健康

ノロウイルスの除菌に手洗いや除菌スプレーは効果があるの?

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家族がノロウイルスに感染したら大変だ!
1人かかかったら家族全員にうつってしまう!

子供がまだ小さかったり、受験生だったりすれば、気になるところです。家族がノロウイルスに感染しないために普段からできる除菌について考えてみましょう。

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ノロウイルスの除菌に手洗いは効果あるの?

ノロウイルスの感染予防に手洗いは効果があります。そのときに使う洗剤の種類が何であるかは、とりあえず問いません。

ウイルスの除菌という意味では、普段使っているハンドソープでも石鹸でも大した差はありませんので。

理由は、手洗いで洗剤に求める効果は消毒ではなく「ウイルスがいなくなるように手助けをすること」だからです。洗剤の泡が汚れと一緒にノロウイルスも洗い流しすことを期待しています。

つまり洗剤の種類ではなく、手洗いの仕方に効果が左右されるということです。

もちろん仕事だったら洗剤にも心を配ることを求められるでしょう。あくまでも家庭内での手洗いという意味です。

洗剤の種類にこだわるなら、洗った後に拭くタオルは清潔かとか、洗った後の消毒に気を使った方が良いでしょう。

特にタオルは、冬の間だけでも家族全員で使いまわさないでペーパータオルを使うようにする方が家庭内感染を防ぐのには効果があります。お財布的には厳しいかもですが。

日頃のノロウイルス対策に除菌スプレー

除菌する場所は、手のバイキンよりも蛇口やドアノブ、そのほか家具で手の触れるところを重点的にするようにしますそれ以外は、普通の掃除レベルで十分です。

すぐに使えるように消毒スプレーなどを用意して、いくつかおいておくとストレスを感じなくてすみますね。中身はノロウイルスに効果のある次亜塩素酸ナトリウムを薄めた溶液です。

ハイターで簡単に作れます。普段使う除菌スプレーには、2.5Lに対して10mLのハイターを入たものを使います。

「簡単」とは言いましたが「面倒」ではあります。続けるコツは、買ってしまうことです。自分で作ろうとすると、ついつい先延ばしにしてしまうかもしれないでしょ?

ネットで買えば簡単です。頑張るところはそこではありません。がんばるのは除菌です。

除菌する場所の具体的な例としては、テーブルの上、ドアノブ、水道の蛇口のようなところです。手についたウイルスや雑菌が付着する機会が多く、次にそこに触れた家族に付着する可能性が高くなります。

除菌は殺菌ではないので 、スプレーを吹きかけただけでは意味がありません。スプレーしてから10分ほどして、しっかりふき取る必要があります。そのまま放置すると家具とかは傷みますよ。

普段の掃除では雑巾を使た水拭きで十分ですが、明らかにウイルスがいそうなものにはペーパータオルやキッチンペーパーを使いましょう。ペーパーにウイルスが付着していたらそのまま捨てられるようにするためです。

もし間違って雑巾で拭いてしまった場合には、ビニール袋に入れて外部との接触を断ったうえで捨てましょう。

外出先での感染を警戒していますか?

その時のために携帯できる大きさの除菌スプレーを持ち歩いてはどうでしょうか。不特定多数が集まる場所での感染を警戒してストレスをためるよりはぜんぜん良いと思います。

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ノロウイルスに対してマスクは意味あるの?

家の中であっても家族の中に感染者の近くにいるときは、マスクを使用しましょう。何もない普段からするのは…さすがに過剰反応ですかね。

あ、でも食事を作るときは意味があるかも。

でもちょっと待ってください。考えてみるとインフルエンザウイルスよりもノロウイルスはさらに小さいので、マスクをして意味があるのかは気になるところです。

実際のところノロウイルスに対してマスクは完全には防げませんが、やる意味はあります。

インフルエンザウイルスの約100nmに比べて、ノロウイルスの大きさは約30nm(ナノメートル=100万分の1ミリ)で非常に小さいものです。

一般に売っている低価格のマスクでは、すき間が大きすぎて効果は薄いと思ってください。それでもしないよりは良いのは間違いありません。吸い込む機会は減ります。

それにウイルス単体で空気を浮遊しているわけではありません。 くしゃみで飛び散ったり、乾燥した吐しゃ物と一緒に浮遊します。なので、浮遊している物体の大きさはウイルスのそれよりも大きくなっているので、マスクが機能します。

ただし鼻まで覆うタイプでなかったり、口のわきにすき間ができていたりすると、そこから侵入する可能性があるので効果は薄くなります。

中には息苦しさを感じてすき間を大きく開けている人がいますが、それならしなくてもあまり変わりないかもしれません。やらないよりは良いでしょうけどね。

まとめ

ウイルスの感染を気にしだしたら際限がありません。ある程度での妥協は必要です。そんな中でもできることとして次のようなことを見てきました。

  • 手洗いによる除菌
  • 薄めたハイターをスプレーしての除菌
  • マスクによる予防

この中で一番効果的なのは手洗いです。外出から帰ってきたとき、トイレから出たとき、食事前といった要所要所での手洗いによる除菌は特に注意しましょう。

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