海水浴やキャンプなんかで思いのほか日焼けしてしまい、痛いし腫れるしで、寝るに寝られなかったことはありますか?
自分は過去にそんな経験があります。相当にきつくて大変な思いをしました。その時に適切な対処を知っていれば、あれほど苦しまずに済んだのに…。最近は紫外線による影響についても知られて、そこまでひどくなる人は少ないかもしれませんけどね。
仮になってしまったらどんな対応をすればよいのか、紹介します。できればこうならないようにした方が良いです。マジきついっすよ。
日焼けがひどくて痛いときはどんな対処を?
適度な日焼けは健康的に見えて良いですよね。まあ最近は紫外線の害が叫ばれて、避けられる方向ですが。
さて、日焼けも重度になると「やけど」と同じとみなされます。なのでその対処も基本的には同じと覚えておきましょう。つまり冷やすことです。
- 水風呂で冷やす
- 流水で冷やす
- 濡れタオルで冷やす
大まかにこんな感じでしょう。いずれにしても積極的にに冷やすのではなく、身体が発する熱を吸収するような感じでやると身体への負担が少なくて気持ちよいでしょう。
「やけど」が全身に及ぶなら水風呂に入ってしまうのが一番ですが、長く入っていられるものではないでしょうし、風邪をひいてしまってはいただけません。かといってシャワーを体に当てても、その水圧が痛くて耐えられないこともあります。
冷たい水に患部をつけていられるなら、溜めた水ではなくてチョロチョロでも良いので流水にした方が効果的です。体全体が熱を持っていますから、水温を低く保つためにも流水か多めの水で患部を冷やしましょう。
冷えすぎず適度な冷たさがあって安全なのは濡れタオルです。頻繁に交換するのは大変ですが、看病してくれる人がいるならおすすめです。
保冷剤や氷だと冷やしすぎる可能性があります。タオルなどでくるんでいても長い時間あてていると芯まで冷えるので体にはあまりよくありません。自分ごとですが、風邪をひいた時の氷枕が苦手です。すぐに後頭部が冷えすぎて頭痛がしてきます。
逆におすすめではないのは冷えピタなどで冷やす方法です。一人暮らしとかなら簡単で一見良さそうです。でも貼り続けてゼリー状の水分がなくなるまでになってしまうと、剥がすのが苦痛になります。日焼けで敏感になっているので激痛が走りますよ。そんな点からも濡れタオルなのです。
あとアロエのを塗るとか軟膏を塗るとかありますが、民間療法の域を出ないものもあります。専門家の指示がないことは極力避けた方が無難です。思わぬことが痕を残してしまう結果につながらないとも限りません。
日焼けで痛いために歩けないのどの体験
遥か昔に重度の日焼けを体験したことがあります。一人暮らしだったkと、若かったこともあって、病院に行くという選択肢が思い浮かびませんでした。だって日焼けで病院て…。
徹夜明けの仕事で、会社を出て即車へとそのまま拉致られて海に行ったんですわ。実際には水着とか用意してたから”拉致”ではないんだけど。
海に到着して場所を確保したらそのまま寝ちゃったんです。仕事上がりなのは自分だけだったし、荷物番もかねていたから「ま、いっか」的な。当時は一番下っ端でしたしね。で、はっ!と気がつくと夕日なわけです。結局何もせず寝て終わりの海水浴(泳いでねーし)でした。
たしかそのときは日焼け止めも塗らずにバタンキューみたいな感じだったので、当然日焼けをしていました。確かに体中痛かったのですが、みんなでご飯を食べて夜に家まで送ってもらうまでは普通の状態でした。
が
車を降りたら異常に気分が悪く、めまいがしていました。日焼けの痛みもヒドくてまっすぐ歩けないほどになってたし。
家に入った瞬間、まずは荷物を投げ出してトイレに直行です。そして気分が悪くて履いてしまいました。1度だけでなく、2度3度と何度も。まるで下痢が治まらないときのように。
そのあとも体調が悪い状態が続いて眠れませんでした。
- 吐き気で気持ち悪い
- 体中が火照って熱い
- 布団をかけても擦れると痛い
だいたいこんな感じで、濡らしたタオルで体を湿らせて遠くから扇風機の弱風で冷やすといくぶんマシになりました。
でも最悪なのは朝からですよ!
会社には「日焼けがひどくて休みます」なんて言えないじゃないですか。そもそも遊んだ翌日に休むとか遅刻とかをしてはいけないと考えています。だから無理してでも通勤したんですね。
まずはじめに着替えで苦労します。布がすれて痛いのと、全身がパンパンに腫れて下着に足を通すのに苦労しました。なんか騒ぎながら準備をした記憶があります。
通勤も、とうぜん電車は混んでいるので座れません。でも立っているのがつらいのです。いや、そもそも電車待ちで真っ直ぐに立っていられません。1分もしないうちに足に体の重みがかかって痛くなります。
周りからは気づかれないように、足踏みしたり小刻みに体を揺らしたりしてごまかしていました。でも座っても痛いんですよ。ひざから下の皮膚や肉が重力で下がるのが痛い。立ってても座っててもダメ。実は歩いているのが一番痛くないという…。
そんなこんなで約1時間かけて会社についたのですが、さっきも書いたように座っているだけで痛いのです。だからイスをもう1つもってきて両足を投げ出すようにしていました。
下っ端なのでそんな恰好は目をつけられかねませんが、背に腹は代えられません。周りは海に行ったのは知っているので、正直に眠ってしまったために日焼けで痛い耐えられないと告げて許してもらいました。
でもこれ、3日くらい続いたんですよ。さすがに3日目ともなると放置されるうえに視線が冷ややかになっていたたまれません。
吐き気は無いものの、触られると痛い、座っても立っても痛いということで、かなり生活が制限されましたね。
- 90年代で時代が良かった
- 仕事が交代勤務で上司や同僚との上下関係が緩かった
- 休憩時間が長くて自由度が高かった
こんな理由で、仕事を休まずに乗り切ることができました。デスクワークで自分の席から離れるkとができない仕事だったら無理だったと思います。このつらい状態は3日ほど続き、普通の状態に戻るまでに約1週間かかりました。
でもね、こんな状態になったら病院で診てもらった方がより安心なのです。
日焼けで病院に行くなら何科に?
まずね、吐き気がするとか、立っても座っても痛いなんて場合は医者に診てもらった方が良いのです。他にも水ぶくれができたとか、異常かも!?と思ったらとりあえず専門家の意見を聞いてみましょう。
日焼けではないですが、自分は「耳の中に耳アカが落ちたかも、音がする違和感がる」という理由で診てもらって「何もありません。何もすることはありません」と一瞬で診察終了したことがあります。そんなのでもいいんですよ。
まあ日焼けで病院に行っても症状が治まるまで待つしかなく、対象療法的な薬を出してもらう程度でしょうけど。
それでも「寝てるだけ」に比べれば症状が治まるのは早いかもしれないし、痛みを抑えることができるかもしれません。それに自分ではわからないナニカを発見してくれるかもしれません。
このときに診てもらうのは皮膚科です。太陽の熱や紫外線で皮膚を損傷している状態なのですから、言われてみればその通りですよね。
もし他の科での診察が必要かもしれないと不安なら総合病院が無難かもしれません。紫外線アレルギーの心配があるかもしれませんし、整形外科や外科に診てもらった方が良いという人もいるようなので。
でも皮膚科の医者が日焼けの症状には一番のは確かです。何か不安なことがあれば「不安をなくすため」に病院に行くのもありですよ。
さいごに
重度の日焼けをしたときの対処や病院で診察を受ける科について紹介しました。
とにかくまずは、ここに書いたようなヒドい日焼けをしないように紫外線対策をしておくことです。そして日焼けをしたらできることは冷やすことです。
立っているだけで痛くなるほどの日焼けなんて、バカなことはしないでくださいね!ほんとつらいですから。