分=6時間40分」です。また、2~3時間程度で塗り直しましょうとも言われています。

そう考えるともっと低いSPF値のものでも良いのですが、今度は商品の選択肢がなくなってしまいます。難しいものですね。

さいごに

天気の違いによって日焼けするまでの時間が違うので、日焼け止めのSPF値も変わってくるということを紹介しました。ぶっちゃけ、めんどうなんですけどね。

だからといってサボると将来はシミだらけのお肌が待っているかもしれません。そうならないためには、1日のうちに日焼け止めが必要な時間を考えつつ、簡単に落とせるもの、肌への負担が少ない物を選ぶのが良いでしょう。

健闘を祈ります!

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