チアシードには、ホワイトとブラックがあります。前々から「ホワイトチアシードはどうなの?」と疑問に思っていました。再購入のついでです、調べてみましょう。
すると…価格は高いが「ホワイトの方が栄養価が高くて膨張率が良い」と、ホワイトをすすめている人がたくさんいました。具体的に違いを比べてみれば「そんなに気にするほど大きな違いかな?」というのが正直な感想です。
ホワイトチアシードを選ぶ理由とは?
ほぼ一年前に購入した250gのブラックチアシードをやっと食べきりました。購入後は半年以上も放置していたので、実際には3ヶ月くらいです。
栄養素の量を比べてみると…
よく「ホワイトチアシードの方が栄養価が高い」といわれます。本当でしょうか?その根拠としてよく使われるのが、この栄養成分のデータです。通知の高い方を赤く、(意味があるかはわかりませんが)それぞれの数値の合計を出してみました。
種類 | αリノレン酸 (%) | リノール酸 (%) | オレイン酸 (%) | ステアリン酸 (%) | パルミチン酸 (%) | 脂質 (%) | たんぱく質 (%) | 合計 (%) |
ホワイト | 64.30 | 17.40 | 6.80 | 3.30 | 6.70 | 31.80 | 14.20 | 144.50 |
ブラック | 63.30 | 17.30 | 7.00 | 3.70 | 6.70 | 31.20 | 15.60 | 144.80 |
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どうでしょうか?栄養素の高いものは、それぞれ3項目ずつで引き分けです。栄養成分の総量はブラックの方が高くなっています。ただしその差は1%未満。
また、こちらは英文ですがチアシードのことがしっかり調べてある良い記事です。英文だし、ちょっと長い記事ですが、Google翻訳で十分理解できました。
基本的には「チアシードはすごいよ!」な記事です。
美容やダイエットの目的でチアシードを食べる人が多いかもしれませんが、心臓病のリスクを低下させる可能性があるとか、骨の健康を促進するのに役立つなどの面でも期待できると書かれています。
チアシードは若い世代に食べられているように思います。でも心臓病とか骨の健康とか、ちょっと健康に不安を感じ始める年代には気になる言葉でもありますよね。
サプリメントを飲むよりもよっぽど健康的な気がしますし、見た目以外にはクセは少ないです。お母さんへ「いつまでも元気でいてね」なんて、プレゼントをしてみてはどうでしょうか。
チアシードの膨張率を白と黒で比べてみると…
ブラックチアシードの膨張率が10倍なのに対して、ホワイトチアシードの膨張率は14倍といわれています。ホワイトチアシードの方が量が増えるのでお得感があるように感じますね。少ない量で黒よりも満腹感が得られるので多少高いのも納得できますか?
グラム数で比べてみましょう。チアシードは、1日に大さじ1杯程度が目安です。単純に計算してみるとこうなります。
ブラックチアシード 15g × 10 = 150g
ホワイトチアシード 15g × 14 = 210g
その差は60g。ごはんで考えると、ブラックは茶碗1杯、おにぎり1個分くらい。ホワイトは大盛りごはんと考えればよさそうです。
ブラックチアシードは見た目がよくない
ホワイトチアシードを選ぶ決定的な要素、それは色でしょう。「カエルのたまごみたいでキモい」そんな風に見えてしまうなら、白い方を買ってみるのも良いかもしれません。
ヨーグルトの白さにチアシードの黒は目立ちます。こういうときはホワイトチアシードの方が良いと思う人もいるでしょう。ゴマも白ゴマと黒ゴマがあって、料理によって使い分けたりしますよね。栄養素の多い少ないを気にするよりも使い分けではないでしょうか。
どっちを選ぶ?
2種類のチアシードを比較して「どっちも大して変わらないなー」という印象でした。「ちょっとでも良いものを」と考えればホワイトの方なのかもしれません。でも自分の場合は「品質が同じで安いもの」と考えて価格をとります。
スーパーでは特売を狙うのに、なぜチアシードは高い方を選ぶのでしょうか?ブラックかホワイトかで悩むなら、価格が安いブラックの方で農薬とかオーガニックとかを気にします。
あなたならブラックとホワイト、どっちのチアシードにしますか?
参考:
The Astounding Benefits of Chia Seeds (英文)
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