青森のねぶた祭りって混むじゃないですか。だから赤ちゃんとか幼児を連れて行くのってどう思いますか?迷惑だしマナーがなってないという声もありますが。
赤ちゃんがいたら行くべきでは無いのでしょうか?見せてあげたいなと思うことも罪でしょうか?
いいえ、そんなことはありません!迷惑行為は論外ですが、赤ちゃん連れでもねぶた祭りを楽しむことはできるんです。
ねぶた祭りに赤ちゃん連れってあり?
赤ちゃんを連れてお祭りを観にいきたいって人の数はそれなりにいます。ネットでも質問している人がいて、その答えの中に必ずあるのが「混雑している中でベビーカーで来られると迷惑です!」というものです。非常識とまで言われることすらあります。
初めてだから状況がわからなくて聞いてるのに非常識って…聞くことすら許されないの?
たしかに自分のことを思い出してみると、一番古い家族での旅行の記憶って5歳くらいなんですよ。だから赤ちゃんと呼ばれるくらいのときに連れていかれても覚えていません。つまり親の自己満足ともいえるわけです。
でも今は気軽に動画を撮れる時代です。物心が無くてもいつもと違う周囲のにぎやかさから喜んでいる様子、びっくりした表情を残すことができます。この時期にしか残せない宝物なので親バカ親心もわかってほしいですよね。
行けば必ず一定数から「非常識」呼ばわりは覚悟のうえで、迷惑をかけないように気を使いつつもねぶた祭りを楽しむ方法だってあります。
ポイントは2つです。
- 赤ちゃん優先に考える
- ねぶただけを目的にしない
ああ、なんか誤解されそうです。子供優先というのはワガママを許すという意味ではありません。子供の目線で考えるということです。お腹空いていないかな?トイレ大丈夫かな?飽きていないかな?みたいなのを大人が意識するのです。
そうすることで子供がグズる前に行動できるから、結果として周りに迷惑がかからないとなるわけです。
ねぶただけを目的にしないというのもある意味ではは同じことです。ねぶたが通るところを見るだけでは子供は絶対に飽きます。別に可愛いわけでも動くわけでもないですから、興味がわかなければ他のことに注意が行ってしまうでしょう。
赤ちゃんなら寝てくれるからいいのかな?泣いたら厄介ですが。
ねぶた祭りの楽しみ方は子供優先で計画する
赤ちゃんを連れて、長時間じっくりねぶたを楽しむということは諦めましょう。それはもう少し大きくなるまで取っておくとして、まずは雰囲気を楽しむことを第一に考える方がストレスがありません。
子供には大人の気持ちは理解できません。そもそも赤ちゃんには物心すらないのですから。そうすることで見えてくるものもあります。
たとえば地元の人たちは、ねぶたが通る沿道は観光客で混雑するので避けます。少し離れた周辺の道路、そのうえで交通規制によって車が通らないあたりに行くそうです。たしかにしっかり見るなら早くからの場所取りや有料席の確保が必須でしょう。
でも周辺道路から見る程度でも十分に雰囲気を味わうことができます。それに人混みの中に入り込んでしまうと移動が難しくなります。少し見て移動…少し見て休憩…。この方が良いと思いませんか?
ねぶたをちょっと見て青森駅前から新町通付近へと屋台を周る。子供にとってはこっちの方が興味をそそられるものが多くあるかもしれません。
ねぶた祭りは雨天決行?
ねぶたは骨組みに和紙を貼り付けて作ります。だから雨に弱いんですね。でも心配ありません。もし雨が降ったらビニールをかけて運行はします。
でも見栄えが一段落ちます。雨が降ると人出は若干減りますが、赤ちゃんじゃなくても小さい子供と一緒だとすぐに「帰ろうよ~」とグズる可能性もあります。そんなときのために雨の日の観光ルートもチラッと考えておくと良いでしょう。
たとえば青森県営浅虫水族館はイルカショー人気で、小さな子供にはねぶたよりもこっちの方が楽しめるのではないかと思ってしまうほどです。また授乳室なども完備されているので、お母さんも安心です。
ねぶた祭りを見る日はいつがいいとかある?
ねぶた祭りは毎年8月2日~7日に開催されます。その中で人気が高いのは6日の夜です。でも赤ちゃんや小さい子供が一緒の場合は必ずしもそうではありません。
じつは7日の昼間もおすすめです。
まず明るいですから迷子になる可能性が低くなります。そして昼間は人出が夜に比べれば少ないのです。
ただし土日の昼間に当たる年は平日に比べれば人ではあるでしょう。週末は学校や会社が休みですし、ねぶたではなく屋台が目当てという人もいますから。
たしかに迫力とかを考えれば昼間なのでライトアップもなくさびしいかもしれません。でも昼間であることの安全性を考えてみてください。子供が一緒なら楽しむことも大事ですが、子供の安全も大事です。
さいごに
赤ちゃんを連れてねぶた祭りを楽しむためのポイントを紹介しました。
さすがに大人同士のようにはいきません。どうしても赤ちゃん優先で考えることになります。その中でどうやって楽しむことができるのか、良い思い出が残せるのか、考えてみるのもその時期にしかできない楽しみです。
周りの迷惑にならないように、だけど自分たちも楽しめるように工夫をしてみましょう。