血圧を測るとき、病院でも家でも安定して測れないという人は意外にたくさんいます。これを見ているあなたも同じではありませんか?無意識にどうしても緊張してしまうことがありますが、できれば正確に落ち着いて測りたいものですよね。
毎日正確に血圧を測るのに「同じ時間に計るといいですよ」と言われたことがあるでしょうか。じつは、それだけでは安定して計ることができないのを知っていますか?
時間以外にも注意すること、緊張をほぐすコツというものがあります。ここでは比較的やり易い方法をピックアップしてみました。自分に合った方法をが見つれば、安心して楽に血圧を測れるようになりますよ。
血圧測るとき緊張しないための3つの方法
1つ目病院でも自宅でもそうですが、血圧を測る前に心地よさを感じるような深呼吸をすることがおすすめです。
病院で待合室で待っている場合は、自分の番が近づいてきたら、静かに体に空気を入れるようにします。腹式呼吸が最適ですが、人の多い待合室で息を吸ったり吐いたりしているのは恥ずかしさもあると思いますので、吸うよりも吐くほうに意識を向けます。
そっと吸いこんで、その後体の中の酸素が空っぽになるまで吐きだしましょう。そしてまた静かに空気を吸いこみますが、吸うほうに意識を向けすぎてしまうと緊張しているときは過呼吸のようになってしまう可能性があります。
ゆっくりと2~3回行うと、ドキドキしてしまう脈も落ち着いて、血圧も安定して正確に測れるようになります。肩の力を抜いて優しく行うのがコツです。
2つ目は、日ごろから睡眠を少しでも多く取るように心がけることです。睡眠が不足してしまいますと交感神経と副交感神経のバランスを崩し、緊張しやすくなったり、コントロールが効きにくくなりますから、身体を温めて、よく睡眠を取ることです。
眠れなくても、部屋を暗くして目の緊張をほぐし、体を柔らかい布団に横にしているだけでも疲れは取れますから、全身を休ませてあげましょう。疲労が少しでも取れると、緊張しそうな時でもコントロールが効くようになってきます。時間が短くなってしまっても質のよい睡眠をとれるように工夫しましょう。
3つ目は、自宅で血圧を測るときですが、毎日血圧を測る習慣がある方は極力同じ時間に測るように心がけているとのではないか思います。しかし、いざ測ろうとするとドキドキしたり緊張するのではないでしょうか。同じ時間に測るのはもちろん大切ですが、時間以外にも同じタイミングというのが大切です。
血圧を測る時間以外に注意すべきコツ
同じ時間でも、どうしても日によって違うことをしていたり寒かったり暑かったりします。ですので、例えば朝は、顔を洗ったり歯を磨いたりした後でも、必ずひと段落してから血圧測定をするのがコツです。
毎日そろそろ時間だからと慌てて測ったり、日によってはのんびり測ったりとばらつきがありますと、同じ時間でも正確に測れませんし、焦って安定しなかったりします。自宅で血圧を測るときは、時間を意識しつつ、一呼吸置いてからつねに測るようにすると、毎回落ち着いて測れますし、緊張することも防げます。
特に朝などは忙しいので難しいときもあるかもしれませんが、血圧を測るときは一瞬でも一呼吸置く習慣をつけると毎回同じ条件で測ることができますし、次第に緊張もしないようになってきます。
血圧測定はせっかく毎日の習慣ですから、正しく落ち着いて測りたいですよね。ほんの一工夫で、かなり楽に快適に行えるようになりますから、参考にしていただけたらと思います。
さいごに
健康診断でも病気のときも、また自宅でも、どうしても緊張してしまう血圧測定ですが、なるべく落ち着いていつもの自分で測りたいものです。大切な検査ですから、思えば思うほど、気持ちとは逆にドキドキしてしまいます。
もし万が一測定中も緊張が止まらない場合は、遠慮なく看護婦さんやお医者さんに言うようにしましょう。安心してできるようにアドバイスや工夫もしてくれますから、思い切ることも方法です。
よりスムーズに楽な気持ちで血圧測定ができるようにはくれぐれも無理をしないことです。