兄弟の年の差が3才違いの子を持つ親の宿命。それは小学校の卒業から行事が重なることです。卒業式も入学式も同じ年。なんでも一緒になるのです。
我が家では、運が悪いことに次男の小学校の卒業式と長男の中学の卒業式が同じ日に重なりました。
「子供たちの卒業式、出席はどうしよう…」
長男の中学校が離れたところにあるため、どうしたらいいかわからず悩んでいました。本人たちに確認したところ「ママがいい」とのことで、父親の出番は無し。母親の私が二人の卒業式に出席することになりました。
かなり無理があるんですが、強引にしようと頑張ったママの一日です。
卒業式の雰囲気に浸るヒマなんてないバタバタの一日
我が家の長男は、家からかなり離れたところにある中学に通っていました。ですから学校まで行くのにもかなり時間がかかります。そのことを計算すると、卒業式の前日は近くにホテルを取った方がいいのでは?と思うほどでした。というのも卒業式が始まる時間がかなり早かったからです。
ですが、我が家にはもう一人、卒業式を待っている子供がいるのでそれはできません。なので、時間が先に始まる長男の卒業式に出席しました。
ここで救いだったのは、長男が中高一貫校に通っていたことです。本来なら、終わってからの謝恩会などもみなさんで楽しく行われ、子供も出席します。でも我が家の事情を他のみなさんに説明して子供だけの参加ということになりました。
長男も高校でも今のままの友達関係が続くことで、次男の方に自分が行くことも気にしていませんでした。それで本人が卒業証書をもらった時点で、他のみなさんにお願いして席を立ちました。
さて!急いで次男の卒業式へダッシュ!!!駅に行き、電車に乗り込みました。その間に一度身支度をし直して次男の元へ向かいます。
その間の時間がとても長く感じ「とにかく間に合え~~」と祈りながら電車に乗っていました。小学校が駅よりもかなり離れたところにあったので、駅に着いてから急いでタクシーに乗り込みます。
「ギリギリセーフ!?」
その時は、まだ式は行われていたのですが、もうほとんど式典が残っていないのは、すぐにわかりました。でも母親が来ているということを知らせたい一心で中に入っていきました。
結局次男の卒業式の様子は、ほとんど見ることができないで終わりました。ですが、式の後に校庭に出て写真を撮ったりして和やかなひと時には間に合いましたので、次男の担任の先生にご挨拶もでき、そして次男の写真も撮ることができました。
私だけがバタバタの卒業式でしたが、そのあとのランチ会にも参加して、なんとか卒業式の雰囲気になれたと思います。
3才違いの兄弟を持つママは行事が重なるのを覚悟して!
3才違いの子供を持つと、とにかく行事が重なります。卒業式のような重要な行事にもあたることもあります。しかも長男は、離れた学校に通ってます。ですから市が違います。それでも当たってしまうことはあるのです。
子供にとって、学校行事に来てほしいのは父親よりも母親なのでしょうか。不思議です。
普段から普通に仲良しの父子でも、卒業式には母親を指名してきました。おそらく他の子供さんは、母親がくるのに自分だけ父親で、しかも自分の友達の母親のことが全くわからないということに、不安があるのだと思います。
また終わってからの友達との約束などが母親の方が「やりやすい」からではないでしょうか。卒業式に和装で来る保護者の人もいるくらい自分のお子さんのために保護者も力を入れるものです。
それを我が家は、移動がしやすいように、パンツスーツで、先に預かった長男の荷物を持っていたのでおしゃれなバックも持てずじまいです。本当だったら、もっとおしゃれをしていきたかったというのが本音です。
それでも子供たちは母親の出席を希望しました。期待を裏切らないように一生懸命になってしまうところは、やっぱり親ですね。
さいごに
同じ日に行事が重なるというのは滅多にないかもしれませんが、うちのようなパターンもあるのです。年の差が3才違いのお子さんがいるなら頭の片隅に入れておきましょう。心構えができていないと軽いパニックになるかもしれません。
私の場合は「あるかもしれないな」と想像していました。というのも自分自身も3才違いの兄妹で、中学校、高校の入学式で重なっていたのを機を苦していたからです。その時は親の事なんて知りませんでしたが。
さあ、つぎは中学と高校の入学式が待っています!また頑張らなくっちゃです。