パートしてますが、保育園へのお迎えって時間にきびしいんでしょうか?どうしても時間通りにいかないことってあるじゃないですか。
他のママさんたちを見ていると、いつもギリギリだったり遅刻する人もいます。遅れるとバツみたいなものがあったりする?それとも意外と平気なの?
同じようにパートしている方の平均的なお迎え時間とか、もし遅刻しそうになった時どうしているのかとかを気にしているママさんって多いですよね。
園によっては、確かに厳しい面もあります。
でもそれにはちゃんと理由があったんです。
保育園のお迎え時間帯は平均どれくらい?
保育園のお迎えは16:30ごろから増え始めて、17:30~18::00がピークです。これは基本的にお迎えの時間が「仕事の終了時間+30分」で考えられているからです。
30分は通勤時間、つまり仕事場から保育園までの移動距離という考え方です。
とはいえ定時で終われないこともあるでしょう。雨風雪など天気が悪ければ時間がかかる事も考えられます。どうしても30分以上かかることがあるのは保育園側もわかっています。
遠慮して移動時間ギリギリでお迎え時間を希望すると、遅刻してしまう日も必ずでてきます。そうなってはお互いに迷惑がかかります。
「仕事の終了時間+通勤時間+30分」くらいの余裕を持っておくと良いかもしれません。
お迎えの原則は「仕事が終わったら保育園に直行する」ものです。一度家に戻って…とか、買い物すませてから…などの理由は、ここで言う”余裕”には入らないので注意してください。
また18:00までがピークなのは、18:00を過ぎると通常保育が終わり、延長保育に入るため。それに合わせて勤務時間を調整しているママさんがいるからです。
※ 通常保育が何時までなのかは保育園によっても変わります
ただしこれは認可保育園の場合。認可外の保育園なら施設のルールに沿っていれば、比較的厳しい縛りもなく預けることができるでしょう。
とうぜん、当日いきなりとか、わがままを何でもかんでも聞いてくれるわけではありません。前もって話しをして了解を得ておくべきです。あくまでも常識の範囲内で、ですよ。
保育園のお迎えに遅刻は何分くらいまで許される?
お迎えの遅刻は1分でも許されません!
その理由は、たった1分だし…が、3分くらいなら…に、そしてついに10分だけど…と、どんどん平気になっていく方が実際にいるからです。
あ、でも待って。
遅刻するママさん全員がそうだというわけではないですし、保育園とお子さんの側から見ても「遅刻してほしくない理由」があるんです。
保育園から見たお迎えの遅刻に対する考え方
「何時に何人の子がお迎えで帰るから、保育士は〇人帰っても大丈夫」
このように多くの保育園はギリギリの人数で子供たちを見ています。スタッフの都合や施設の資金的な理由もあるでしょう。
保育士の中にも子を持つ親がいることを忘れてはいけません。そう、自分の子供を迎えに行かなくてはいけないママさん保育士もいるのです。
ある親御さんが無断でお迎えに遅刻してるからと「大変だろうけど、お迎え来るまで残ってね」なんて言われたら、困りますよね。だからお迎えに遅刻は許されないのです。
お迎えが5分遅れたからといって、スタッフは5分遅れで帰れるわけではありません。書類の整理など後作業を済ませなくてはいけないのでそれ以上の時間遅れることになります。
そこで発生する残業代、それによって遅れる我が子のお迎え時間、その後の家事の遅れ。お迎えにたった5分の遅刻しただけでも影響は大きいのです。
あなたもパートの終了時間直前に「今日、少し残業お願い」って言われたら「お迎えの時間があるんでムリです」って言いたくなりませんか?同じことです。
あと、通常保育なのか延長保育なのかによってもスタッフの反応は違うようです。
お迎えの時間によって対応が違う?
通常保育内であれば、たとえば18:00から延長保育の園で16:30が16:45になっても「気を付けてくださいねー」くらいで済むことが多いです。
これには悪意や嫌味はさほど入っていません。スタッフの数に比較的余裕がありますし、心にも余裕があるます(ぇ
また、お迎え時間がずれ込み、他の子と重なることで忙しくなって、日中の子供の様子を伝える時間が満足に取れないことも考えられます。
無駄話ならまだしも、必要なことも最低限しか伝えられないかもしれません。そんなコミュニケーション不足が不信感につながるかもしれないと考えたら、余裕をもってお迎えに行く方が良いでしょう。
ほかには、通常保育と延長保育の境目になると厳しくなります。園によっては一筆書かされたり、退園勧告を受けたりと様々なペナルティがあるところも。
でもこれは、親御さんのためを思っての厳しい対応とも言えます。
なにせ延長保育は有料です。たった1分でも過ぎればお金が発生するのです。これはルールとして曲げられません。
余計な出費をしないですむような配慮も込めて、厳しい対応をしているのです。
悪意を持って想像すると、1人に許せばママさんネットワークで瞬時に拡散されて「わたしも、わたしも」と歯止めが利かなくなる…なんて考えることもできそうです。
お迎えが延長保育ではなく閉園時間にかかっているなら、さらに厳しく注意されると思います。お気を付けを。
子どもから見たお迎えの遅刻に対する考え方
お迎えの時間になってもママが来ないなんて、耐えられません!どんなに楽しい保育園でもママが一番です。
遊びに夢中になっているうちは良いでしょう。でも、一度でも「来るはずのママが来ない」と気が付いてしまったら、もうダメです。
悲しい思いをさせないためにも時間厳守でママの顔を見せて安心させてあげてください。
保育園のお迎えに間に合わないとき利用できるサービスは?
どうしてもお迎えができないとき、時間に間に合わないとわかっているときはどうしましょうか。
前もって職場に相談してOKが出ればよいのでしょうけど、毎回そうできるとも限りません。そんなときのために別の方法を用意しておくと便利です。
いまはいろいろなお迎え代行サービスがありますが、まずはお金をかけない方法です。
身内にお願いする
シングルマザーの方もいるでしょうから難しい場合もあるでしょうが、ママのお迎えと同じくらいにおばあちゃんやおじいちゃんが好きな子は多いものです。
逆から見ても「孫は無条件にかわいい」という方も多いので、喜んでお迎えをしてくれる可能性はあります。
そのほか近所に親戚など身内がいれば、お願いしてみる価値はあります。
ママ友にお願いする
子ども同士が仲の良いママさんと親しくなることをおすすめします。
お友達同士で遊んでいてくれれば、その間に家事がはかどるなどメリットが無いわけではありません。
子育てはお互い様なので、お迎えをしてくれたかわりに別の面で助けてあげられるwin-winな関係のママ友と親しくなれると良いですね。
そうでないといつのまにか上下関係ができてたり、陰で「お迎えをさせられている」みたいな噂がたたないとも限りません。
お互い仲が良く、協力関係が成り立つママ友が理想です。
有料のサービス
そんな都合よく身内が近くにいるわけもなく、煩わしさからママ友は作りたくないと思っている方もいるかもしれません。
どうしても無理な時だけ有料のサービスに頼るのも手です。良く使われているサービスは次の通り。
- ファミリーサポートセンター
- ベビーシッター
- 送迎タクシー
ただし何かと物騒な時代なので事前準備が必要です。
初めての人が連絡もなしに突然お迎えに行ったらたぶん無理でしょう。ママさんから園に事前に電話で連絡しても、顔も見たことない人だと難しいと思います。
事前に名前や連絡先などを登録する必要があったり、場合によっては園に顔を覚えてもうなど何かしらのルールがあるはずです。
その上で「○○時に○○という人が迎えに行きます」と事前に連絡して、やっと引き渡してもらえるようになります。
面倒な手順は必要ですが、いざというときのための手段を最低でも1つは用意しておくと安心です。地域のサービスを事前に調べておくと良いでしょう。
番外編
長い時間預けていられる園を選んだり、お迎え時間に合わせやすい仕事についたりできるなら、その方が良いですね。
さいごに
保育園のお迎え時間は16:30ごろから増え始めて18:00ごろにピークを迎えるようですが、中にはこんな方もいます。
たとえば15:00ごろにお迎えできるパートの方。
この時間は園ではおやつの時間と重なって、お迎えに来られると逆に都合が悪いと考えることもできます。
これを利用してお迎えを16:30にして、15:00~16:30を自分の時間、溜まった家事を消化する時間に充てるママさんもいます。
保育園のお迎え時間の基本は「仕事の終了時間+30分(園への移動時間)」なので、毎日だと難しい日もあるとは思います。
保育園の方も事前にわかり、ママさんが遅刻がないように努力していることがわかれば、無茶なことは言わないはずです。
保育士も人間ですから、たった数分の遅刻で関係が崩れてしまうこともあります。気持ちよく保育園を利用したいものですね。