毎年冬になると手が荒れて、痛くなったり血がにじんだりしている人って多いですよね。自分も自炊を始めた最初の冬はそうでした。
手の皮膚が縮んだように突っ張って、爪のところの皮膚が避けて血がにじんだりして、かなり痛かったのを覚えています。2年目からはなくなりましたが。
そんな手荒れに悩む人への原因、予防、対策です。
水仕事で手荒れの原因は?
皮膚がパックリ割れて血がにじんだり、手を具後カスと皮膚が引っ張られて痛かったり。そんな、つらい手荒れはなぜ起きるのでしょう。大きな原因は3つあります。
1.手を洗う回数が多い
料理を作るときには、どうしても頻繁に手洗いをしなくてはなりません。衛生面からも仕方のないことです。
でも手荒れを考えたとき、手を洗うことで脂分が失われ、潤いも失われていきます。水を使っているので水分は十分あるはずなのに、手からはどんどん失われていきます。
そして手を洗った後に手をふく行為も手荒れの原因になります。清潔を保つためとはいえ、ほどほどに。
2.お湯を使う
油汚れを落としやすいし冬に冷たい水で洗い物もつらいので、お湯を使っている人は多いでしょう。
でもダメです。冷たい水よりも暖かいお湯の方が気化熱によって手の表面にある水分が蒸発していきます。お湯を使い続ける限り手荒れは治らないし、進行していきます。
3.食器洗剤の量が多い
油汚れを落とすには食器用洗剤が良く効きます。でも手からも同じように 油を落としてしまうんです。
中でも食器用洗剤とお湯の組み合わせは強烈です。洗剤で油分をはぎ取って無防備になった手の表面からお湯の気化熱で水分を蒸発させます。
油汚れの無い食器は水の勢いとスポンジなどで綺麗にして、油汚れのときだけ洗剤をちょっぴり使って洗うようにしましょう。
水仕事の手荒れを予防するには?
手荒れを予防するには、水やお湯を直接触らないことです。または極力触れる時間を短くすること。それには手袋をすることで、ずいぶんと違ってきます。
ですが人によっては、手袋の素材によってはアレルギーのもとになります。例えば、ビニール手袋やゴム手袋が肌に合わず直接つけられないとか。
そんな人には手袋の重ね着が効果的です。
洗い物をするときは、ハンドクリームを塗った手に綿の手袋をして、その上からビニール手袋やゴム手袋をはめます。仕事で大量に食器を洗っているような人にも有効です。
またはお金である程度解決するってのはどうでしょう。
食器洗浄機を使うことで手が荒れる割合が1/3ほど減ったという声もあります。ご主人に悲惨な手荒れの現状を訴えてみてはどうでしょうか。
手荒れの対策は?
すでに荒れてしまった手への対策としては、まずは病院で診察を受けることです。でもそこで処方された薬では効果がないという人もいます。
なぜ効果が無いかというと、効果のある薬を使っていても原因が排除されていないからです。いくら保湿をしても油分や水分が奪われ続けていれば、補給が間に合いません。
そんな人でも効果があったといういくつかの対策がこれです。
- ワセリンを塗る
- 手を洗うときは無添加石鹸を使う
- 黒酢を50ccほど飲む
通常のハンドクリームでは、水を使うたびに流れ落ちてしまいます。ワセリンなら水をはじくので塗り直しの回数が減りますし、保湿もしっかりやってくれます。塗った後の違和感も少ないので、ハンドクリームを付けた後の違和感が嫌いな人でも使えます。
黒酢は水などで薄めてもOKです。お湯はにおいがきつくなったり、むせやすくなるので水の方が良いでしょう。
ハンドクリームを塗った上に手袋をする方法は、夜寝るときにやっても保湿効果が期待できます。また、かゆみがある人にも寝ている間にかきむしるのを防止します。
まとめ
手荒れの原因は、手の油分と水分が奪われてしまうことです。
- できるだけ水に触れないこと
- 洗剤の使う量を抑えること
- 保湿対策をすること
まだ手荒れをしていないうちから対策をしておくと、より手荒れになりにくいです。早めに予防しておきましょう。
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