日差しが強くなる時期でも敏感肌だからと肌への負担を気にして日焼け止めを使わずにすませていませんか?今は良くても5年、10年先をみたら、やっぱり日焼け止めは使った方が良いです。
昔と違って今は良い商品もあるので、きっとあなたの肌に合うものや負担を軽減する方法が見つかると思います。ここでは、肌が弱い人が実際にやっている日焼け止めの使い方を紹介しますね。
日焼け止めと化粧下地 敏感肌には使う順番を変えてみては?
日焼け止めを使うと顔がピリピリするのは、やっぱり肌と日焼け止めの相性があるのかなって思います。直接触れるものだから合う合わないってありますもんね。
専門家の意見を参考にすると、日焼け止めは化粧下地の上からでもいいそうです。これまで日焼け止めの上に下地を塗るのが普通だと思い込んでたのなら、順番を逆にしてみてはどうでしょうか。
たとえばあなたが紫外線の強い時期だけ日焼け止めを使う人なら、肌に触れるのが下地の時期と日焼け止めの時期ができるじゃないですか。
順番を変えて、化粧下地の後に日焼け止めを塗るようにします。すると常に肌に触れるのが化粧下地なるので、仮に一年を通して紫外線対策しても肌への負担は抑えられます。
これってメリットだと思いませんか?
また、日焼け止めって2~3時間で塗り直した方が良いと言われています。これはSPF数値や汗とか皮脂とかで流れてしまったりするので効果を維持するためには必要なことです。高SPFのものでも例外ではありません。
日焼け止めの前に下地を塗っていると、日焼け止めの塗り直しは下地も落としてからなので大変です。下地の後ならその手間が少なくてすみます。効果は少し落ちるけど、外出先ではスプレータイプの日焼け止めでササっと塗り直しをするという使い分けもいいですね。
順番を逆にするだけで肌への負担が減って、塗り直しが手早くできる…結果的にはこの「手軽に塗り直しができる」方が紫外線対策としては効果的だったりします。
でもデメリットも。
1つは、ファンデーションのノリがあまりよくないことです。そもそも化粧下地があることでファンデーションをキレイに仕上がるのです。そこに日焼け止めがあるとノリが悪くなるのは想像できるでしょうか?
もう1つは白っぽくなりやすいことですね。下地の後だと、より白っぽさが目立ちやすくなってしまいます。
この白っぽくなる原因の1つに紫外線散乱剤があります。肌に優しいということで紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル)で紫外線散乱剤のみが使われたものを好んで使っている人もいることでしょう。
白っぽくなる原因は酸化チタンという成分なのですが、これは粒子が小さい方が白くなりにくい性質があります。そういう日焼け止めを探すと良いでしょう。
解決策としては、下地がしっかり馴染んでから日焼け止めを薄ーく塗ることです。紫外線をしっかり防ぐようにと厚めに塗るほど白さが強調されてしまいますよ。
日焼け止めと化粧下地の両方するなら…
UVケアは、日焼け止めだけに頼る必要はありません。
日焼け止めを薄く塗っても総合力でカバーすればいいんです。下地、ファンデーション、フェースパウダーなどそれぞれにUVカット効果のある商品が売られています。
それぞれを薄く塗り、適度に塗り直した方が結果的には紫外線を防ぐ効果は高まります。
また、総合力でカバーするなら日常の短時間の外出には日焼け止めは使わないことも考えてみましょう。
詳しくは普段化粧品を買っているお店の専門家に相談してみてください。使わなくて良いなら、肌にはそっちの方が負担が少なくなくなります。
肌への負担を減らすための化粧品選びの参考になる記事はこちらにもあります。
どうしても日焼け止めが必要な時がある、でも肌が弱いんだよね~という場合は赤ちゃんの肌にも使えるものを試してみましょう。
または値段は張りますが、ファンケルの商品で救われたという人も少なからずいます。それすらダメっていう人も、もちろんいます。個人差があるのはしかたないですね。
成分に目を向けるなら無添加とか、さっきもちょっと出てきた紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル)であるかどうかに注意してみてください。
それでも、どうしても…となると、帽子や日傘も使って肌に触れるものを減らしていく感じですかね~。
日焼け止めは化粧下地の前と後のどっちが一般的?
敏感肌なら下地の後に日焼け止めを塗ると負担が少ないと提案しましたが、一般的には順番が逆です。一般的なスキンケアからベースメイクまでをざっと振り返ると…
まずはスキンケア
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
ここで紫外線対策
- 日焼け止め
ここからベースメイク
- 化粧下地
- ファンデーション
- フェイスパウダー
コントロールカラーやコンシーラーはお好みで…とまあ、こんな感じでしょうか。
下地の後にファンデーションを乗せた方が仕上がりは断然に良いです。いつもと変わらないメイクに仕上げるなら日焼け止めを下地の前に塗りましょう。
この場合のデメリットは、日焼け止めが与える肌へのダメージですね。SPF数値の高いものは…というのもありますし、最後に日焼け止めをきれいに落とすのが大変なのを忘れてはいけません。
化粧下地の後に塗った日焼け止めの方が落とすのは簡単なのです。
肌質のことを考えた上で、一般的な日焼け止めを塗る順番はそれとして自分に合ったものはどっちなのか選べばよいと思います。仕上がりの見た目重視なら下地の前だし、日焼け止めの成分が肌に合わないなら下地の後にするというように。
さいごに
肌が弱い人が実際にやっている日焼け止めの使い方も織り交ぜながら紹介しました。
日焼け止めと化粧下地の順番は一般的な正解だけでなく、目的によっては逆にしても良いということがわかったでしょうか。下地の上に日焼け止めを塗ることで、肌への負担が軽減されます。
総合力で紫外線をカバーできるなら、紫外線の量や外出時間によっては日焼け止めそのものを塗らずに済む場合もあります。肌の調子も見て、その日に合った紫外線対策をするのが一番かもしれませんね。
外に遊びに行く場合は、この記事も参考になります。
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