家族みんなが大好きなすき焼きは、わが家でもごちそうです。
誰かの誕生日の時なんかはいつもは買わないちょっと高いお肉を買って、野菜と一緒にぐつぐつと煮込んで…。
さあ、食べよう!と美味しそうなお肉を味わってみると…「お肉、ちょっと硬い?」。
そうなんです。
すき焼きの時ちょっと不満なのが、お肉が硬くなってしまう事。
でもお店で食べるすき焼きのお肉は硬くないんですよね。もともとお肉が違う?それとも何か秘訣が?
あんな風に柔らかいお肉にする方法って何かあるんでしょうか?
高級店並みとは言いませんが、「柔らかくて甘~い!」と大好評!わが家で定番になった方法を教えちゃいますね!
すき焼きのお肉が硬くなる原因は?
実は、すき焼きのお肉が硬くなるのを防ぐのは簡単!それは「長く煮すぎない」それだけです。
それがわかったのはTVで見たグルメ番組。老舗のすき焼きが美味しい料亭が特集されていて、お肉はとっても柔らかそうだったんですね。
私もすき焼きをする時はすき焼き用の同じような薄切りのお肉を使っているのに、どうして硬くなるんだろう?と思いよく見ていると気づきました。
お店では、お肉はサッと煮ただけで火が通ったらすぐ食べています。
すき焼きを煮る時、私はいつも野菜を煮込む時にお肉も一緒に入れて味付けをし、ぐつぐつと煮込んでいました。
長い時間煮込むと野菜はトロトロになって美味しいけど、お肉は硬くなってしまうんですね。
代表的なところで関東風に関西風、それ以外にもすき焼きの流儀ってたくさんありますが、お肉が硬くならないように我が家ならではの割方を試行錯誤しました。
その結果、こんな風になりました。
- 先に野菜を煮込み味付けをする
- お鍋に美味しいお出汁が出来たら、そのお出汁でお肉を煮る
- ただし、しゃぶしゃぶのようにサッと煮て、色が変わったら食べる
つまり「すき焼き風しゃぶしゃぶ」かな?
でね、食べてみたんです。そしたら、お肉が口の中でとろけるように甘くて柔らかい!とっても美味しかったんです♪
初めて、いいお肉を買ってよかった!って思えたかも。
それから我が家では、お肉をサッと煮る「すき焼き風しゃぶしゃぶ」方式で食べるようになりました。
お肉の旨味が足りないと感じたら?
すき焼きのお肉は火が通ったらすぐ食べると柔らかいという事がわかりました。
でも、そうするとお出汁にお肉のうまみがあまり溶け込まず、他の具材のおいしさが減ってしまうんじゃ…と心配になってきました。
ぐつぐつ長く煮た時はお肉は硬いですが、白菜や豆腐にとっても美味しい味が付きます。
お肉は硬くしたくないけどうまみはしっかり出したい!
そんな時は、野菜を煮る時にダシ用のお肉を少し一緒に入れてしっかり煮れば、旨味がたっぷり出て野菜にしみこみます。
そして、新しいお肉を煮る時はサッと火を通すだけにすれば、柔らかいまま。こうすれば、柔らかいお肉とうまみたっぷりの野菜、両方楽しめますよ!
食中毒が心配なら?
サッと煮るだけにすればお肉が柔らかいまま食べられるのはわかったけど、小さな子供と食べる時は食中毒なども気になります。
しっかり煮込みたいけど硬いのはイヤ!
でもお腹壊すのもイヤ!
という時は、できるだけ硬くなりにくいお肉を選びましょう。
お肉を買う時に私はいつも「すき焼き用」と書かれたものを選んでいます。でも、同じ「すき焼き用」でもパックによって赤身が多めだったり、脂が多かったり色々です。
すき焼きにした時お肉が柔らかくなるのは、もちろん脂がきれいに赤身の間に入った霜降りになっているもの。見つけたら迷わず選びましょう!
高級肉じゃなくても、よく見るとそういうのがあるんですよ。
さいごに
すき焼きのお肉は、長く煮込まずサッと煮て火が通ったらすぐ食べると柔らかいです。
お肉のうまみを他の具材にしみこませたい時は、他の具材と一緒に少しお肉を入れて、そのお肉は「ダシ用」と割り切って、新しいお肉はサッと煮て食べましょう。
すき焼きの時はちょっといいお肉を使うから「ダシ用にするのがもったいない…」という時は、ダシ用だけ安いお肉を使ってもうまみはしっかり出ますよ!
ダシ用は赤身多めにすると脂っこくならずうまみだけが出ます。
そして、サッと煮て食べる用のお肉は霜降りがきれいなものを選んでくださいね。霜降りならサッと煮ただけでは心配な時、しっかり煮ても硬くなりにくいですから。
少しの工夫で劇的に変わったわが家のすき焼き。
家族みんなで「お店みたい!」と喜んで食べています!