生活

水道の水に触れると静電気がビリっとくる対策で有効なのは?

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冬場になると静電気に悩ませれます。ドアノブに触れたり人と握手するときなんかにもバチッとくるのはあたりまえです。

それでころか金属だけでなく、トイレが終わって手を洗うときに蛇口の金属に触れない自動で水が出る水道でも水に触れるとビリっときます。静電気防止で水で手を洗うって対策があるけど、そもそも手を洗おうとして静電気に悩まされるんですが。

水を触っても静電気ってあり得るんですか?
また、どうすれば手を洗うときの静電気に悩まされなくてすむのでしょうか。

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水道の水でも静電気っておきる?

結論から言えば、水道水で静電気は起きません。
水と水道管がこすれた摩擦によって電気が起きるという話を聞いたことがありますが、人の身体に溜まった静電気の方が問題です。

つまり金属に触れてビリっとくるのも水道水に触れてバチッとするのも、あなたの身体に溜まった静電気が触れた物から外に放電されるために起きる現象です。これは人間の体に溜まった静電気が、水道から出た水を通して水道管の蛇口の金属に触れることが原因です。

特に、放電されるのが指先のように一点に集中しているところだと電気の刺激を強く感じるのです。

水道の水や水道管or蛇口などに溜まった静電気があなたに流れたのではありません。が、もし何かが原因で漏電していることも考えられます。特定のものに触れたときだけ電気を感じるようであれば業者に調べてもらうなども考慮した方が良いかもしれません。

…とここまで書いていて気がついたことがあります。水って電気を通すんでしたっけ?

水って電気を通すんだっけ?

水にぬれた手で触れると感電するというのはドラマやマンガでもよく出てきますし、自分自身も危険だからと注意されたことがあります。

また逆に、静電気を防止する対策として手を濡らすというのも一般的に知られていることです。お互いに矛盾していることを言っているようで頭が混乱してきました。実際のところはどうなのか、わかりますか?

実は科学の実験などで使われるような水は電気を通しません。正確には「純水は電気を通しにくい」と表現した方が良いでしょうか。

我々のような一般人には、ノンアルコール飲料と同じような考え方をしておくのが無難です。ノンアルコールビールはアルコール度数が1%未満なので食品衛生法の分類ではアルコールのない飲み物、つまり「清涼飲料水」になります。

これと同じように、科学の分野で使われる純水は電気を通す物質が極めて少ないために「電気を通さない」と表現されます。

そう。電気を通すのは水ではなく、水の中に存在する物質なのです。

わかりやすいところで水道水に含まれる「電気を通す物質」には塩素(正しくは次亜塩素酸ナトリウムかな。消毒に使われてる)があります。また様々なミネラル成分もあります。そして残念なことに微生物を含む何かしらの生物の死骸もあり得ます。

このことから水道水は「電気を通さない純水」ではありません。つまりトイレの手洗いで使う水も含めて水道水は電気を通すと考えた方が正しいと言えるでしょう。

だから水道から出た水に触れると静電気でバチッとするし、濡れた手で電気プラグをコンセントに抜き差ししようとすると感電の可能性があるわけです。

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水道でおきる静電気の対策は?

身体に静電気を溜めないというのが根本的な対策になります。常に素足で生活していればそれだけで床から放電されるので静電気に悩まさられることは無くなるでしょう。

全面に絨毯が敷き詰められている高級住宅に住んでいるとか、衣服や髪の毛に帯電していればゼロとは言い切れないかもですが。

いずれにしても温かい季節の自宅ならまだしも、寒い冬や外出先では身体の静電気が必ず放電されているとは言えません。

そんなときに知っておきたい知識は「手のひらで何かに触れる」ということです。余りに普通すぎて拍子抜けですか?手のひらというのがポイントの1つ。もう一つは10秒ほど触れたままにしてみるということです。

先ほども書きましたが恐る恐る指先で触れようとするから放電が一カ所に集中して起きるのです。手のひらでビタっと触れば分散されるので痛くありません。触れるタイミングによってバチッと音がしてびっくりすることはあるかも。

あと「一瞬触れれば放電される」みたいにいう人もいるのですが、しっかり放電するには少なくとも5秒は触っておきたいところです。壁に手を点いたまま水に触れてもいいくらいです。

触れる対象はゴムなどの電気を通さないものでなければ何でも構いません。壁や柱、トイレなら鏡とか。どうせ手を洗うのだから触るところが多少汚れていても静電気で痛い思いをするよりいいでしょ?(だめ?)

さいごに

水道水と静電気について書いてみました。結局は自分の中にある静電気を逃がす必要があるので帯電しやすい体質の人にとっては参考にならなかったかもしれませんね。

でも「なぜそうなるのか」を知っていると自分で工夫も対処もできるようになります。少なくとも可能性が広がります。

放電するために触る対象は金属に限りません。木でもガラスでも、電気を少しでも通すものなら触る時間を長くする。たったこれだけで静電気に悩まされずにすむかもしれないのであれば、希望が出てくると思いませんか?

うっかり忘れてしまうこともありますが、自分は何かに触れながら片手で水道の水に触れるようにしたら静電気に悩まされることは少なくなりました。

お試しあれ。

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