押し入れの中から賞味期限が2年半ほど過ぎたミネストローネの缶詰を発見しました。もちろん未開封です。
どう処分してよいのかがわからなかったので調べてみました。あなたなら賞味期限が過ぎていても食べますか?捨てますか?
食べたらどんな味なのでしょうか?
もし捨てるとしたら未開封のままでよいのでしょうか?
疑問は尽きません。
賞味期限切れの缶詰でも食べる?
食品の期限には賞味期限と消費期限があります。
賞味期限は、その食品の味の品質を保証した期間です。つまり賞味期限が切れた食品は「味は落ちるが食べられないことはない」ということです。
消費期限は、その食品の安全性を保障した機関です。つまり消費期限が切れた食品は「食べたときの安全は保障できない」ということです。
ここから考えると、賞味期限を2年半過ぎた缶詰は美味しいかどうかは別にして食べても体調を壊すことはないと言えます。
調べてみると、賞味期限というのは結構 いい加減余裕をもって決められているようで、5年や10年なら食べられるようです。
なんと50年以上前の缶詰を食べたという情報もあり、しかも体調を壊すことはなかったんだそうです。味の方は保証できませんがね。
缶詰は賞味期限切れたら捨てる?
最初に缶詰を見つけたときは捨てることしか考えていませんでした。でも調べてみたら必ずしもそうしなければならないというわけではないことがわかりました。
中には「賞味期限だろうが消費期限だろうが、期限を過ぎたら食べない」という人もいることでしょう。不味いなら、非常時でなければ食べたいとも思わないですしね。
もし缶詰が膨らんでいたり、中の液が漏れだしていたら捨てましょう。その場合は、内容物が腐敗してガスが発生しています。チャレンジの余地なしです。
今回は缶が膨らんでいることもなかったので、思い切って食べてみることにしました。
賞味期限は2013年4月28日なので、約2年と5か月前です。
中を開けるとこんな感じ。
作り方は、缶の中を鍋にあけて缶1杯分(300cc)を加えて火にかけます。
さっそく食べてみると…。
ま、不味い!不味いだけならいいんだけど、身体が拒否反応を示してる。喉の奥に入っていかない。飲み込めない。
臭いとかは普通だから食べられるのかもしれないけど、本能が「食ベルナキケン」とささやいていました。ということで、1缶で3人分でしたがすべて捨てました。とてもじゃないけど無理です。
実際に賞味期限が切れた缶詰を食べてみた結果、最終的な判断は自分の身体に従おう、ということがわかりました。
未開封の缶詰の捨て方は?
未開封の缶詰を食べずに捨てようと判断した場合は、未開封のまま捨てても回収してくれないようです。缶を開け、中身は生ごみとして、缶は資源ごみとして捨てましょう。
缶に穴をあければ、中身を出さなくても不燃ごみとして出してよいという情報もありましたが、詳しくは自治体の分別方法に従ってくださいね。
もし庭があるなら、塩を缶の上に大さじ1杯くらい乗せて土に埋めると数年で土にかえるそうです。塩は缶の腐敗を早める効果があります。中身も土にかえるので、時間はかかるけど人間にとっては一番良い対処法かも。
問題は、缶詰が膨らんでいたときの処理です。無防備に開けると内容物が噴出して頭や身体を汚してしまうことでしょう。なにより悪臭がすごいです。
開けるならお風呂場で、換気扇を回しながらやると良いでしょう。缶のふくらみ具合にもよりますが、強烈な腐敗臭がするかもしれません。ビニール袋の中に缶詰を入れ、ゴム手袋をして缶きりでブシュっとするか、缶詰のプルトップを開けましょう。
まとめ
缶詰は賞味期限が切れても数年は食べることができます。が、味が落ちるため非常時でもなければ食べたいとは思わないでしょう。たぶん、自分はもう二度と賞味期限の切れた缶詰を食べることはありません。
未開封の缶詰の廃棄方法は、中身を生ごみとして、缶を洗って資源ごみとして捨てます。
保存状態が悪く缶が膨らんでしまった場合は、中が腐敗しています。缶の中身を取り出すときには、悪臭対策をしっかりしたうえで缶を開けるようにしましょう。