子供が大きくなって飾らなくなった鯉のぼりは、捨てるには気が引けるといませんか?多くの人があなたと同じ考えで、寄付できるところを探しています。
細かいところを探せば結構いろいろなところで受け付けているんですよ。いくつかの角度から「こんなところで鯉のぼりの寄付を募集しているのか!」のきっかけを紹介します。
こいのぼりを寄付できるところは?
こいのぼりを捨てる以外の手段を「鯉のぼりの処分は捨てる以外に寄付も現金化もできる」で紹介したところ、オークションなどで売るよりも「寄付したい」という声が多く見られました。そこで改めてこいのぼりを募集しているところをピックアップしました。
とは言っても、網羅するには膨大です。ここでは「こういうところでも募集していますよ」というきっかけになりそうなところを3つ紹介します。
1つ目は、久里浜商店街で「ポピーフェスタ」で掲げる鯉のぼりを募集しています。小型のものは商店街で、大型のものは横須賀にある「くりはま花の国」のポピーフェスタで、第二の人生が待っています。
送り先は久里浜商店会です。着払いで費用もかかりません。
〒239-0831 横須賀市久里浜4-8-15 久里浜商店会宛
久里浜商店会事務所
電話:046-834-5488
くりはま花の国では、春のポピーと秋のコスモスを楽しむことができます。
2つ目は、千葉市が「昭和の森公園」で掲げる鯉のぼりを募集しています。毎年5月に約50匹のこいのぼりが飾られます。年々傷みが生じているとのことで、眠っている鯉のぼりがあれば、寄贈してほしいそうです。
寄付の方法は2つです。
・昭和の森公園の事務所まで持参する
・宅配便で送る(元払い)
こちらは着払いができません。昭和の森公園に遊びに行ったついでに寄付をすれば「ここに飾られるんだな」と実感できます。一度、実際に大空を泳いでいる姿を確かめてからというのも良いでしょう。
〒267-0061 千葉市緑区土気町22
緑公園緑地事務所
電話:043-294-2884
3つ目は、大阪のNPO法人 夢の会で「鯉のぼりあげ活動」に使うこいのぼりを募集しています。
メンバーはボランティアのため、事務局に常駐している人はいないそうです。こういう小規模なところだと、あなたの寄付が活動に直接役立ったと実感できるでしょう。お住いの地域でこのような団体を見つけることができれば、思い入れも強くなることでしょう。
事務局には常駐している人がいないので、電話よりもメールでの問い合わせをおすすめします。こちらも元払いでの寄付になります。
〒584-0069大阪府富田林市錦織東2-12-8
NPO法人 夢の会 事務局
メール:npoyume@yahoo.co.jp
電話:0721-25-2728
このほかにも、養護施設などのボランティア活動で鯉のぼりやバザーの品を募集していることがあります。アンテナをちょっと敏感にすれば、このような情報を手に入れることができますよ。
こいのぼりの洗濯方法は?
使わなくなった服などをリサイクル、オークション、フリーマーケットに出すときと同じように、汚いままのこいのぼりを寄付するというのは気が引けるものです…よね?
気持ちの問題ですが、できれば目立った汚れくらいは落とした方が気持ち良く寄付ができるでしょう。
毎年飾っていたなら知っているとは思いますが、こいのぼりの洗い方を復習しておきます。鯉の口輪が壊れてしまったりするので、間違っても洗濯機では洗いません。
基本は洗剤を使わずに手洗いです。場合によってはおしゃれ着用中性洗剤を使います。汚れがひどいときは浴槽で30分ほど漬け置きするのも良いでしょう。金粉が使われているなら、こすり洗いも控えた方が良いですね。
洗い終わったら脱水せずに軽く絞って干して乾かしましょう。あ、カーテンと一緒ですね。
洗濯機で洗ったり、ドライクリーニングに出したりすると破損する危険性があります。せっかく寄付をするのに壊れたら意味がありません。長年一緒にいた鯉のぼりです。最後は優しく洗ってお別れしましょう。
こいのぼりは何歳まで飾るもの?
もしかしたら「子供も大きくなったけど、いつまで飾り続けるの?」なんて思っていますか?
こいのぼりや鎧兜は、「何歳まで飾らなくてはいけない」という決まりはありません。逆に言えば、いろいろな説があるので混乱してしまうとも言えますね。
早いと7歳までと言われています。また「成人したら」ということで20歳まで飾っていたという話もあります。実際の声で多いのは「小学3年生~4年生頃まで~小学校を卒業まで飾っていた」です。
兄弟がいればそれだけ長く飾ることになりますが、いつかは飾らなくなります。鯉のぼりや鎧兜はあまり子や孫に譲るという話を聞きませんので、押し入れの奥底に片付けられるのは決まったようなものです。
だったら、飾らなくなったのを機会に寄付をするというのはどうでしょうかね。すぐには無理なら高校生くらいになってから「あんたが子供のころに飾っていた鯉のぼりを寄付しようと思うんだけど…」と話してみましょう。
よほどの思い入れがなければ反対はしないでしょう。
さいごに
もし鯉のぼりの処分に困っている、寄付できるのはどんなところなのかがわからないときの参考にしてください。手っ取り早いのは、役所に行って相談することです。地域密着の情報を教えてくれるでしょう。
この記事が鯉のぼりを寄付できる場所を探すきっかけになれば幸いです。