六本木ヒルズで2015年7月18日(土)から開催される「機動戦士ガンダム展」。ファーストガンダムの企画段階での設定資料も見れるそうで、ファンにとっては貴重な機会になりますね!
で、気になったのが宇宙戦艦ヤマトの森雪みたいなセイラさん(?)のラフデザイン…ではなく、アムロ・レイのラフデザインの上に書かれたメモ。ガンダムがいまの人気を得られたかどうかの分岐点だったはず。その歴史のひとつを垣間見ることができます。
「ガンダム」じゃなかったらここまで売れてなかった?
ファーストガンダムを中心にさまざまな企画段階のメモや設定、原画が展示される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」が東京 六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツセンターギャラリーで開催されます。
公式サイト:「機動戦士ガンダム展」THE ART OF GUNDAM
クリエーターの息遣い漂う作品を、光や音、映像を交えた演出で展示し、ガンダムの豊穣な世界にどっぷりと没入することができる空間となっている。
ガンダム展でアムロの原画公開! 限定ガンプラも!! | ニュースウォーカー
ここで公開されているアムロの原画、確かに貴重なものでしょう。でもでも目にとまったのはアムロ自身よりも、その上に書かれていたメモの方でした。
- 主人公・本郷 東(ほんごう あずま?) 15歳
- 機動歩兵ガンボーイ搭乗員
- 日本人と白人の混血
名前がアムロ・レイに改名されてよかった。でも放送初期のイジイジした性格は、引きこもりがちの日本人少年を思わせますね。今風のヲタク(ギークか?)っぽい子と考えれば先見性があったのかも。
そしてなんすか「機動歩兵ガンボーイ」って(笑)コテコテの70年代の子供向けロボットの呼び名だったんですね!
このまま行ってたら、いまほどの人気が出ていたかどうか…作品名は「ガンボーイ」を中心に複数候補があった模様です。
この時点での仮題は「ガンボーイ」(別題: 機動鋼人ガンボーイ、宇宙戦闘団ガンボーイ、フリーダムファイター ガンボーイ)だった。これが当時人気を博したアメリカ映画『コンボイ』から「ガンボイ」に、さらにチャールズ・ブロンソンがテレビCMで流行語にした「う〜ん、マンダム」から「フリーダム」のダムとかけて「ガンダム」という名前が生み出された[4]。
機動戦士ガンダム - Wikipedia
他にも、超絶にダサい”ガンボーイ”の初期デザイン画やシャア・アズナブルのラフデザインも見れます。自身を「若さゆえの過ち」と評したシャアは当時20歳、大人ですね。
流行ものの短縮語は4文字
またWikipediaによれば、富野喜幸氏が命名について「ンのはいった四文字のタイトルの作品は当たる。」と言ったそうです。
これは同意。「ン」が入るかどうかは別にして、流行ものの特徴は4文字に縮められることが多いです。次点で3文字か5文字かな。
今の時代は正式なタイトルを長~くして、4~5文字にまとめるのが流行かな。ラノベ原作のアニメではそれが顕著でしょ?
開催期間は?場所は?
開催期間:7月18日(土)~9月27日(日)
開館時間:10:00~20:00(入館は19:00まで)
開催会場:六本木ヒルズ森タワー52階 森アーツセンターギャラリー
ちょうど夏休みを狙い撃ちしたような開催期間です。子供をダシにして、お父さん世代がターゲットと言わざるを得ないでしょう。いいなあ家族持ちは。
〒106-0032 東京都港区六本木6丁目10−1
六本木ヒルズ森タワー52階 森アーツセンターギャラリー