iPhoneを水に落としました。そして動かなくなりました。よくあるトイレに落とすパターンです。
水没直後の対処を知っていれば助かったかもしれませんが、電源が入っていて使えていたためにそのまま放置をしてしまいました。そして次に見たときには電源が切れ、無反応な文鎮と化しました。
水の中に落としてしまった直後にできたこと、そしてやってはいけないこととは何だったのか。いまさらですが調べておきました。次に落とした時のために。
トイレにドボンと水没
iPhoneの水没は、良くあるパターンの「トイレに落とした」です。
トイレに入っていると仕事先の電話が鳴りました。何もこんな時に…などと考えながら焦って出ようと身支度を整えました。
水を流そうと思ったそのとき!ポケットから滑り落ちて、水が流れている便器へ。頭に浮かんだのは「iPhone流される!」ということ。大きさからいって流れるわけないですよね。
心配ではありましたが、その後も別に普通に使えていたのでそのままにしてしまいました。今思えば、ここで適切な対処をしていれば違う未来が待っていたのかもしれません。
で、電源がつかない!
仕事も終わってiPhoneの調子を見ようと触ってみると…画面が点かない。軽い放心状態です
よくよく触ってみればホームボタンとか、その他の隙間からじんわり水分を感じるような、感じないような。内部の水分が時間とともに電子回路を壊していったのかもしれません。
ネット中毒を自認しているので、すぐにでも新しいものと交換してもらうとAppleのお店へ。2月にガラスを割って交換したのに続いて、2度目。AppleCareに入っていないのでとんでもなく痛い出費です。
さて、お店で衝撃の一言「在庫がありません」。
銀座のAppleならこんなことは無いのでしょう。今日の入荷は1台で、さっき出てしまったと。なんと運の悪いことか!
翌日に銀座へ行くことにして、帰路につきました。
水没させたら最初にやること3つ
iPhoneが水没するということは、誰にでも起こる可能性があることです。実際に起きてしまったら、何はともあれこの3つはやっておきましょう。
電源をOFFにする
水没後も電源を入れたままでは、ショートしてしまう可能性があります。
もし水の中に落とした後も使える状態であったら、奥内部までは入り込んでいない証拠です。運が良かったと思って電源をOFFにして乾燥するまで待ちましょう。復活する可能性が非常に高くなります。
水分を拭き取る
濡れたままにしておくと、時間が経つにつれて内部まで水が流れてしまうかもしれません。
被害を最小限に食い止めるためにも、しっかり水分を取り除きましょう。
イヤホンの穴の内部とかも紙縒(こより)などを使ってできるだけ努力することで生存確率が高まります。
SIMカードを抜く
SIMカードを入れるスロットも水が浸入しやすい場所です。水分を拭き取るため、そしてSIMカードを守るためにも抜いておきましょう。
本体が無事でもSIMカードが濡れてしまっては元も子もありませんからね。
やってはいけないこと
水没したら水分を乾かしたい、蒸発させたいと思うのは心理ですが、これをやってはいけません。
- 振る
- ドライヤーの温風で乾かす
- 乾燥剤と一緒にジップロックに入れる
- 電源が入るか試してみる
- 充電しようとする
振るのは思わずやってしまいそうですね。風による乾燥と内部の水分が外に出そうな気になるので、効果があるように錯覚してしまうのでしょう。
その他には”熱で乾かそうと思うな”と心に刻んでおきましょう。一見すると早く水分を飛ばすことができそうですが、過度な熱を加えてしまうことで故障の原因になり得ます。
効果がありそうなこと
やってはいけないことを挙げましたが、心理として何かしたくなるのもわかります。
そこで比較的有効そうな手段をいくつか。
- ドライヤーの冷風で乾かす
- お米と一緒にジップロックに入れる
- 水分を拭き取って放置する
ドライヤーは温風はNGでも冷風はOKなようです。温風も冷風もダメですね。良いと思いましたが、風で水滴がiPhone内部に吹き飛ばされて回路がショートする可能性を考えました。
お米は意外に思うかもしれませんが、iPhoneの水分を吸ってくれることを期待できます。同じ効果を乾燥剤でも得られるかもしれませんが、お米の方がどの家庭にもあると思いますので。
もしかするとへたに民間療法に頼るよりも”放置しておくこと”が一番かもしれません。
最終手段は新品と交換
ここで揚げた方法で復活したとしても、ある日突然に使えなくなることもあります。
そんな不安を抱えながら使うのであれば、いっそのこと新品に交換してしまうのも手です。
自分は正しい知識がなかったので、水没直後に適切な処置をすることができませんでした。
スマホのサイズが大きくなっている今の時代、ふいに落としてしまうことも増えるでしょう。事前に知識として知っているだけでも生存率がグッと上がることでしょう。