現在45歳の会社員ですが衣替えと聞いても、昔の私でしたら、正直いま一つピンときませんでした。洋服収納は家族に任せていましたから。苦労も困っていたこともなかったわけです。しかし、30代から海外駐在の機会が増え単身生活の機会が増えてきました。
家事が忙しいのでサーバント、日本で言う家政婦さんに色々とお手伝いをしてもらうようになりました。ロンドンでの家政婦さんは非常にいろんなアイデアを持っていてすごい参考になりました。日本に帰国しても教えて頂いた洋服収納の方法を続けています。
衣替えに向けて収納時のたたみ方から見直してみる
ロンドンにも四季はありますが基本的に衣替えというものはありません。これは普段からお洒落に敏感、それだけ洋服を大切にしているからなんです。
基本的な点からダメだった私は、洋服ダンスの使い方そのものから教えて頂きました。非常に役立ったのは「服は立てる」せっかく綺麗に畳んだ洋服でも平積みでは下の方にある洋服を取り出すときにぐちゃぐちゃになってしまいます。
畳んだ服を洋服ダンス・収納ケースにしまう時には洋服は立てるのが基本です。一目で探している洋服が見つかりますし、収納量も格段に違ってきます。
子供服などは筒状に丸めて立ててしまうのもさらに賢い収納法です。平積みでは、上から見て下にどんな洋服がしまってあるのか見えるわけもありませんよね。
それに言え下から力ずくで引っ張り出しても結果としていつも洋服は上から、決まった服しか着てないことになりませんか。その為にも洋服は立ててしまいましょう。
洋服の収納方法を色の順番にする
最近の洋服はヒートテックなど素材もどんどん進歩しています。薄手の物でも暖かい、厚手のものでも通気性に優れていて涼しい、など洋服自体が一昔前と様変わりしているのです。
そこで黒色系統から白色系統へと並べてしまうのもいいアイデアだと思います。毎朝短時間でコーディネートするのも出社前の楽しみの一つになっていきますよね。
部屋の収納は間取りに合わせて買いそろえる
収納ケースやら収納カゴを買いに行く時に大きさや数などを何にも考え無いという人は、まずいないと思います。でもサイズまで測って、となると「さすがにそこまでは」となる方も多いことでしょう。
収納用具売り場には様々な物が販売されています。あまりにも無計画だと、あれもこれも…その可愛らしさに目移りしてしまうことでしょう。どんな模様の物を購入するのかは人それぞれかとは思いますが、確実に言える事は「四角形が基本」という事です。
言うまでもなくクローゼットは家の中にあります。ではその家はと言いますと一部のデザインに比重を置いた特別な物件を除いては四角が製図の基本です。
丸い家というのは階段一つとっても設計上非常に難しいんですよね。特に地震大国の日本では。必然的に収納ケースなども四角が基本となります。
円柱の収納ケースが非常に可愛らしく見えるのもわかります。お洒落に目に飛び込んでくるのもわかります。残念ですが四角形の中に丸を書いてみれば一目瞭然でしょう、四隅に必ず隙間ができてしまいます。
そうです、丸い収納ケースや収納駕籠などは余計なスペースを作る以外の何物でもなく機能的に何のメリットもありません。場所を余計に狭くするだけなんですよね、でもそういうものに限ってお気に入りのキャラクターグッズだったりしてしまうわけですが。
さいごに
衣替えというのは、季節に合った服を効率よく着こなすために行うものなのです。夏でも寒い日もあれば冬でも暑い日もあります。特に季節の変わり目がそうですよね。
夏物冬物の洋服を取り換える、それ以前に普段から洋服に対しての意識が日本人は低いと驚かれたのを鮮明に覚えています。
女性誌などでは「流行りの…」と四季を通してそうした特集があります。「4種類も服を買うのかい?」と海外では驚かれました。確かにお金の無駄使いなんですよね。
帰国後はそうした他国の意識も取り入れた結果、収納のしかたも揃える洋服の内容も見直すことで1年間の貯蓄額も2倍~3倍になり、非常に生活が楽になったのです。
たかが衣替えですが、いい機会です。生活そのものを考えてみてはいかがでしょうか?