お正月のおせち料理は通販で、という家庭が増えています。
その理由は「有名なお店のものを」「忙しくて作る暇がない」「お客様用に」など様々です。また、買って済ませるけど「これはうちの味じゃなくちゃ」というものは作ったり、上手く取り入れている人もいますよね。
そんな通販のおせち料理に冷凍おせちと生おせちがあるのは知っていますか?
自分も以前は冷凍おせちを買っていました。でもここ数年買っていません。自分1人のために結構な値段がするから、なくてもいいのではないかと思ったからです。黒豆と雑煮があれば結構満足しちゃうので。
そんな関心薄の自分でしたが、今回ちょっと気になったのが生おせちです。実はよくわかっていませんでした。
いつもは2~3人前のおせちを買って一人で食べていたのに対して、少人数用の生おせちがあまりなかった(ような気がした)ためので情報収集を怠っていました。
今回気になってみてみたところ、少人数用のレパートリーがあって選択肢が増えた感じです。前からあった?
冷凍おせちを食べたときの経験なども交えながら、生おせちとの比較や人気のあるお店をまとめておきます。
今回は勝手ながら、主に来年の自分用のメモです。書いておかないと、来年すっかり忘れて「おせちどうすっかなー」とか考えていそうでこわい。
生おせちと冷凍おせちの違いは?
冷凍おせちは前日から冷蔵庫内でゆっくり解凍して元旦朝にベストな状態で食べられるというものです。では生おせちってどんなの?と、初歩からわかっていませんでした。
生おせちというのは、お弁当屋のように作りたてのおせち料理をお重に詰めたものです。ああ、湯気が立つほど「できたて」ではないですよ。冷蔵されて届けられ、元旦まで冷蔵庫で保管します。冷凍に対するコトバとして「生」としているんですね。
生おせちと冷凍おせちのメリットとデメリット
冷凍したおせちとしていないおせち、何がどう違うのか、メリットとデメリットの面からみてみましょう。
冷凍おせちのメリット
- 味の劣化を防げる
- 解凍するまでは日持ちがする
冷凍おせちのデメリット
- 料理によって水っぽくなる
- 冷凍→解凍のために生おせちよりも味が落ちる
生おせちのメリット
- 作りたて(前日到着)をそのまま食べられる
- 解凍する手間がいらない
生おせちのデメリット
- 冷凍おせちに比べて値段が高め
- 日持ちが悪く、味の劣化が冷凍おせちよりも早い
別の比較で言うと、同じ料理を作って冷凍してから解凍して食べるのよりも、冷蔵しただけで食べるという違いです。もちろん家庭用冷凍庫よりも冷凍技術は優れていますが。
あなたは、どっちがいいと思いますか?
冷凍おせちの評判は?
うちも2011~2013年に冷凍おせちでお正月を迎えていました。それ以降はおせち自体を用意していません。ちょこっと煮物と雑煮を作って大量の黒豆を買い込んだだけで済ませてしまいました。いまの時代、スーパーが休みなのは元日だけなので買い込んでもしょうがないじゃないですか。お店によっては無休でやってますしね。
さて冷凍おせちを実際に食べた人たちの評判はどうかというと、美味しいという声と不味いという声の両方があります。もちろん生おせちにも不味いという声はあるでしょうが、「水っぽい」とか「味が落ちる」といった意見は冷凍おせちならではです。
生おせちの不味いという場合は、味付けが口に合わないのが主な原因だからです。
自分が冷凍おせちを食べたときも、やはり水っぽいと思うことがありました。あきらかに味が落ちてるなと思ったのはゴボウです。家庭でもゴボウとか大根を冷凍保存したら食感が変わって美味しくなくなりますよね。つまりそういうことです。
あとは海老でしょうか。個体差で美味しいものと水っぽくておいしくないもののロシアンルーレットでした。
ではこの差はどこから来るのかというと、解凍にやり方に問題があったのではないかと思うのです。冷蔵庫で指定時間通り解凍しているのですが、ナニかが違うんでしょう。
例えば温度設定、庫内の詰め込み具合、包装状態なんかが気になるところです。お店の指示通りにしているか、今一度確認してみる価値はありますね。包装状態というのは、風呂敷などで包まれているときにそれは取らないとかです。
どうしても冷凍おせちでは満足できない、解凍が手間過ぎるということなら、生おせちの世界に足を踏み入れてみましょう。自分は今回そうするつもりです。
生おせちはどこのがおすすめ?
自分が知らなかっただけで、生おせちというものは前からあったようです。リピーターがついているお店もあって好評です。おせちが届いたら蓋を開ければそのまま食べられるので、冷凍おせちのように解凍に失敗したということもありません。
新年から失敗したくない人や来客のお客様用には生おせちがおすすめです。
「ここがおすすめ」の声が多い北海道のおせち「とんでん」
実際に購入した人、食べた人の評判を見てみると、あるお店の名前が非常に目立ちました。それは「とんでん」というお店の生おせちです。若干高めの価格ながら、満足度の高さがうかがえます。
個人的な好みから言えば、母親の出身が北海道なので馴染みがあります。冷凍おせちでも北海道の食材を使ったものと京都の味付けのものを食べたことがあって、北海道の方はおおむね美味しいと感じました。でも京都風の方は料理によって甘く感じて味の好みに合わないものがいくつか。
出汁が良く効いて美味しいのもあったので、ほんと好みの差だと思います。ちょっと関西風の味付けにあこがれてるところがあったのですが、食べなれていないとオールオッケーとはいかないようですね。
無添加食材にこだわった「匠本舗のおせち」
できるだけ安全な材料で安心できるおせちが食べたいなら、「匠本舗のおせち」がおすすめです。
- 中国産の食材を使わない
- 合成着色料を使わない
- 人工甘味料不使用
- 人口保存料不使用
もちろん食べていないので味はわかりませんが、安全に気を使っているところから味も期待させます。京都を中心に多くの和食のお店が監修した味は、それこそお店の看板にかけて下手なものは作れないでしょう。
欠点が一つ。それは完売が早いということです。この記事を書いている2015年10月15日現在、午前中にはなかった「完売」の文字が午後には一万円台の商品を中心にチラホラ見られます。早めに予約しないとよさそうなものから次々と完売していきます。
匠本舗のおせち12月30日に届けられるので、元旦まで冷蔵庫で保存しておきます。生おせちの消費期限が2~3日と言われているので、元日に食べきってしまう方が良いのではないかと思います。遅くとも2日の朝までがいいのではないでしょうか。
素朴な味付けがほっとする「ちこり村 田舎の手づくりおせち 」
自分で購入するには量が多いのですが、とても気になったのがここのおせちです。
とんでんや匠本舗のおせちは、どちらかというと豪華なおせちの部類だと思います。それに比べてちこり村のおせちは、家庭のおせち料理の延長線上のような普通のおせち料理です。そこが受けて「我が家のおせち」として毎年リピート購入している家庭もあります。
こちらは大みそかに家に届くので、消費期限に気を付ける心配がちょっぴりやわらぎます。
しかし…量少な目のを販売してくれたらなあ。かな~り気になります。いつも三が日かけて2~3人前のものを1人で食べるので、この3~4人前はちょっと多いんですよね~。
まとめ
冷凍おせちと生おせち、それぞれメリットとデメリットがありました。ご家庭の事情によって使い分けてみてはどうでしょう。冷凍おせちの方が価格はリーズナブルなものが多い印象があるります。正月気分を味わいたいという場合には、いいと思いますよ。
生おせちは価格が数千円高めな代わりに解凍の難しさがありません。そのまま食べれるのが魅力です。煮物とかの一部家庭で作るものと、プロが作ったおせちをうまく利用することで忙しい年末に余裕を作るのは良い考えです。
自分みたく「あ~どうしよ~悩むな~」とかやっていると完売してしまう可能性大です。実際に目の前で完売してますし。在庫のあるうちに、そして早割で安く買えるうちに、決断しなくちゃですね。
どこにするかなぁ
こちらの記事も参考になります。
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