買ってきたバターを入れるためのバターケース。その材質を気にした方が良いことを「ある失敗」で気づかされました。
銀紙をとらずに使っている人も多いかと思いますが、はがしてからバターケースを使っている人は自分と同じ失敗を繰り返さないように気を付けてほしいものです。
そしてバターケースの材質に適したもの、選び方で注意した方が良いことなどを紹介します。気になる人はタイミングを見て買い替えも検討してみてはどうでしょうか。
バターケースの選び方で見落としがちなこと
バターの保管には、もともと包まれている銀紙をそのまま使うのが最適だということを「毎回イライラさせられるバターを包む銀紙には意味があった」で書きました。銀紙をはがして移し替えるのがめんどうでバターケースを使っていない人もいることでしょう。
でも、もしバターケースに移し替えて使いたいのなら銀紙をはがすと思うので、銀紙の大事な役割をもう一度復習して、本当にバターケースが必要なのかを考えておきましょう。銀紙にはこの3つの役割があります。
- 酸化を防ぐ
- 乾燥を防ぐ
- 臭い移りを防ぐ
バターケースに移し替えるときに銀紙をはがすと、その瞬間から劣化していきます。バターも鮮度が良い方が香りも良いので、できるだけ時間を空けずに使い切った方が良いのは間違いありません。
バターケースで第一に考えたいのが密閉できるかどうかです。銀紙を剥いて裸の状態ではあまりにも無防備です。せめて密閉できるものであれば劣化の時間稼ぎになります。
さて今回この記事で「見落としがちなこと」として書いておきたいのが、バターケースの素材選びについてです。
バターケースなんて、100均でも買えるものなので重要だと思われていないかもしれません。最低限、上に書いた3つのためにタッパーのような密閉されているものは手に入るでしょう。
ところが今回は洗い方に失敗したことでバターケースをダメにしてしまいました。そこでプラスチック製ではない素材でできたものを選んだ方が良いのではないかと思うようになったのです。
バターケースの洗い方で失敗してこうなった
その考えをするようになった「ある失敗」とは、洗い方です。
新しいバターを入れるときに「年末だし、バターケースも洗ってやるか」などと思ったのが運の尽き。バター(脂)まみれのケースをどうやって洗おうかと考えました。
スポンジでこすったら一発でドロドロになってしまいます。そこでお湯を使えばいいのではないかと思ったんですね。洗い物をするときも水よりもお湯を使った方が油切れが良いので。
で、たまたま電気ケトルに沸いていたお湯をかけたら予想通りにきれいになりました。
その結果がこれ。きれいでしょ?でも何かがおかしい…。
何がおかしいかというと、バターナイフが入らなくなりました。そう、お湯で縮んでしまったのです!
バターケースの材質には木製が良い理由
このことからバターケースを洗うことも考えたら熱に強い素材の方が良いという結論になりました。
たとえば熱に強いガラス製や陶器なら縮むことはありません。見た目にもおしゃれなものが多くあります。ただし問題は割れやすさですね。小さなお子さんがいるならテーブルから落としたら割れてしまうので購入は躊躇するところでしょう。
そこで良いなと思う素材として、木製のバターケースがあります。予約待ちでなかなか買えない三谷のような高級品でなくてもいいんです。気密性の高いタイプもありますので、選び方を間違えなければ大丈夫です。
普段の手入れなら、つまようじなどで詰まったバターを取り除いたりキッチンペーパーで拭いたりします。しっかり洗うなら、やはりお湯できれいに洗い流すのが良いかと思います。
ただしそのあとしっかり乾燥させないと、中でカビが生える可能性が出てきます。
また、天然素材なので乾燥させすぎても良くありません。年単位で使い込んでいればバターの脂分がしみこんで良い具合(エイジング?)になりますが、カサカサになってしまったらオリーブオイルなどを少量塗ってあげると良いでしょう。余分はペーパーで拭き取ります。
他にも木製バターケースだと固くなりにくいので、パンに塗るためのバターを入れるのに使う人もいます。
さいごに
プラスチックやガラスとは違った風合いが出るのも天然素材の良いところですね。革製品といい、やっぱ好きですわ、天然素材。
もしバターケースを新しく買う場合には、ぜひその素材にも目を向けてあげてください。なかなか壊れるものではないので、こういうものこそ安物を選ばずに高品質なものを選びます。
そして手入れをして大事に長く使うようにすると生活にも潤いが出てきますよ。