成人してから自分用のぬいぐるみを買うことはなくなったものの、子供ができてからはぬいぐるみがまた身近な物となりました。
汚れたりへたったりして「さすがにこれは捨てるだろう」というひどいのものも出てきます。
そこで、ふと浮かんだ疑問が「ぬいぐるみって捨てていいの?」でした。
私は自分でぬいぐるみを捨てたことはありません。実母が容赦なく捨てていたような記憶があります。
いざ自分がその立場になると、人形のようにヒトの形をしている物はお寺で処分したほうがいいと聞いたこともあり、どうしようかと思ってしまうのです。
特に子どもが大事にしていたもの、思い入れの強いものほど悩みます。
ぬいぐるみを処分する方法はいくつかあります。あなたならどれを選びますか?
ぬいぐるみは神社やお寺に送って処分してもらうべき?
人形供養と言って、思い入れのある人形を神社やお寺などで供養してもらうことができます。
どこでも受け入れているわけではなく、人形供養を行っている神社ないしお寺でしか受け付けてもらえません。
そして、ぬいぐるもも同じく人形供養してもらうことが可能です。
ただし、それは思い入れのあるぬいぐるみの話です。
どうしても捨てられない、思い出がたくさんある、というような手放しがたい大切なぬいぐるみであれば検討してみてもいいでしょう。
処分しようとは考えているけれど特別な思い入れがあるわけではない場合、わざわざ人形供養に出す必要はありません。
特に思い入れがないなら、ぬいぐるみはただの物。ただの物であれば、供養ではなく処分を考えることになります。
ぬいぐるみをゴミとして捨てるのってどうなの?
ぬいぐるみを供養するのではなく処分するとなったら、どのように処分するのかという話になります。実にシンプルな話で、ゴミとして捨てるだけです。
ゴミはゴミでも何ゴミになるのか、分別に悩みますよね。
住んでいる市のゴミ関連の部署に問い合わせたところ「布と綿なので家庭ゴミです」との回答がありました。いわゆる燃やせるゴミです。
いや、それはそうなのですが、ぬいぐるみをゴミに出すのはなんとなく気が引けます。とはいえ、ゴミの分別にぬいぐるみという項目は存在しないのが現実です。
そこで特に思い入れのないぬいぐるみは、他のゴミを一切入れずにぬいぐるみだけを新品の袋に入れて少量の塩と共にゴミの日に出しました。
塩を入れたのは私の気分的な問題で、人の形をしたものや人が映っている写真などは捨てづらいからです。
状態の良いぬいぐるみなら寄付という手もある
ゴミとして出したのは汚れがついているような、状態の悪いぬいぐるみばかりでした。
子供の好きにさせていた物なので小さいころはかじったりもしていましたし、決してきれいとは言い難い上、綿がすでに寄っていて洗濯もままならないようなぬいぐるみがほとんど。
そうではなく、状態が良く、なまじ良いだけにゴミとして処分するのがためらわれるのであれば、寄付という手もあります。
お住まいの地域の保育園や幼稚園に問い合わせると寄付できるか否かがわかります。バザーに出す物品を募っている園もあります。
さいごに
いまなら、メルカリとかに出品してみるのも良いかもしれませんね。
引き続き誰かに大事にしてもらえるし、ちょっとしたお小遣いにもなります。それなりの金額なら、それを元手に新しいものを買ってあげるのも良いでしょう。
なお子供が大事にしている思い入れの強いぬいぐるみは、汚いからからといって私はゴミに出して処分しません。
そういうぬいぐるみはどんなにへたっていても洗濯するなどして、別の処分方法をとることを検討します。
個人的に、塩を入れても思い入れを浄化できるとは思えないからです。