英語が「読めない」「書けない」「聞けない」「しゃべれない」という英語苦手人間でも、3ステップの練習法で短文を音声入力できるようになるかもしれない方法を見つけました。
練習にはCNNに掲載されている記事のタイトル文を使いました。英語最低レベルの自分にとっては、長すぎず短すぎずでちょうど良い教材です。ゆくゆくは記事本文も読めるようになれればなと思っています。
さてこの3ステップを自分で試してみたところ、30分ほどの練習でニヤニヤするほどの成果を得ることができたので嬉しくなって記事にしているところです。
個人的にはスピーキングとヒアリングに直接的な効果があり、副産物としてリーディングにも効果がありました。
元ネタは「「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ」という本に英語学習のやり方が書かれていたので、それを応用したものです。
この記事では次のことがわかります。
- 英語の短文を音声入力できるようになる方法
- 練習するときに使ったツール
この3ステップを使って練習したことで、記事タイトルを完ぺきに音声入力できるようになっただけでなく、次のような効果がありました。
- 聞き取れるようになった(読み上げ機能)
- 単語だけでなく文章全体を覚えられた
- 単語と文章の意味を理解できた
1回目に音声入力したときに、こんな文として認識されました。
「5 N 1 s place Play Again」
さて、CNNから選んだ元のタイトル文は何だと思いますか?
英語最悪レベルでも短文を音声入力できるまでの3ステップ
1回目に地球上の言語とは思えない、意味不明な文章を発音しました。これをどのようにして英語と認識してもらえるようにしたのでしょうか。
その3ステップは次の通りです。
- 自分なりに練習する
- 1単語ずつ発音を練習する
- シャドウイングで文章全体を発音練習する
使用するツールは次の通りです。
- Google翻訳
- 音声入力
- 英和辞書 / 英英辞書
それぞれ、練習が終わったところで音声入力でどのように聞こえるのかを確認します。この「見える化」は必須です。自分では言えているつもりでも利き手からしたら「ナニ言ってんだコイツ…」レベルかもしれないのです。
それを客観的に認識するためにも必要な手順です。
なお、音声入力はスマホ(iPhone/Android)なら標準でできます。Googleドキュメントなどを使えばPCやMACでも可能です。
それぞれを詳しく見てみましょう。
自分なりに練習する
最初のレベルを確認します。
英語初心者は、知らない単語があったり、記事タイトルのような短い文章でも最初から最後まで間違えずに言えないでしょう。そのために、自分なりに練習をするのです。
なのでここではネットで調べたりしません。知らない単語も「発音はこうだろう」レベルで十分です。これは記憶術との絡みもあり、間違えることを前提としているので問題ありません。
自分が試したところ、音声入力ではこのように聞こえたようです。
「5 N 1 s place Play Again」
この中で正確に言えたのは1単語(Again)のみでした。
1単語ずつ発音を練習する
1単語を認識してもらえたのもまぐれでしょう。そこでどうしたかというと、1単語ずつ発音の練習をしました。
このとき使用したのがGoogle翻訳と英和辞書(好みのオンラインサービス)です。
Google翻訳は発音を確認するため、英和辞書は発音記号と意味を知るためです。たぶん、本来なら英英辞書を使うべきかなと思います。できるだけ日本語を介さない方が良いと思うからです。
ここでは1単語ずつ、ちゃんと発音できるようになるまで練習します。Google翻訳で発音を聞き、英和辞書で発音記号を意識しながら、音声入力で単語が正確に入力できるようになるまで。
自分が試したところ、音声入力ではこのように聞こえたようです。
「Why would anyone trust Rick set everything again」
かなり多くの単語を聞き取ってもらえました。
「Why would anyone trust **** again」
かなり進歩しています!
単語ごとに練習しているうちに、発音はもちろん意味も分かるし聞き取れるようになっています。
シャドウイングで文章全体を発音練習する
最後にGoogle翻訳に記事タイトル全体を読み上げさせて、それに続いて発音を練習します。
機械的な読み上げ機能のくせに、単語ごとでは出てこなかったリエゾン(リンキング)やリダクションが出てきます。これがヒアリングを難しくしているし、スピーキングの難易度を上げます。
2ステップ目をちゃんとやっていれば、1つ1つの単語はわかります。落ち着いて、ゆっくり目に発音すると口を動かす余裕が生まれます。文章を見ながら発音することで記憶にも定着しやすいですし、全文を覚えて発音するプレッシャーもありません。
読み上げさせたら、発音・アクセント・全体のリズムなどを意識します。これは通常のヒアリングを練習するのと同じですよね?
最終的に音声入力には次のように聞こえました。
「why would anyone trust brexit Britain again」
そう、CNNのこちらの記事です。
Why would anyone trust Brexit Britain again?
タイトル文の意味はGoogle翻訳でも答えは出てきてしまいますが、単語ごとに練習するときに辞書で発音記号などを確認しているうちに意味も目に入ってきます。なのでいつの間にか全体の意味が理解できてきます。
このように3ステップに沿って練習することで、音声入力に聞き取ってもらえるようになりました。各ステップで音声入力の結果を確認することで小さな成功体験を重ねることができます。
Why would anyone trust Brexit Britain again?
これが最初は「5 N 1 s place Play Again」ですよ?まだ100%聞き取ってもらえるわけではないんですが、高い精度で認識してもらえるのが目で見て分かるとニヤニヤが止まりません(笑)
さいごに
英語学習に音声入力を利用してみました。3ステップで、ほぼ正確に聞き取ってもらえるようになったことがすごくうれしいです。
ちゃんとステップを踏んで、上達していることを見える化することがコツだと思います。3ステップ目だけやっても嬉しさ半分で、続けられない気がします。飽きちゃいそうです。
ところでこの方法、スピーキングの練習と思うかもしれません。でも自分としてはヒアリングやリーディングの練習のつもりなんです。
結果的にスピーキング、ヒアリング、リーディングの3つが同時にできる効率的な方法だと思います。
残るはライティング。これはどうするか…そのうち閃くかも(笑)
あ、ちなみにこの方法を思いつかせてくれた本はこちら。自分はKindle Unlimitedで無料でした。
興味ある方はぜひ!