コンピュータ

「艦これ」目的に選ぶならスティック型PCで十分

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Intelからスティック型PC「インテル Compute Stick」が発売!当日に延期!と聞いて、ナニナニどうした?状態です。

スティック型PCなので決して高性能ではありませんが、「艦これ」のようなブラウザゲームやHulu、Youtubeといった動画をみるには十分な性能です。

パソコンはちょっと…という人も2~3万円程度で快適な環境を作れるスティック型PCは、検討に値するはずです。

個人的にもメーカーとして信頼性抜群のIntelから出るなら、と気にはしていました。まさかの販売延期で発売日未定となるとは思ってもみませんでしたが。

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本命?Intelがついに動き出す

スティック型PCについては「PCの小型化もここまで!価格も手頃でライトユーザー向けか」にも記事にしています。Interlが満を持しての発売と聞いて、購入者の評判くらいはチェックしようかなと思っていたところでした。

マウスコンピュータやSOTECなどは2chなどで叩かれまくっていた印象と安かろう悪かろうのイメージがありました。なのでメーカー製のPCを買うときも無骨だがしっかりしているイメージのあるDELLを選択していた次第です。

時代は流れて、いまはどのメーカーでも最低水準をクリアしたものがほとんどでしょう(確証はありませんが)。

それでもやっぱり老舗ハード屋、CPUメーカーのインテルから発売されるPCとなれば一目置きたくなります。

起動が早い!?

実際に起動しているところを見ると、その起動速度に心が動かされます。パワー的には物足りなさを感じるでしょうが、”すぐに使える”は羨ましいです。

…と思ったけど、直前にカメラ切り替えをしているから短時間で起動しているように感じるだけで実はここまで早くは無いというワナの可能性も捨てきれません。

動画ではWindows8.1が起動していますが、Linux(Ubuntu)版(型番:STCK1A8LFC)もあります。Linux版はメモリが半分しかありませんが、その分低価格になります。

発売直前に延期が決定

ところが、販売店への入荷を済ませてあとは客を待つのみとなっていた販売当日にまさかの販売延期というニュース。ソースは販売代理店のアイ・オー・データ機器です。

初回出荷分に一部不具合が発見されたため、出荷時期が遅れる見込みとなりました。
変更後の出荷時期につきましては、後日ご案内させていただきます。

スティック型コンピューター「インテル Compute Stick」 出荷時期遅延のお詫びとご案内 | IODATA アイ・オー・データ機器

今回延期になる製品は次の6つ。

CSTK-32W スティック型コンピューター「インテル Compute Stick」
CSTK-32W/D 本体と液晶ディスプレイセット
CSTK-32W/WD 本体オールインワンセット
CSTK-32W/LHK 本体と有線キーボード・マウス、USBハブセット
CSTK-32W/W 本体とワイヤレスキーボード・マウスセット
CSTK-32W/T 本体タッチパッド付キーボードセット

出荷時期未定なのが気になるところです。不具合の内容は根の深いものだったのでしょうか?一部では、アプリの不具合という噂もありました。

Intelとアイ・オー・データ機器から発売されてるんだけど?

情報を見ているうちに混乱してきました。同じものが型番違いで2つあります。

Intelからはこちら。「インテル スティック型PC Intel Compute Stick Windows 10搭載モデル BOXSTCK1A32WFCR」

IO-DATAはこちら。「I-O DATA スティック型パソコン 「インテル(R) Compute Stick」 CSTK-32W」。Windows10がインストールされているものは無い?

メーカー名は違っても中身は同じ。価格的にも大元のインテルの方が安いのでIO-DATA製を選ぶ必要は感じません。

「艦これ」のようなブラウザゲームなら動作はスムーズ

普段使いならCPUのスペックは気にするな - Atom Z3735Fの2 in 1を使ってみて」にあるPassmarkが公開しているベンチマークスコアを見ると「インテル Compute Stick」で使われているCPU Atom Z3735Fの性能がどの程度なのかが何となくわかります。

Atom Z3740(1.33GHz,RAM2GB,eMMC32GB): 1,069
Atom Z3795(1.59GHz,RAM2GB,eMMC32GB): 1,658
Atom Z3735F(1.33GHz,RAM2GB,eMMC64GB): 906

最後の数値がベンチマーク結果で、数値が大きいほど高性能です。

ね、どの程度かわかるでしょ。そう、「インテル Compute Stick」は決して速いPCではないということです。だからこそできる小型化、低価格なんです。

それを踏まえて使用用途を限れば良い、ということですね。

たとえばブラウザゲームの「艦これ」。この動画を見てもらえればわかる通りスムーズに動いています。

動画は「Intel「Compute Stick」ファーストインプレッション。最近人気のスティック型PCはブラウザゲームマシンとして使えるか 」からです。

保険の営業さん、ノートPCじゃなくてコレ使ってくれない?

保険屋の営業が来て、契約内容とか見せるじゃないですか。自分は目が悪いので小さなノートPCとかで見せられても画面をググッと覗き込まなくてはいけません。

顔を近づけて2人で画面を覗き込む状態になるのが、ちょっと嫌なんですよね。

テレビに映して大きな画面を一緒に見れるとお互いに指さしながら確認できたりして、話もはかどります。

ネットブックの二の舞にならないことを祈る

2010年頃にブームとなったネットブック。小型で低価格ということで各メーカーから多数のメーカーから発売されていました。マウスコンピュータからも。

ところがインテルはネットブック向けCPU(Intel Atom)を提供していましたが、ネットブックは販売していませんでした。

今回もIntelはCPUだけの提供でも良いものを、PCメーカーとして参戦してきました。本腰を入れる価値を見出したのでしょう。

短命に終わったネットブックと同じ道をたどらないことを祈りつつも、大企業Intelが動いたということで、今回は一過性のブームに終わらないかもと期待もさせてくれます。

いずれにしても、不具合を克服して早い出荷を望みたいですね。

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