お風呂は心の洗濯です。
ここでいう「お風呂が嫌い」は広い意味で、シャワーどころか、体洗うこともイヤというお話です。そんな人が一定数いるのも現実。
嫌いとは言っても社会生活をするなら身体を洗わないわけにもいきませんよね。お風呂が嫌いな人は、どうやって折り合いをつけているのでしょうか。
お風呂は楽しい!
お風呂が嫌いな人の克服法は、大きく分けると次のようになります。
- 短時間で終わらせる
- お風呂を楽しい場所にする
- 暇つぶしを持ち込む
短時間で終わらせる派は、短い間でもお湯につかる人とシャワーだけの人がいます。
ちなみに自分はシャワーだけの派閥で、介護の仕事がある日に毎朝15分ほどで終了です。仕事の無い日は…入ったり入らなかったりですね。
個人的な話はさておいて…嫌いなお風呂でも入るために「お風呂に入るのが楽しい♪」と思える場所にするパターンが多いです。
音楽を聴く&歌う
お風呂用のBluetoothスピーカーを持ち込めば、お気に入りの楽曲を楽しむことができます。防水がしっかりしていればスマホを持ち込んでも良いですね。
お風呂に入りながらだと歌が上手に歌える気がしますよね?
身体が温まってリラックスした状態なので、適した環境です。好きな曲を覚えるためにお風呂を活用してみてはいかがでしょうか。
お風呂用のプレイリストを作って「これが終わったら出る」とするのも良いですね。
読書をする
以前にジップロックにiPadやKindleを入れて、お風呂で読書するのが一部で流行ったことがありました。最近は防水がしっかりしているので、やっている人はもっと増えたかもしれませんね。
それよりさらに昔になると、紙の本をお風呂に持ち込んで読んだ猛者もいるそうです。
読書時間が取れないとお嘆きのあなた、お風呂を読書タイムに当ててみてはいかがでしょうか。
テレビを見る(ネット番組を含む)
読書と同じくらいに時間がつぶせそうなのがテレビです。
TVerもありますし、お風呂でテレビが見れるようになると、よくある「この番組が終わったらお風呂入る」という言い訳ができなくなります。
いまはNetflixやYouTubeなどの動画配信サービスも多数ありますから、お湯の中でボーっとしているヒマなだけの時間を作る方が難しいかもしれません。
ラジオを聞く
お風呂ではボーっとしてリラックス状態になりたい人もいますよね。そんな人にはテレビよりラジオの方が適しています。
湯船の中で目を閉じて、ゆったりしながらラジオを聴くのも良いものです。スマホがお風呂に持ち込めるなら、radikoがありますからすぐにでもできますね。
お風呂に入るタイミングを見直す
お風呂に入るタイミングはいつですか?夕食が終わった後とか、ちょっとくつろいでから、などの人が多いのではないでしょうか。
お風呂が嫌いな人が克服した生活習慣を参考にしてみると、今までのお風呂に入る時間帯を変えたら改善したという人は少なくありません。
帰宅直後にお風呂へ直行する
疲れて帰ってきてひと休み、テレビを見たり食事をした後に「さあ、お風呂はいろ」はハードルが高いですよね。
そのために有効なのは、帰宅したら落ち着く前にお風呂に直行する、です。
帰宅直後は体中に花粉が付いているかもしれません。
靴の中が蒸れて靴下が汗まみれ、異臭を放っているかもしれません。
そんな状態を放置して家の中に入り、動き回るのは不衛生だと思いませんか?
また今の時期であればコロナの関係で、家の中はきれいに保っておきたいという気持ちが強く働いたりするのではないでしょうか。
ちょっと潔癖っぽい感じにも思えますが、このような心理を上手に利用してお風呂に入るタイミングを変えてみましょう。
「好き」「嫌い」ではなくルーティンとしてしまうのです。烏の行水、ササっと流して終わり。
朝起きてから熱めのシャワーで目覚める
寝起きの寝ぐせを直す意味も込めて、自分は朝にシャワー派です。
もともとは夏の寝汗を落としてきれいな身体で出勤するところから始まりました。それに夜は面倒になることが多いので。
冷凍したお弁当用のご飯を温めながらとか、効率よく時間を使いながら短時間でシャワーを浴びます。
お風呂の入浴法としても、夜はリラックス効果を期待してぬるめのお湯に時間をかけて入ると良いですし、朝は熱めのお湯で短時間で済ませるとシャキっと目が覚めるなど使い分けができます。
朝ゆっくり湯船に入ってしまうと副交感神経が働いて、仕事に行く気が無くなってしまうかもしれません。短時間で終わらせる言い訳科学的根拠に基づく理由ができるので好都合じゃないですか。
お風呂は毎日はいるものだと誰が言った?
そう、お風呂に毎日入るのは日本人くらいです(適当)
1日おきでも問題ありませんし、シャンプーなどは毎日すると頭皮が荒れるとかいう節もあります。
自分は2031年3月から湯シャンを始めています。これから夏に向かって続くかわかりませんが、かゆみはありませんし、生活に支障はありません。
身体はボディシャンプーで洗っています。介護の仕事は汗をかきます。皮脂でヌルヌルした身体も気持ち悪いです。休みの日はお湯で流すだけの時が多いですね。
外国人がキツめの香水を使用するのは「毎日はお風呂に入らないから体臭をごまかすため」と昔聞いたことがあります。
真偽のほどはわかりませんが、毎日お風呂に入る日本人の習慣にカルチャーショックを受ける人がいることは間違いありません。
だから、お風呂が嫌いなら毎日入ろう、毎日洗おうと思わなくても良いのです。
絶対夜に入るor絶対朝に入るなどと決めつける事もありません。いつ入ったっていいじゃないですか。今日入らなくたって良いじゃないですか。
そんな風に考えればお風呂へのハードルが下がります。
はっきり言うことも優しさ
お風呂が嫌いで入らない家族がいる場合は、はっきり「におうよ」と言ってあげるのも愛情です。
体臭がするようなら教えてもらうように頼んでみてはいかがでしょうか。他人には恥ずかしくてお願いできないようなことも、できてしまうのが家族です。
周りに迷惑がかかるレベルまできたら「そろそろお風呂入るか」という気持ちにもなると思うのです。頼れる人がいるなら、甘えてしまいましょう。
病気の可能性を疑ってみる
心身ともに疲れ切っていたり、うつなどの病気が原因で、いくら頑張ってもソノ気にならないこともあります。
お風呂って意外に体力を消耗します。そんな場合は無理して入浴はしない方が良いです。
一人でお風呂に入っていると孤独感が襲ってきたり、いろいろなことが頭に浮かんできて、苦痛の方が強くなることもあります。
また極度の低血圧な人も長風呂は危険なため、お風呂を避けている場合があるようです。自身のことを思えば、お風呂でリラックスというより清潔を保つことをメインにした入り方が良いと思います。
体臭がどうしても気になるようなら、洗わないシャンプーとかもありますし、清拭で済ませても良いと思うのです。
さいごに
在宅ワークなどで周囲の人に迷惑をかけないのであれば、ムリして毎日入る必要はありません。
それでも清潔にしなくてはいけない時もあります。そんなときは、ここで紹介した方法を参考にしてお風呂タイムを楽しめるようになってもらえたらなと思います。
ここまで書いてみて、スマホかタブレットがあればだいたいできることに気が付きました。お風呂用にタブレットを検討してみてはいかがでしょう。
お金をかけると「元を取らなきゃ」と使うためにお風呂に入る原動力になるかもしれません。