見えないところにこそ気を使おう!
初めてスーツを着て仕事をする人が結構迷うらしいのがコレ。
「靴下の色はどうしたらいい?」
安心してください。ビジネスファッションの自由度は比較的低いから、たった2パターンしかないんです。すぐに覚えられます。
陽の目を見ることの少ない靴下なんて細かいところにまで気を使えるあなたのことを「仕事ができるヤツ」と(相当な低確率で)一目置かれるかもしれません。
靴下を選ぶときの基本ルール
さっそく結論です。靴下を選ぶには、タイトルにあるように、基本パターンは2つしかありません。
それはこの2つです。
- スーツの同系色
- 靴の同系色
簡単ですね。
さらに言うなら、スーツに合わせておくのが良いでしょう。それは足が長く見える効果があると言われているからです。
大きな鏡で足元を見てみると、そんな気もします。錯覚かもしれないけど、多少なりとも見栄を張りたいじゃないですか!
紺のスーツなら靴下も紺。黒の靴なら靴下も黒。たったこれだけです。
慣れてきたら、別の色が入った柄物にも挑戦してみましょう。でもベースとなる色はスーツか靴の色です。ストライプとか小さい水玉とか、そういう柄が無難です。
基本から逸脱しない程度に少しずつ冒険をしてみるといいですよ。
江戸のおしゃれは見えないところで
新人の若造には縁が薄いかもしれませんが、見ている人はこういう細かいところをちゃんと見ているものです。
仕事関係だと「見落としがちな部分にまで気が廻る人は仕事にも気が廻る」と解釈する方が結構いるんです。特に年配者に。
それによって上司の覚えが良くなったり、お客様から一目置かれたりすることがあるから不思議です。
江戸のころに「見えないところにおしゃれをする」とか「一点豪華主義」みたいなのが流行ったようです。
まあこれは税委託を禁止する奢侈禁止令(しゃしきんしれい)があったためなのでちょっと違うかもしれませんが、江戸の粋にも通じています。
それに日本人のおしゃれの根本的な感覚として理解できる人も多いのではないでしょうか。
おしゃれは足元から
いまでもよく「おしゃれは足元から」と言われます。
そこで靴に気を使っている人は多いですよね。そこでもう一歩すすめて靴下にも気を使うんです。自己満足かもしれません。でも見えないところにおしゃれをするんです。
自分の場合はそこでさらに一歩前にいって素材に気を使っていました。
そして行き着いたのがシルクの靴下です。
光沢があって、スベスベツルツルした肌触りが何とも言えないんです。しかも保温性と通気性に優れているから履き心地も良いんです。
それまでは綿の靴下ばかりでしたが、良い靴や良いスーツを身につけるときは決まってシルクの靴下にしたものです。
自分が愛用していたのはTabioの靴下です。
いまはもうスーツを着ることもないので、シルクの靴下も出番がありません。ヘタってきたし、捨ててたら数が少なくなって残っているのはこれだけです。
もうシルクの艶とかはなくなっているから本来の良さは伝わらないかもですが。
こうやって書いていたら、また欲しくなってきた。礼服用に1本買っておこうかなぁ。