名探偵コナンは20周年ということで、子供の頃に読んでいたという人も少なくないでしょう。今回の劇場版「純黒の悪夢(ナイトメア)」では、本編のメインストーリーと関係する「黒の組織」が大きく絡む話とも言われています。
子供に「映画に連れてって」とせがまれていませんか?どうせ一緒に見に行くなら予備知識を付けて楽しんでしまいましょう。そのために最短で黒の組織について理解できるように、関係するアニメの話数一覧を紹介します。
名探偵コナンで黒の組織が絡む話数の一覧
自分は原作を読んでいませんが、アニメはhuluを中心にしっかりチェックしています。さすがに800話以上も放送されているので、映画公開までに1話から全てを見るのは苦痛でしょう。そこで、「純黒の悪夢(ナイトメア)」を理解するために黒の組織と関係のある話数をピックアップしました。
「いま、どこまで進んでるの?」と疑問に思った人もここでチェックしておきましょう。
001話 ジェットコースター殺人事件
5話 「新幹線大爆破事件」
054話 ゲーム会社殺人事件
128話 黒の組織10億円強奪事件
129話 黒の組織から来た女 大学教授殺人事件
176話~178話 黒の組織との再会(コナン編・灰原編・解決編)
226話~227話 バトルゲームの罠
230話~231話 謎めいた乗客
258話~259話 シカゴから来た男
286話~288話 工藤新一NYの事件(事件編・推理編・解決編)
307話~308話 残された声なき証言
309話~311話 黒の組織との接触 (交渉編・追跡編・決死編)
340話~341話 トイレに隠した秘密
343話~344話 コンビニの落とし穴
345話 黒の組織との真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー
346話~347話 お尻のマークを探せ
425話 ブラックインパクト 組織の手が届く瞬間
429話~430話 もう戻れない二人
462話~465話 黒の組織の影(幼い目撃者・謎の高額報酬・真珠の流れ星)
491話~504話 赤と黒のクラッシュ(血縁・昏睡・覚醒・攪乱・偽装・遺言・嫌疑・潔白・決死・殉職)
509話~511話 赤白黄色と探偵団 コナンVS W暗号ミステリー
563話~564話 探偵団VS強盗団(騒然・沈黙)
578話 危機呼ぶ赤い前兆(オーメン)
579話 黒き13の暗示(サジェスト)
580話 迫る黒の刻限(タイムリミット)
581話 赤く揺れる照準(ターゲット)
646話~647話 幽霊ホテルの推理対決
651話 コナンVS平次 東西探偵推理勝負
656話~657話 博士の動画サイト
667話~668話 ウェディングイブ
671話~674話 探偵たちの夜想曲(事件・誘拐・推理・バーボン)
699話~700話 灰原の秘密に迫る影
701話~704話 漆黒の特急(ミステリートレイン)(発車・隧道・交差・終点)
734話 ジョディの追憶とお花見の罠
759話~760話 意外な結果の恋愛小説
770話~771話 ギスギスしたお茶会
779話~783話 緋色シリーズ(序章・追求・交錯・帰還・真相)
792話~793話 3人の第一発見者
続いて、黒の組織が出てくる劇場版です。
天国へのカウントダウン 2001年
漆黒の追跡者(チェイサー)2009年
絶海の探偵 (プライベート・アイ) 2013年
異次元の狙撃手(スナイパー)2014年
純黒の悪夢 (ナイトメア) 2016年
このほかに、映画でチラっと出てくるのでこれも見ておくと良いでしょう。
301話~302話 悪意と聖者の行進
304話 揺れる警視庁1200万人の人質
結構ありますねぇ。
アニメの方でも劇場版に向けて黒の組織に絡む話を再放送しています。映画に興味を持ってもらえるようにという製作者サイドの思惑も見え隠れしますね。
さらに映画公開日当日に放送された813話では、バーボンこと安室透に関わる黒の組織絡みのストーリーが始まることを示唆しています。 劇場版の舞台になる東都水族館のことでした。
ポアロでハムサンドを作ってたかと思えば、黒の組織に命を狙われるんですから大変ですねぇ。
コナンの映画は大人も期待できる黒の組織がメインか?
20年前に薬で小っちゃくなっちゃったコナン君はいまだに敵である「黒の組織」を追い続けています。以前、作者は100巻までに終わらせるといっていましたが、88巻も続いているのに今では終わらないかもと言い出す始末です。
ちなみに最新刊の89巻は4月15日発売。映画公開のまさに前日です!
名探偵コナンといえばトリックがドンデモだったり、子供向けでくだらない内容という感想もあります。でもメインストーリーである黒の組織との駆け引きは、大人が見ても楽しめます。いや、子どもには少しだけ難しいかもしれません。
特に、長くやっているだけあって人間関係は複雑です。難しい言葉も出てきますし、理解できない状況も出てくるでしょう。そんなときに、わかりやすく解説してあげるというのはどうでしょうか?
今回の劇場版「純黒の悪夢(ナイトメア)」は、これまで映画での扱いが脇役的な存在だった黒の組織との駆け引きがメインになりそうなんです。
だとすると本編のストーリーが進むかもしれません。そうしたら今回は見逃すことができない映画ともいえるわけです。
名探偵コナン 純黒の悪夢でラムの正体は明かされる?
今作に登場するかもしれない「ラム」というのは、黒の組織のNo.2と言われている人物のことです。アニメ本編に先駆けて、劇場版に登場してストーリーを進めるのかもしれないと一部では期待されています。
が、これは難しいだろうなあというのが個人的な予想ですね。何故かというと、ラムではないかと言われている人物の声を当てている人がゲスト声優の天海祐希だからです。
ここでラムが確定してしまうと、天海祐希がアニメでも声を当てなくてはいけなくなります。アニメ版に登場するとき声優を変えるなら、それなりの理由が必要です。何かで人格を変えられていて、本来の人格を取り戻したら声も変わった、みたいな感じで。
そういう意味で、映画の中でラムの正体が明かされる可能性は低いと予想します。新たなヒントが出てくるor例の”黒い人”として誰だかわからない状態のシルエットで登場するのが精いっぱいでしょう。
またこれまでの劇場版での黒の組織は、終わってみれば本編には影響しない形で事件が終わっています。その慣例を引き継ぐのであれば、今回も…という訳です。
そこを逆手にとって「映画でも本編に食い込んでいく」という良い意味での裏切りもあるかもしれません。最近の劇場版アニメは、本編の続編や完結編のような重要な部分をもってくる傾向もあります。コナンという作品でそういうことをしない理由もありません。
劇場に足を運ばなくてはいけない理由を作って、興行収入アップを狙う大人の事情があるとかないとか。
いずれにしても、黒の組織との駆け引きがメインになるならストーリーに緊張感がそれなりに出てきます。子供がファンであれば。公開日が待ち遠しいのは間違いないでしょう。
さいごに
この前書いた記事「アニメ映画を一人で観にいくのが恥ずかしいあなたへのアドバイス」は、自分のために書いたと言っても過言ではありません。子供がいて、堂々と見に行ける人がちょっとうらやましかったりします。
名探偵コナンをむかし読んでいたor観ていたなら、子供の付き添いのためだけのつまらない時間を過ごすよりも、予習をして一緒に楽しんだ方が有意義だとは思いませんか?そのあとの親子の会話も弾むってもんです。