私は6年前に東京の某国公立大学へ進学したのを機に故郷から上京し、以来縁あって現在まで東京暮らしを続けられています。
上京する時、私の頭の中は憧れの東京暮らしのことでいっぱいでした。「ってか、渋谷行きたくね?」「ってか、下北のライブハウスエモくね?」etc...
田舎出身の方には共感していただけると思いますが、田舎の高校生は東京の若者文化について語る時、必ずギャル口調になってしまうものです。
憧れのキャンパスライフに東京のナウでヤングなカルチャーに入り込めることだけを夢にて上京したこともあって、東京で暮らし始めて1週間くらいまではずっと頭の中のギャルと「ってか、東京って最高じゃね?」と語り合ってたものです。
が、2週間が経つ頃にはすっかり変わってしまいました。「ってか、大学生クソ忙しくね?」そうなんです。クソ忙しいです。
「ぶっちゃけ大学生なんて暇だよ。笑」とかいう大嘘
大学生はイメージしているより遥かに忙しい存在でした。やれガイダンスだの、クラスで顔合わせしようぜウェーイだの、サークル勧誘だの、えっ!出身一緒なの?奇遇じゃーんメアド教えて!だのだの...
毎日せっせとキャンパスに通っては夜遅く帰り、土日は頑張って集まりに顔出して、バイト探しもしつつ気になる子にメールしつつ(当時はLINEなかったんです!)、忙しい忙しいと思いながら暮らしている毎日。そうです、家の中のことをする時間なんてないのです。せいぜい友達を呼んだ時に掃除と言う名の片付けをするくらい。
私も上京したての頃は絶対自炊をするもんだと思っていましたし、気合いを入れて調理器具を買い集めたりしていましたが、4月の終わりにもなると自炊なんてほぼしなくなりました。
当たり前ですね、だって忙しいもん。でもね、大学生の頭の中ってものすごく単純なんで、ちょっと考え方を変えるだけで自炊が楽しくて仕方なくなるんです。その時の習慣が活きて、社会人になった今でも自炊を続けられています。
自炊への考え方を変えるだけの超簡単自炊術。今回はそんな大学生に特化した「モテる自炊術」をお教えしますね。
なんで自炊ができないの?
忙しいからです。(直球)
ただこれってもう少し言うと、
- 他のタスクと比べると相対的に自炊の優先度が低いから
- 限られた時間の中で
- やるべきこととして認識されないからできない
と言うことなんですね。大学生はとにかくタスクが多いから、家事なんてものは自然とやるべきことリストの最下位が定位置になってしまう。つまり、逆に言うと、
自炊が
- やることで自分にとって強いベネフィットがあるから優先度が高く
- 時間的にも負担にならないタスクであれば
- やるべきこととして認識されるからできる
と言うことになります。
「そんなんわかるけどどうすんねん?」と多くの大学生は思うでしょう。大学生は不満を口にする時自然と関西弁になる生き物です。それをこれから順に説明しますね。
1.自炊をする = 強烈なキャラ付けができる!
これに尽きます。これものすごく大事です。
自炊のメリットなんて星の数ほどあります。節約できるとか、栄養が偏らないとかとか。ただ、こんなのは所詮おっさんにとってのメリットでしかありません。(暴論)
これまでの地域に根ざしたコミュニティから離れ、数多の人間関係の中に放り込まれる大学生にとって、自分のキャラをどう作るか?はものすごく大切なことです。しかもスタートダッシュが超大事。だいたいの人間関係はファーストインプレッションでほぼ決まってしまいます。これほんと大事。
世の大学生の大半は自炊なんてしてません。「忙しいねんからしゃーないやんけ」ってみんな思ってます。そんな中登場する「えっ自炊とか別に普通じゃない?好きだからやってるだけだよ。笑」くん。1,000,000%好青年じゃないですか!
学科でも、サークルでも、ゼミでも、果てはバイト先のおばちゃんまで、全員に好印象を与えることに成功します。
しかも今時はオフラインよりもオンラインが人間関係に影響を与える時代。「いつも愚痴ばかりのTwitterと友達と遊んでる写真ばかりのInstagram」の大学生と、「毎日料理の写真をTwitterで上げつつ、Instagramでは友達とホームパーティの投稿をしている」大学生。どっちがモテるかは火を見るよりも明らかです。
自炊男子 = 最強
まずこれをひたすら頭に叩き込みましょう。自炊男子は最強です。
2.時間の負担 = 上京前の準備で最強に課金しろ!
ただ、どうしても時間はかかってしまうんですね。これはしょうがないです。親にたかりましょう。上京前に家電や食器類を買ってもらうことになると思います。このタイミングが最大のチャンスです。今時探せばいくらでも時短グッズは見つかります。
パスタはレンジで茹でればいいし、揚げ物はスチームレンジで作れます。食材の鮮度を保てる冷蔵庫もあれば、具材を叩き込むだけで買ってに調理してくれる家電まであります。だるい洗い物なんて食洗機を買うだけです。
クックパッドに課金すれば最強の時短メニューなんていくらでも出てきます。買えるだけ買ってもらってください。大丈夫、自炊したいなんて言ったらきっと親御さん泣いて喜びます。
実際大学生って本当に忙しいですから、こう言うちょっとの準備の差がものすごく重要だと思います。脳を専門とする医者の方がおっしゃっていたのですが、「人間は物事をやらない理由を見つけるのが上手」らしいです。
「揚げ物とか作れないし〜」とか「明日は料理する時間ないな〜」とか頭によぎった瞬間に、大学生は自炊しなくなります。どんな手抜きでもいいから、とにかくやることが大切。装備品がしっかりしてれば朝の30分で自炊なんてできます。
ジプロックに入れて冷蔵しとけばOK。(ジプロックは実際最強の武器です。)ハードルは下げれるだけ下げましょう。
3.とにかく自分をほめろ!
これはもうおまけみたいなもんですが、自炊してるだけで偉いです。ほめましょう。
好きなだけインスタに上げてください。みんないいね!してくれます。カレンダーにひたすら自炊した日の印をつけて、それをあとで見てはニヤニヤしてます。
キモいです。でもとにかく自分を褒めてください。
結局自炊する大学生はモテるんです
もう本当これに尽きます。まずこれを頭に叩き込むこと。
そして装備を整えて自炊のハードルを究極に下げること。これさえできれば大学生なんて自炊マシーンと化します。是非頑張ってみてください!