あなたの周りに頭や身体がくさいひとが一人はいませんか?
自分の体臭は気づきにくいので周りから指摘されないとわかりません。どうやって言えばカドがたたずにわかってもらえるのか、頭を悩ますところです。
そこで自分が過去に出会った「くさいひと」に試した方法を紹介します。
臭いに気づかせる良い方法とは?
むかし働いていた職場に何日もお風呂に入っていないような強烈な体臭を放つ同僚がいました。年上だけど後輩で、しかも親しく接してくるので先輩としては邪険にもできません。
その人には現場のリーダーが「お前風呂入れよ」とはっきりと言ってくれましたが、本人は入っているというのです。寮に入っていたので同じ寮の人に聞いてみても入っているところを見たことがない、と。
ほかには、別の職場で異様に足のくさい人もいました。足が臭いのか、靴下が臭いのか、もう何が何だかわからないのですが、とにかく”むわん”とした体温の感じる湿り気を帯びたにおいです。
この人とは辛みが少なかったこともあって、アクションを起こすことはできずに我慢して我慢して耐え抜きました。ひたすらに。
ほかにも何人か、職場が変わるたびに1人はいたような気がします。体臭は自分では気づきにくいくせに指摘もしにくいのでやっかいです。基本的に人から欠点を指摘されるのは不愉快ですからね。
相当に昔のことですが「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の番組内で松っちゃんが、急に振り向くと自分の残り香がおっさんくさいことがあると言っていました。
自分でも似たような経験があります。こんな風に自分で気づければよいのですが。
他人に欠点を指摘されるのは嫌なものなので、よほど信頼関係ができている間柄でなければ面と向かって「におうよ」などと言ってはいけません。年齢差が大きかったり仕事で役職や立場が上で言いやすい状況という場合は別かもですが、はっきり言うと関係にひびが入ることも多いでしょう。
でももし指摘するのなら抽象的でなく、それでいて「あなたの体臭がくさい」と認識してもらうのが理想です。
そんな「自分のにおいに気づかない人」これまでにいくつかの方法を試してみました。ポイントは自分をダシに使うことです。
気づかせたい人の前で「なんか自分、汗臭いんだよねー」などと言いつつ消臭スプレーを使い、良かったら使う?などとすすめてみます。本当に暑い日を狙えば自然に言い出せるでしょう。また、消臭スプレーは香りに好き嫌いがでないように無香料のものがベストです。
こんな直接的にしなくても、消臭スプレーや制汗シートなどを常時携帯して度あるごとに使うことで無言のアピールをすることもできます。周りも使いだすとより効果的です。実際に職場内で流行して悪臭問題が多少緩和したこともあります。
逆に石鹸やシャンプーを「良かったから使ってみなよ」とすすめてみるのは効果ありませんでした。たぶん、本当にお風呂入っていない人もいるのです。そういう人がお風呂グッズには興味を示さないのは当然と言えば当然かもしれません。
男女何人かで遊びに行こうと誘うのも一応効果はありました。が、そのときだけの単発なので効果は続きません。
また自分の経験では食生活でにおいが改善したこともありました。お金の無いときにキムチや納豆でご飯を食べる日が続いまして、そのときはさすがに自分でも体臭がきつくなったのがわかりました。
身体のくさいのはお風呂に入っていないのも原因の一つですが、食べているものや内臓の健康状態が原因の場合はいくらお風呂に入っていても改善しません。
たとえば排便臭がきつい人が病院で検査をしたら腸に腫瘍が見つかったという例もあるそうです。
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似たような例で、ちゃんと毎日洗っているのにお風呂に入っていないようなにおいがするというケースがあります。体臭というよりも頭のにおいの場合は頭皮の洗い方が…ではなく別のことを疑った方が良いかもしれません。
先日初めて知ったのですが、耳垂れはお風呂に入っていないようなにおいがします。耳の中のことなので、とうぜんお風呂に入ろうが、ゴシゴシ洗おうが、意味がありません。
耳垂れで出てきた汁は自分でもにおいを自覚できますが、においの質は体臭と同じなので自分ではわかりにくいものです。周りの人からすれば発生源が耳なのかそうでないのかなんて、さらにわかりにくいでしょう。
耳垂れのにおいはかなり遠くからわかりますし、頭の辺りの臭いが強烈なので勘違いしやすいです。そのくせ身体や頭のてっぺんに鼻を近づけて嗅いでみるとにおいません。発生源は耳の中にあるので当然ですよね。
なので一般的に「体が臭い人への対処はこうすると良い」と言われていることを試しても効果がない場合には耳や内臓の不調、ストレスなどの健康面を疑ってみると解決策が見つかるかもしれません。
それとなく「最近疲れてない?」「体調崩してない」なんて声をかけるのは「あなた臭いですよ」に比べればハードルがグッと下がります。
さいごに
臭いのをそれとなーく悟らせるのは至難の業です。そういう人に限って風呂嫌いだったりします。
間違っても高圧的だったり文句を言うような口調で責めてはいけません。お互いに傷つきます。職場のように人間関係を崩すと問題がありそうなところではマスクをするなどの自衛も必要です。さりげなくね。
いろいろ試しても無理な場合は上の立場の人からハッキリと言ってもらえるように頼んでみるのが良いかもしれません。