家事

タンスにしまった服がカビ臭いのは除去や防止はできるの?

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衣替えでタンスや押し入れから出してきた洋服ってカビ臭いというか何か独特なにおいがしませんか?なんというか古着のにおい…そうそうオークションや古着屋で買った服も同じニオイしますよね~。

洗濯だけでは取れないアノにおい、こうすれば除去や防止ができます。次のオフシーズンに向けて、服ににおいが付きにくくする方法ととともに紹介しましょう。

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タンスにしまった服がカビ臭いのはなぜ?

使わずに長くしまい込んでいると、洋服は臭くなってしまいます。タイトルにあげたカビだけでなく、いろいろな原因で独特なにおいになります。

衣替えで去年着ていたものから、子供が小さかった頃に着ていたもの、お母さんがバブル時代に着ていたもの…タンスや押し入れには発掘されるのを待っている洋服たちが眠っているのではありませんか?

その多くが共通する「アノにおい」を発しています。あの何ともいえない匂い(きれいに表現すれば懐かしい?)のもとは、こんなものでできています。

  • カビ
  • 衣服にこびりついた皮脂や汗
  • 防虫剤
  • ダニなど害虫の死骸
  • 家具の中に入り込んだほこり
  • 家具の中に溜まった湿気

1度ついてしまうと繊維の奥まで染み込んでしまってなかなか取れないものもあります。そのためには臭いがつきにくいような対策をしなくてはいけません。

この記事では特にカビについて書いていますが共通する部分も多くあります。「うちのはカビじゃないから」と思わずに参考にしてみてください。

服がカビ臭いのを除去する方法は?

洋服がカビる原因は湿気です。衣替えでしまい込むのが数か月といっても風通しの悪い環境なわけで、適度な湿気があればカビにとっては天国です。

もし衣服にカビがついてしまったら、カビ臭いにおいを取るにはどうしたらよいでしょうか?

一番シンプルなのは天日干しです。洗濯した後に風通しの良いところで干せば直射日光の殺菌効果と自然の風に吹かれることでカビのにおいは軽減され、おひさまのにおいがします。

でもこれはカビ自体がなくなるわけではないし、この程度では消せないパターンは少なくありません。

そこで次に効果的なのは漂白剤。白い物なら塩素系、色柄物なら酸素系漂白剤で漂白しつつ消臭することができます。

40℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を入れて、カビ臭い洋服を漬け置きするのです。冷たい水よりも漂白剤の効果が高まります。ただし塩素系漂白剤をお湯に入れると有害な物質が発生するので絶対にやらないようにしましょう。

あれ?これどこかで似たようなことを書いたなと思ったら「わきがの服のにおい消しのやり方とにおいが移るのを防ぐ方法」でした。

あとこちらには書きませんでしたが、重曹も消臭効果があります。以前は自分もよく利用していましたが、使用する量には諸説あります。洗濯機1回に1カップくらいとか、15g(大さじ1)くらいとか。

重曹はそれほど高価なものではないし、多く入れてもちゃんとすすぎをすれば大丈夫です。効果に不安があるなら、多めに入れておけばよいのではないでしょうか(適当?)

漬け置きしてから通常の洗濯、そして風通しの良いところで天日干ししてしっかり乾かすことが重要です。洗剤カスや湿気が残っているとカビがまた繁殖しますよ。

そういう意味では、洗浄力が高いからといって粉末洗剤を使うよりも液体洗剤の方がすすぎ残しをしにくいので安心かもしれません。

他にはクリーニングで水洗いしてもらう手もありますが、お金がかかる割には効果がないとか、お店で「臭いは消えませんよ」と先に言われることがあるらしいです。

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服にカビがつくのを防止するには?

服にカビのにおいを付けないようにするためには、湿気を寄せ付けないことです。カビ菌をなくすことはできません。だからできるだけ菌を寄せ付けない、繁殖しないように注意することです。

土用干しで湿気を払う

そのためにしまい込んだ衣類も年数回は陰干しをするのが理想です。

たとえば「土用干し」という言葉もあります。これは衣類や書籍などしまいこんでいるものを夏の土用の時期に陰干しして湿気を払うことです。土用の丑の日とは違うので気を付けて。

時期的に湿度は高めなので、できれば晴天が続いた日の方が湿気が低くて良いでしょう。間違っても雨の日の翌日にはやらないようにしましょう。湿気取りの意味がありませんからね。

他には「虫干し」を10月~11月に、「寒干し」を1月~2月にもやればなおよしです。

タンスの湿気対策

洋服をしまうタンスや押し入れにも湿気を溜めない工夫をしましょう。新聞紙や除湿シートをタンスの引き出しに敷いたり、炭を置いて湿気取りに使うのが良く知られた方法ですね。

中身を出して虫干しをするような大掛かりなことができない場合でも、引き出しを開けて風を通すとか部屋の空気の入れ替えをする程度でも全然違います。

またタンスは上の段の方が湿度が低く、下の段にいくほど湿気が溜まりやすいのです。下の方にはタオルや下着類を入れるなどの順番にも気を付けると良いですよ。よく使うものであれば開け閉めするので湿気がこもりにくいとか、仮ににおいがついても上着につくよりまマシです。

これは押し入れの収納も共通です。しまい込んだものの位置、気にしてください。

一番下の段は洋服を入れるためには使わず、重いものを入れて地震対策の目的で使っている人もいるようです。これは初めて知りましたが、倒れにくくする効果があるのか、なるほどなと感心しました。

洗濯槽からカビが服に移る?

洗濯機の洗濯槽に汚れやカビがあると、いくらしっかり洗濯しても再付着する恐れがあります。まずは洗濯機そのものを掃除するところから始めるのも良いのかもしれません。

これは実際に洗濯槽をきれいにした後の室内干しでも実感しています。臭い戻りもありません。やり方などは「洗濯槽のカビ掃除をしてみた。掃除の頻度とカビ防止策は?」を参考にしてください。

また、衣替えでしまう前にも洗濯をしないと皮脂汚れが残ります。ダニの食料になりますから汚れと湿気をとることもにおいを付けないためには必要です。

さいごに

タンスにしまっていた服についたカビのにおいの取り方とカビを防止する方法、何か参考になることは見つかりましたか?

書き忘れましたが、部屋自体の湿気にも注意してください。湿度が高い理由は梅雨の長雨や夏のジメジメだけではありません。

乾燥している冬でも加湿器を使い続ければ室内の湿度は上がります。冬は寒いからと窓を開けて空気の入れ替えをサボる事もあるでしょうから気を付けてくださいね。

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