安易な引っ越しはSEO的におすすめできない
今回、Seesaaブログで運用していた2つのブログをWordPressに統合しています。
それに伴って記事の統合もしたいのでアレやコレをうまくやるためにソレしてみました。
一番簡単なのは、
- Seesaaブログ側でデータをエクスポートする
- WordPress側でインポートする
- Seesaaブログを削除する
で、すべてが完了するというものですが、世の中はそんなに甘くありません。
その場合、SeesaaブログとWordPressで全く同じ記事が存在することになるのでGoogleから重複サイトとみなされる可能性があります。
せっかく独自ドメインとレンタルサーバで立ち上げた新しいブログがマイナスからのスタートなんてハードモードすぎます。
Seesaaブログでは仕様上、robots.txtや.htaccessを使うことができません。
と、ここで思い出したことがあります。
遥か昔にサイトを運営していた頃に使っていた手法を再び使えないか、という事です。
過去のサイトで用いた方法
運営していたサイトでは自作の掲示板をトップページにしていました。一見すると今の3カラムのブログと同じように見えたことでしょう。
その頃の検索エンジンはHTMLやCGIでやり取りするPOST/GETパラメタを考慮しませんでした。
なので、パラメタでどの記事が最新かを判断する掲示板をトップページに持ってきても検索エンジン的にはすべて同じページに見えていました。
つまりいくら記事を投稿してもサイトが新しくなったと認識してくれないわけです。
それを回避するために「CGIでHTMLファイル(index.html)を出力して、それを表示する」方法をとっていました。
今回もこれと同じことができないか、という事ですね。
Seesaaブログに記述するHTMLソースはこんな感じで、HEADタグの中に記述します。。
<meta http-equiv="refresh" content="秒数;url=URL" />
使えるかどうかを調べてみたところ、「WP SEOブログ」さんの記事「301リダイレクトと302リダイレクト、meta refreshの設定方法や使い方」を見つけました。
0秒の転送は301リダイレクトと同等に扱われ、秒数を指定すると302リダイレクトと同等に扱われますが、検索エンジンによっては上手く処理されない可能性もありますので、あくまで.htaccessが使えない場合の対処法となります。
ふうむ。どうやらうまくいきそうですが、あくまでも応急処置のようです。もっときれいな方法は無いもんでしょうか。
Googleに嫌われない引っ越し手順
さらに探していると、かなりやりたいことに近いことを書かれている「[M]まったり・こんふぃでんしゃる【Confidential】 」さんの記事「FC2からWordpressへ移転・引っ越しする手順を冷静に考えた」を見つけました。
手順としては、Googleウェブマスターツールで
- サイトマップを削除する
- インデックスされたURLを削除する
とした後に、Seesaaブログで
<meta name="robots" content="noindex,follow,noarchive" />
<link rel="canonical" href="http://新しいURL/" />
をHTMLヘッダに記述すればよいみたいです。GoogleアナリティクスのトラッキングIDを記述した辺りに記述しました。
ここまでの作業を終えて、インデックスが削除されるのを待っているところです。たぶん数日かかります。
確認はGoogleウェブマスターツールを使ったり、Googleの検索窓で
site:www.example.co.jp
などとします。
それでは、続きは後日です。
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