暖かくなると活躍し始めるかごバッグ、じつは1年か2年でボロボロになっちゃう…良くあるパターンですよね。それが嫌で毎年使い捨てのように安いかごバッグを買ってがまんしてませんか?
天然素材のかごバッグは、使った後に適切なメンテナンスをしてあげれば良い状態を長く保つことができます。質の良いものを買って、ていねいに使っていると長持ちします。また良い感じにエイジングされて、味わい深い自分だけのかごバッグが楽しめます。
ここでは、良いものを長く使い続けるためのお手入れ方法を紹介します。
かごバッグの日々のお手入れのやり方
かごバッグのお手入れで気にしたいのが、ゴミやほこりをちゃんととることと、雨などで水にぬらしたままにしないことです。
その対策には防水スプレー1つで両方とも最低限の対処ができます。たった1つで良いなんて、以外でしたか?
防水スプレーでバッグの表面をコーティングするようなイメージをしてもらえればわかりやすいかと思います。防水スプレーなので当然、水ははじきますし、天然素材むき出しな状態よりも防水スプレーの膜があるので汚れが(ほんの少しとはいえ)つきにくく、拭ったときにも取れやすい効果が期待できます。
これは革製品とかの他の天然素材でも同じような効果があるので、早速やってみることをおすすめします。
汚れてしまったら?
お気に入りで持ち出す回数が多ければ、それだけ汚れる機会も増えます。
明らかな汚れが無いと思えても、網目にゴミやほこりが入り込んでいるものです。ブラシ・つまようじなどでていねいに汚れを取り除くとかごバッグは長持ちします。
全体的なメンテナンスは乾拭きで表面の汚れを拭き取る程度で十分です。ひどい汚れだったら固く絞ったタオルで、場合によってはただの水ではなく中性洗剤を溶かて拭いてあげると良いでしょう。
ただし水気を残すことはカビたり痛んだりの原因になります。仕上げに乾拭きや陰干しでしっかり乾かしましょう。
雨に濡れてしまったら?
理想は雨の日は持ち歩かないことですが、ゲリラ豪雨にあったり、何かをこぼしてしまったりと避けられないこともあります。
しっかり濡れてしまったら、タオルで水気を拭いて、新聞紙を丸めて中に詰めて、陰干しして乾かしましょう。完全に乾かさずに放置してるとバッグの素材を痛めるだけでなく、場合によってはカビてしまいます。
かごバッグの型崩れを直すには?
雨に濡れたときもそうですが、シーズンオフで長期保存するときも型崩れする危険性があります。そうならないための対処が必要です。
いざ使おうとしたら型崩れしていたら、バスタオルや新聞紙をバッグがパンパンになるくらい詰めます。ふんわり気持ち程度積めたくらいでは効果がありません。たくさん詰めます。
その状態で1週間ほど放置したら型崩れはだいぶ良くなっているはずです。それでもダメな場合は…ここでもドライヤーに登場してもらいましょう。バッグの表面を霧吹きなどで軽く濡らしてドライヤーで乾かします。
ただしこの方法はバッグの素材を痛めるので、やりすぎ厳禁。かつ最終手段と思ってください。基本はあくまでも「時間が解決してくれる」です。
かごバッグの保管方法は?
シーズン中の保管方法は、すでに書いたお手入れをしたあとは中身を出して型崩れをしないようにどこかにかけておくのが理想です。その辺に乱雑に放置したり、中に荷物を入れっぱなしにしていると型崩れの原因になります。
シーズンオフの長期保管なら、日々のメンテナンスよりもていねいに汚れを取り除きましょう。場合によっては掃除機で汚れを吸い取るのも効果的です。
しっかり乾かすこと前提で、水拭きも良いかもしれませんね。(カビ注意!)
そのあとは中に新聞紙を詰めて、不織布など布製の袋に入れて保管です。風通しが良く涼しいところが理想ですが、使わないのだからたいていは押し入れの中ですよね。少しでも湿気が溜まりにくい天袋のような高い位置に保管しましょう。
さいごに
かごバッグのお手入れと保管方法について紹介しました。
大事に扱えばそれだけ長持ちしますし、愛着もわきます。天然素材は使い続ければエイジングによって味わい深い風合いに育てることもできます。
エイジングの基本は陽に当てることですが、人の手で触ることでも良いツヤが得られます。手の脂(鼻の脂も)は良質なオイルなのです。汚れは付いてないか、傷はついてないかと見ているうちに自然と手脂がバッグについて、それがあなただけのバッグに育ててくれます。
ぜひ安物ではなく、大事に使い続けたくなるような良い品を探してみてくださいね。