行事

子供の習い事の先生へのお中元の相場と渡し方や言葉がけの仕方

更新日:

子供が通っているピアノ、バレエ、そろばん、習字といった習い事から学習塾まで、普段お世話になっている先生へのお中元は贈った方が良いのでしょうか?

贈る家庭と贈らない家庭があって、どっちが正しいのか不安になりますよね。渡すとしても相場とかわからないですし。

そんな「みんなはどうしてるの?」に答えましょう!

スポンサーリンク

子供の習い事の先生へのお中元はみんなどうしてる?

最近は、昔ほど先生にお中元を贈らなくなりました。先生の方で受け取らない事も増えてきたのですが、それは「企業に所属している社員」という立場で教えているケースが増えてきたのも1つの要因ではないかと思います。不景気&世知辛いってのもありますが。

会社の社員ってどういうこと?

個人で生徒をとって何かを教えるよりも、生活のための仕事として会社組織(スクール)の講師のような立場の先生が増えたということです。学校の先生や医者などと同じように金品を受け取らない傾向が増えました。

各地に分校があるような大手だと受け取らない傾向は強く、大手でも1回の生徒数が少ない小規模教室だとゆるい場合もあります。

いずれにしても組織に属している人間が個人で何かをもらうことはせず、基本は毎月の月謝で十分だということです。保護者の中にもこの考えを元にお中元を贈らないという人もいるので、今後もこの傾向は続くとは思います。

こんなケースでは贈る場合が多い

ピアノや習字などの習い事の先生には贈るけど、学習塾の先生には何もしないというパターンもあります。

これは学習塾だと「先生と生徒」で贈っていない学校と同じように思えて、習い事だと「師匠と弟子」という少し違う関係性に見えるからでしょう。塾と言ってもマンツーマンだったり先生のお宅で教えてもらっているなら贈るケースもあるでしょう。やっぱり個人か組織かということになるでしょうかね。

もちろん贈らない、受け取らないという先生もいますので、一概には言えません。だから不安になって迷うんですよ。

最終的には他の親御さんに聞くしかないですよね。「おたくはどうしているの?」って。

ただし迷っていても良いのは趣味レベル習い事の話です。専門性を高め、たとえばコンテストの上位やプロとして通用するようなところまで目指すならお中元は必須と言っても過言ではないでしょう。

そのような先生は業界にも影響力があるでしょうから、一人前になった後にも先生との関係が続くと思います。年賀状のやり取りなどを考えても良いかもしれません。

やっぱりコネ人脈って大事ですから。

お中元以外の感謝の表し方

お中元やお歳暮だと、始めたら通っている間は続けるのが普通です。いくつも掛け持ちで習い事をしていたり、子どもが多いと贈る先も多くてかなりの負担になります。

お中元は贈らないけど何かしたい…そんな場合はお土産、さしいれ、おすそわけのような形式をとるとことを考えてみましょう。

たとえば習い事の発表会の直前のレッスンで普段よりも長い時間を取ってくれたとか、終わった後のお疲れ様ということでちょっとしたお菓子を渡すとか。「旅行に行ってきました~」とお土産わたすとか。「実家から取れたての野菜を送ってきました」とか。

何かのきっかけがあって渡せば、お中元は受け取らないけど「先生方みなさんでどうぞ」「生徒さんで分けてください」的な感じにすれば学習塾とかでも受け取ってくれるということもあります。

習い事のお中元って相場はどのくらい?

これは何を贈るかというのにもよりますよね。

子供に預けて渡してもらう場合は、箱を持たせるよりも月謝の袋と一緒に現金や商品券を渡す方が無難です。直接渡しに行く場合はその限りではありません。

で、お菓子などの場合は比較的に安くあげても問題ありません。まずお中元を渡すということはお歳暮も渡すということです。お歳暮だけということはあってもお中元だけ渡すということは通常ありませんから。

するとたとえば品物で両方贈るとしたら、お中元を1,500円、お歳暮を3,000円のような差をつけつつ金額を抑えても大丈夫です。

これが現金や商品券の場合はだいたい月謝1ヶ月を目安にすることが多く、品物のときと同額ではどうしても少ない印象があり、結果として金額が多くなりやすいのです。

金額じゃないよとはいえ、毎回でこれが続くとなると地味にお財布事情に響いてきます。

スポンサーリンク

お中元の渡し方と言葉がけはどうしたら?

子供に持たせる場合は「母からです」と渡すように言い聞かせればすみます。ただ小さい子だと「はい」って唐突に渡すだけかもしれないので、ちょっとしたお手紙を入れた方が良いかもしれませんね。

直接渡す場合は、他の生徒さんがいないとき、先生の都合の良いタイミングを見計らって渡すようにした方が良いでしょう。事前に電話でお伺いを立てるかレッスンの開始時間のかなり前、まだ生徒さんが集まる前に渡すとかでしょう。

その時の声のかけ方としては

「いつも(子供の名前)がお世話になっております。」

といった感じで切り出します。そしてお中元を熨斗紙が先方の正面に見えるよう差し出しつつ

「これはほんの気持ちです。お納め下さい」

と言いいます。先生が受け取り、先生が謝意の言葉を述べたらあとは子供のレッスン中の様子や普段不安に思っていること、聞きたいと思っていたことなどを話すると良いでしょう。

直接渡す意義は、このコミュニケーションにあります。この機会を逃さず、でもしつこくならずに適度な会話で子供のことを聞いておきましょう。

さいごに

習い事の先生へのお中元をどうするかについて紹介しました。

まだすっきりしないところがあるでしょうか?最終的にはその教室の習慣や通っている子の親御さんの状況にもよるので「これ!」という正解がないんですよね。

とはいえ、ある程度の専門性を身に着けるために本気でやっている場合は別です。そこまで教えることができる先生は、業界の人脈にも通じているでしょう。そうすると業界にいるうちは先生との関係が続くので、お中元なり年賀状なりのやり取りはつづけた方が良いでしょう。

でもまあ、最後は「気持ち」ですよ。

学校の先生へのお中元を贈った人いる?感謝の気持ちの伝え方

学校の先生へのお中元を贈った人いる?感謝の気持ちの伝え方


 

内熨斗と外熨斗の使い分け つけかたの違いと失礼かもなパターン

内のしと外のしの使い分け つけかたの違いと失礼かもなパターン


 

毎年の必需品!暑中お見舞いと残暑お見舞いの時期の表

暑中お見舞いと残暑お見舞いを贈る時期はこれ見てすぐ解決!


 

スポンサーリンク

-行事
-

Copyright© キョウミのトビラ , 2024 All Rights Reserved.