42歳の主婦です。元々肌が弱く、強めの日焼け止めを使うと肌が荒れるので、基本的にはベビー用の肌に優しい日焼け止めを使っていました。
スペインのマヨルカ島に旅行したときのことです。
マヨルカ島はビーチの綺麗な島で、ヨーロッパからの観光客も多く、老若男女、海を楽しんでいます。わたしも40歳を越えていましたが、周りの欧米人にあわせてビキニで泳いでいました。ワンピースの水着を着ている人などほとんどいないので、逆に目立ってしまうんです。
それだけ肌を露出し、毎日泳いでいたら、日本から持参した日焼け止めが底をついてしまいました。ですが、幸い現地にもベビー用の日焼け止めが売っています。スペインはユーロ圏なので、裏面の説明書きもユーロ圏内の言語がほとんど網羅されていて、もちろん英語もありました。
読んでみるとベビー用なので低刺激とのこと。ならいいやと購入し、さっそくホテルの部屋でパッチテストをしてみました。数時間経ちましたが、じんましんなどが出ることもなく大丈夫そうです。よかったよかった。
マヨルカ島の海がきれい
翌日、ビーチから離れて沖合にでる船のツアーに参加しました。
マヨルカ島の海は遠浅で、沖合と言ってもそれほど深くなく、水はどこまでも透き通っていて、海底にうつる船の影がくっきりと見えるほどです。とても美しく、パンフレットなどでもよく写真が使われています。
そんな美しい海は初めてだったのでワクワクです。
沖合に出たところで船が停泊。しばらくここにいるから泳いできていいと言われました。覗き込んでみると本当に船の影が見えます。たまにある「すごくコンディションがいい日に撮った写真を観光パンフレットに使っただけ」ではないようで、いつでもこんな風に見えるのだとか。
うわー!すごい!キレイ!と興奮気味にどぼんと海に入りました。
ベビー 日焼け止め ウォータープルーフ
目の前の海も本当にキレイ……と思っていたのですが、なぜだか白い影のようなものが見えます。水の中で砂が舞い上がっているような感じです。しかし海底が見えるとはいえ、足が届く距離ではまったくなく、砂が舞い上がるとも思えません。
おかしいなぁと思っていると、一緒にいた夫が海面に顔を出せとジェスチャーで伝えてきました。ぷはぁと海面に顔を出すと「あんた、日焼け止めが流れてるで」というのです。よく見れば、たしかにわたしの周りだけが白いモヤのようになっています。
ガーーーーーン!
まさかキレイな海を汚染していたのが自分だったとは!!!
しかもそれだけでなく、流れてきた日焼け止めが目に入ってすごく痛い!!!
低刺激を求めてベビー用日焼け止めを購入したのですが、ウォータープルーフではなかったというわけです。たしかにベビーはそんなに長時間水に浸かりませんもんね……。
さいごに
結局、日焼け止めは流れるにまかせてあきらめ、海から船に上がったときだけ塗りなおしたのですが、案の定、ものすごく日焼けをしてしまい、さらにはいつまで経っても目が痛く、つらい思いをしました。
肌が弱いとは言え、海で泳ぐときにはウォータープルーフのしっかりした日焼け止めを使わないと逆に日焼けをしてしまうのだと学びました。こんど海外のビーチに行くときには、日本製の低刺激ながらウォータープルーフの日焼け止めをたっぷり持って行きたいと思います。