ガスメーターの安全装置が作動して家中のガス機器が使えなくなるということがあります。地震が起きたときに火災の原因にならないように作動するというということを知っている人もいるかもしれません。うちでその安全装置が作動しました。もちろん地震じゃないですよ。
そして裸でウロウロしながら復旧の方法を探りました。操作自体は簡単でしたが、初めての体験なのであせってしまいまいます。記録に残すほどのものではないと思いつつも安全装置を解除する手順を紹介しましょう。
マンションでガスメーターがある扉の開け方がわからない?
普段は用のないものだけに、どこにガスメーターが設置されているのかとか、設置されている扉の開け方がわからないという人もいるかもしれませんね。
マンションだと多くの場合は玄関横に扉があって、そこを開けるとメーターが見つかります。たとえばうちの玄関の横には、こんな大きな扉があります。
取っ手が出っ張ってないので引っ張ることもできず、どうやって開けるのかがわからないのだと思います。でもよ~く見ると取っ手部分に「PUSH」と書かれているのがわかるでしょうか?
指示通りにこの部分を押すと取っ手が飛び出てくるので、引っ張ると扉を開けることができます。
扉を開ければガスメーターが見つかるでしょう。
ガスメーターの安全装置を解除するのは簡単
安全装置の解除はガスメーターで解除ボタンを長押しするだけです。それ自体は簡単ですが、作業の前にガス機器のスイッチを切ったり、不安ならガスの元栓を閉めるなどしておきましょう。
使えるようになったガスが漏れたり、せっかく解除された安全装置が再び働いたりと想定外のことが起こる可能性があって危険です。
安全装置が作動しているかどうかは、赤いランプが点滅しているかどうかで判断できます。普段はランプは消灯しています。
安全装置の解除ボタンは、メーターの正面左上のあたりに黒いカバー?キャップ?みたいなもので覆われています。ネジ式になっているので、左回しにキャップをとるとボタンが表れます。
このボタンをランプが点滅しなくなるまで押し続けます。
安全装置を解除してすぐにガスを使おうとすると再度安全装置が作動してしまいます。3分ほどでよいので間を開けましょう。
ガスメーターの安全装置が作動する時間はどれくらい?
長時間ガスを使い続けていると安全装置が作動します。その「長時間」とは、60分が1つの目安になります。これは給湯器のスイッチがONになっている時間ではありません。お湯を出したり、ガスで火を使ったりしている時間のことです。
たとえば煮込み料理で数時間ガスを使っていると使えなくなるということです。その場合は一瞬でも良いのでガスを止めて、また点ければカウントがリセットされます。
他にも複数のガス機器を使った場合に延べ時間でみれば60分以上使っているということがあるかもしれません。たとえばお風呂でお湯を使い終わる前に料理でガスコンロを使い、お風呂お上ってコンロを使っている間にガス暖房を点けるといった具合です。
この場合も給湯器から見れば60分以上ガスが使われていますが、あくまでも1つのガス機器の連続使用をカウントしているので問題ありません。
さいごに
お風呂に入ろうと、浴槽にお湯をためつつ部屋でくつろいでいました。さて入ろうかと裸になってお湯に触れてみると…まさかの水でした。他の蛇口からお湯を出してみても水。ガスコンロすら使えなくなっていました。
うちの給湯器は古いので「とうとう壊れたか」と思いましたが、ある記憶がよみがえりました。
それは「ガスの安全装置が作動するとガス機器が使えなくなる」というものです。町でやってた避難訓練でガスメーターの講習のときにそんなことを言っていました。
じつはお湯を溜め始めてから、くつろぎすぎて存在をすっかり忘れて2時間以上。そりゃあ安全装置も作動するってもんです。
適量になったらお湯の出が止まる、アラームで知らせる、などの近代的な機能はありません。ガスは止まっても水道は出っ放しです。もったいないことをしました。
そんなこんなで、ネットで安全装置の解除方法を調べて初めての復旧作業を経験したのでした。