英語は「自分で発声できる音は聞き取れる」との考えから、聞こえるようにリスニングを繰り返すより正しく発音できるようにスピーキングを練習した方が遠回りなようで早いらしいです。
ということでフォニックスから始めたんですが、母音や子音を正しく発声するための練習もした方が良いだろうとの考えに至りました。
でも、ただ発音して身体に覚えさせるのは性に合いません。そこでいろいろ調べてみたのですが…よくわからん!
「本家」だ「元祖」だと英語の発音のやり方が乱立していて混乱するばかりです。そんな中でも、たくさんの情報に触れるうちに「外してはいけない基本」と思われる要素が抽出できてきました。
まずは「はじめの一歩」ということで曖昧母音(schwa)に注目しました。理由は、母音の中でこの音が一番多く使われているとのことだからです。
曖昧母音を発音するコツとは?
曖昧母音は、英語の中で一番多く使われている音です。つまり、これをマスターすれば英語の発音の多くが聞き取れるようになるということです。
※ 改めて言いますが「聞き取れるようになるために発声できるようになる」という遠回りをしていますよ~。
曖昧母音が一番多く使われている理由は次の通りです。
- 一部のネイティブにとって発音記号の/ə/(曖昧母音)は/ʌ/と同じ音になる (IPA式の表記では/ɚ/を使います)
- ストレス(アクセント)のない母音は曖昧母音化することが多い
- 連結(リンキング:linking)や弱化(リダクション:reduction)で曖昧母音化することがある
英語を聞いているて特に聞き取りにくい弱い音だったりするので、自分的にはこの音に慣れておかないと挫折する理由No.1にもなりそうな気がします。
さて曖昧母音の発声のやり方です。「あいまい」が示す通り口の筋肉をリラックスさせて発音します。
- 口をあまり広げない
- 口角が上がらない
- 腹式呼吸で、喉を開いて、短く&軽く「ア」と発声する
「ア」と書きましたが、あまり口が開いていないため、はっきりしない暗い音になって「ウ」との中間的な音にも聞こえます。ここが曖昧母音と呼ばれる所以です。
独り言をぶつぶつ言っているイメージで発音するのが近いかな。腹式呼吸で息を多く出すので、独り言よりは大きな音になります。
腹式呼吸なのもポイントで、多くの人が日本語を発声するときのやり方である胸式呼吸で発声すると英語っぽい音になりませんし、喉が開きません。
曖昧母音の練習で参考になった情報のメモ
英語のスピーキングの動画を見ているうちに、「英語は喉で発音する」という教えに共感しました。そのため、曖昧母音に関する動画を探すうえでも喉発音を意識している動画を多く見るようにしました。
以下、復習するときに参考にしたい動画と気になったポイントなどのメモです。重複した内容も多いですが、それだけ本質的なコトだと考えられます。
ここであげている順番は、動画を見る順番や重要度とは関係ありません。だいたい知った順かなぁ。
Phonics TV - 英語の発音をフォニックスで学ぼう
英語の曖昧母音をマスターせよ!曖昧母音を理解すれば英語が通じる!英語が聞き取れる!
https://youtu.be/GALvtI2_ARY
まずは曖昧母音をできるようにしよう!と思ったきっかけの動画。日本語発音と英語発音の違いを認識する練習法が面白いです。
次の説明があります。
- 英語の発音の勉強は曖昧母音だけで7割が終わる
- アクセントの無い母音が曖昧母音に変わることが多い
- 曖昧母音の発音のやり方
- オリジナルのフォニックス発音ルール表が無料ダウンロードできる
ついに完成!英語の発音で最も効率がいい勉強法「ロードマップ」を作成!
https://youtu.be/IK-z99sB91A
英語勉強のロードマップを示してくれています。別の動画では、それぞれの音を分解して出すこと気づかせてくれました。
【英語発音】セイダイ音声学
「Schwa/曖昧母音」を極める【発音トレーナーが教える】#16
https://youtu.be/ZMqAbHMz8XU
次の説明があります。
- 曖昧母音は全体の50%以上で使われている
- アクセントの無い母音が曖昧母音に変わることが多い
- 喉発音を使った曖昧母音の発音のやり方
先の「英語の発音の勉強は曖昧母音だけで7割が終わる」は「弱母音を含めたら」とのことなので、お二人の情報に共通性があります。信ぴょう性が出ましたね。
『あいうえおフォニックス』英語発音
カタカナ英語を卒業しよう シュワ(schwa)の発音 twoとto/ fourとforの発音の違い(英語のアクセントとイントネーション⑤)[#109]
https://youtu.be/vKXhxIKGe8U
子供向け動画だけどschwaの説明がわかりやすいです。
Yumi's English Boot Camp
英語の最強母音“schwa(シュワ)”は曖昧に発音しよう!
https://youtu.be/VEzqphIrHK8
次の説明があります。
- 喉で音を出す
- /ʌ/ : ストレスあり
- /ə/ : ストレスなし
リスニングの足を引っ張るあいまい母音
https://youtu.be/KbKueLkC1fI
次の説明があります。
- /ʌ/ : ストレスあり
- /ə/ : ストレスなし
英語発音専門ドクターDイングリッシュ
【/ə/ schwa】実は母音の大部分を占める
https://youtu.be/JnfEWGkDmyo
次の説明があります。
- /ʌ/ : ストレスあり
- /ə/ : ストレスなし
- 弱く短い (ah x u)
- 弱系/i/もschwa化する
英会話 リアライズ 神戸
【発音音質】曖昧母音と同じ発音の母音がある?!曖昧の正体解明!?
https://youtu.be/WZdO9pruv98
次の説明があります。
- /ʌ/ : ストレスあり
- /ə/ : ストレスなし
- 発音記号の/ʌ/と/ə/が同じ
残念なことに文字ベースの情報を参考にすることはほとんどありませんでした。ネットでの主な情報源はYouTubeです。だって文字読むの面倒なんだもん(笑)
つくづく「これからは文字より動画が情報の中心なんだなぁ」と自身の時代遅れ感を感じます。
さいごに
2021年5月初旬、何度目かの英語学習熱が再発しました。たまーにあるんです。
きっかけはFire7での「聴く読書」でした。
- Fire7の読み上げ機能で読書量激増!
- Chromeの拡張機能でWEBページを読み上げさせる事に成功 → 文字読むのめんどくせ
いいなぁ
この流れとは別に、YouTube動画で海外のニュースを説明する動画を見る機会が増えていました。
そこで
- 「言語は読み書きより話す聴くの方が簡単」って誰か言ってた
- 自分で海外の情報が入手出来たらいいなぁ
- 洋書のKindle本を読み上げ機能で読書できたらいいなぁ
と、わけわからん論理展開で焼け木杭に火がついたのです。
※ 誤用な気もするが、まあいいか。ちなみに「やけぼっくり」は間違いらしいですよ~
次の方法を基本に勉強しています。
- YouTubeで情報収集
- YouTubeとNetflixでリスニング&スピーキング&リーディング
耳と口と目と、全部いっぺんにやるのが効率的。五感をできるだけ使う方が記憶に定着しやすいという考え方は記憶術の1つでもあります。
最大の欠点は、復習するとき情報へのアクセスに時間がかかって効率が悪いのです。情報源を探し直さなくちゃいけないですからね。
そこでGoogle Keepに溜めていました。手軽にできてPCからもスマホからも参照できるしメモもできるから重宝していたんですが、埋もれていくんですよ。
Google Keepは短期記憶でEvernoteは長期記憶のイメージなので手軽さに欠けます。
どうせめんどうならば、ブログ記事をメモ代わりにしてしまおうと思いつきました。最近は更新をサボっているので罪悪感もありますし。
思い起こせばブログ(blog)の語源はWEB LOGです。WEBサイトのURLとコメントをネット上に記録(ログ)するのがはじまりでした。
いまここで原点回帰です。まったく個人的なメモとして断片的な情報を書き留める「チラシの裏」となるかもしれません。
でも同じように英語について情報を集めたいと思った人の時間と手間を少しは省く手助けになるかもしれない、そんな風にポジティブに考えてみることにしました。
TOEICで高得点がとりたいわけでもないし、仕事で使うわけでもないので、どこまで続くかわかりませんが、結構面白がれているので頑張ってみます。