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吉野家の「ベジ丼」は女性客の取り込み戦略の一つか?

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野菜を使ったヘルシー志向、健康志向な消費者に訴えかけるのに各業界は必至ですね。

吉野家も「ベジ丼」という野菜だけの丼を販売しています(5月21日午前10時から全店舗で販売開始)。一般的に「肉を食いに行くところ」という印象が強い牛丼屋ですが、野菜”も”食べれる場所として定着するでしょうか。

すでに一部店舗で販売していて、それを食べた人の声もネットではチラホラ見えています。それによれば好評なようです。ヘルシーさを強調して女性客を中心に健康志向な客層を取り込むことができるでしょうか?

そしてあなたは食べてみたいですか?

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高めの値段設定を払拭するインパクトを与えられるか?

近所に店舗がないということもあって、ここ数年吉野家で食べる機会はありませんでした。

ところが新商品「ベジ丼」が5月21日から発売すると聞いてちょっと気になってます。第一印象は「野菜だけなのに高くね?」と決して良いものではありませんでした。しかも他の丼に比べてご飯の量も少なく、カロリーも415kcalと低いので「当然、満足感も低いだろう」と考えるのもしかたがありません。よね?

内情を考えれば具に肉と玉ねぎしか使っていない牛丼に比べて、色とりどりの11種類もの野菜を使ったベジ丼の方がコストが高いはずです。

実際のところはどうなんでしょうか。

いま一部の店舗でベジ丼を食べることができ、食べてみた人の感想を拾ってみると意外にも満足感があって味も良いという声が多いみたいなんです。まー、完全一般人の声ではないものも多数混ざっているので鵜呑みにはできません。

それでもちょっと期待してしまいました。

野菜の好き嫌いには対応してくれるか?

ベジ丼のレパートリーは次の通り。

ベジ丼 530円
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ベジ牛 650円
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ベジカレー 650円
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ベジ丼に使われている野菜は次の11種類で、1日に必要とされる野菜の半分の量が摂れます。

ヤングコーン、オクラ、ブロッコリー、さつまいも、赤パプリカ、黄パプリカ、いんげん、にんじん、キャベツ、ニラ、玉ねぎ

ノーマルなベジ丼は中華丼っぽくて食べごたえがあるそう…なんだけどメニューを見ただけではわからなくて気になる点が2つあります。

  • 大盛り、特盛にはできるのか
  • 嫌いな野菜を抜いてくれるのか

自分は幸い嫌いな野菜はありません。ですが嫌いなものが見えているだけでも食欲が失せる人もいるでしょうし、言う方も廃棄にならないように善意で言っているかもしれません。

また、より多くのお客に食べてもらいたいなら個別対応にも応じたいところでしょう。でもそれはそれで、店員からすれば「めんどうな注文しやがって」と思うだろうなと想像できます。

そんな想像をしながらも気になるのがベジカレーです。言ってみれば野菜カレーでしょ?程よい大きさの具が入った感じになってくれる気がします。既成商品の組み合わせだからこその良いアンバランス感を期待したいです。

ごま油と塩だれでヘルシーなのに満足感があるらしい

味付けは「うま塩だれ」で中華丼のような味付けで、そこにゴマ油で風味やボリューム感がアップして野菜だけとは思えない満足感が得られるんだとか。

それでいて415kcalでご飯もちょい少なめということで、野菜不足な人や炭水化物の摂り過ぎを気にしている人にも都合の良いメニューかもしれません。

今年の初めには女性限定100円引きクーポンを配布するなど、女性客の取り込みに躍起になっているというところかもしれません。

さらに以前には小盛りの牛丼とサラダの「コモサラセット」がフェードアウトしていたようです。今度のベジ丼は女性客や健康志向の一般客を振り向かせることができるのでしょうか?

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