外出するときにはワイヤレスイヤホンを使っています。邪魔なコード類が無いので絡まるストレスから解放され、コンパクトで持ち運びにも便利です。
その反面ポケットや鞄の中で行方不明になることもあるのではないでしょうか。
もしかするとポケットに入れたまま洗濯してしまったという経験がある人もいるかもしれませんね。
ワイヤレスイヤホンを水没させて音が聞こえなくなったら復活させることができるのか、それとももう諦めるしかないのでしょうか?
ワイヤレスイヤホンは水没しても直る?
ワイヤレスイヤホンを水没させてしまった場合、直ることもありますが多くの場合は治らないと思った方が良いかもしれません。
なぜかと言うと、ワイヤレスイヤホン本体には有線と違って電子部品が組み込まれているからです。電源が入らなかったり音が聞こえなかったりするときは、これら電子部品に水がかかっています。
もし水没しても電源が付いたり使えたりして、完全には壊れていないように見えるのは偶然です。運がいいだけです。
水没したワイヤレスイヤホンが復活する可能性があるとすれば、中に入ってしまった水分を完全に取り除くことができた場合です。
水の中に落としてしまった、洗濯してしまったワイヤレスイヤホンを復活できた人たちの多くは、 3~4日長くて1週間ほど乾燥させていました。
乾燥させる方法は、あまり余計なことはせず自然乾燥、拭き取るにしてもこすったりしないで柔らかく押し当てて水分を吸い取るような感じです。
綿棒を使ったりドライヤーを当てたりして電子機器を傷つけたり水分を広げてしまったりするとかえってダメになることも考えられます。でもドライヤーや綿棒を使ってしっかり乾燥させたおかげで使えるようになったという例もあります。
この辺りはこうしたら直ったという100%の正解がないのが難しいところです。
少なくても乾燥させている時に「そろそろ大丈夫かな?電源が入るかな?」などと試してはいけません。通電することによって、わずかな可能性が絶たれてしまうかもしれません。
最も乾燥しきったところで、すでに壊れていたら結果は同じなのですが…。
水没して聞こえなくなるその他の原因は?
水没したワイヤレスイヤホンが聞こえなくなったり電源が入らなくなったりする原因は、電子回路に水分がかかってしまうことです。
この時に電源を入れたりして通電してしまうと回路がショートして故障してしまいます。そのため、もし電源が入るような状況であってもショートさせないために電源を入れるべきではありません。
その他、電子回路だけでなく基盤に水分が付いて腐食した(錆びた)ことによって電気が流れなくなって故障するということもあります。
また、ワイヤレスイヤホンの防水保護の規格(保護等級)によっても助かる可能性が違ってきます。規格は次のように決められています。
防水規格の閲覧などはこちらのサイトが詳しく説明されていました.
防水規格|IPコードの一覧。IPX, IPX4, IPX5,IP67, IPX7, IPX8, IP68とは
https://www.toishi.info/faq/question-seventeen/ip.html
さいごに
今回はワイヤレスイヤホンでしたが、一般的に電子回路のあるものや電池で動くものを水没させた場合、電源を入れてはいけません。
- 表面の水分を拭き取る
- 電池やバッテリーがあるなら抜き取る
- その後完全に乾燥するまで電源を入れずに待つ
もしこれでも使えるようにならなかった場合は潔く諦めましょう。
自分は過去にiPhoneを便器の中に落として壊してしまいました。すぐに取り出したし直後に電源が入るのを確認できたので安心していました。
すぐに電源を切って乾燥するのを待っていましたが、この電源を入れた行為が良くなかったのではないかと思われます。