ゴキブリを見つけても死骸を捨てられない人、ゴキブリホイホイに集めてもそれに触れない人はホウ酸団子がおすすめです。
ゴキブリ対策として、ホウ酸団子は即効性はありません。ゆっくり死へ向かうので、その前に家の外に出ていきます。だから姿を見なくてすむ、殺しても触らなくてよいという利点があります。
作り方は簡単なのに効果的!死ぬ前に自ら家の外に出ていきます。姿を見たら恐怖で硬直してしまうようならぜひお試しを!
ホウ酸団子の作り方は簡単♪
ホウ酸団子はドラッグストアでも売っていますが、自分でも作れますし安くすみます。材料も簡単にそろうので、ぜひ1度トライしてみましょう。
作り方も簡単で、基本的に材料をすべて混ぜ合わせるだけ。ホウ酸は100均などで売っている安いもので十分です。
■ 材料(約50コ分)
ホウ酸 250g
玉ねぎ 200g (すりおろしorみじん切り)
小麦粉 70g
砂糖 大さじ1
牛乳 大さじ1/2
■ 作り方
基本的に材料をすべてボールにあけて、こねて天日干しするだけです。乾燥させるまでに期間が必要なので、早めに作り始めた方が良いでしょう。
1.ホウ酸、玉ねぎ、小麦粉、砂糖をボールにあける
2.牛乳を加えながら適当な固さになるまでこねる
3.耳たぶくらいの固さになったら直径3cm程度の大きさに丸める
4.天日で一週間ほど乾燥させる
注意事項:
・玉ねぎをすりおろして使う場合は、水分が多いようなら汁の量は加減してください。
・ホウ酸は素手でも人体に影響はありませんが、手荒れの原因にもなるので気になる人はビニール手袋を使いましょう。
・十分に乾燥させないとカビや腐敗の原因になります。
ゴキブリが出る場所はこんなとこ
完成したホウ酸団子は、ゴキブリが通りそうな場所に設置していきます。それはどんな場所かというと…
- 狭い場所
- 暗い場所
- 湿気のある場所
- ゴミやほこりが溜っている場所
狭い場所と暗い場所
狭いと暗いはだいたい両立します。たとえば家具同士や家具と壁をピッタリ置いていませんか?どんなに頑張っても1cmとかすき間ができますよね?その隙間は暗がりになりますよね?そこ、ゴキブリは大好きです!
家具を5cmほど離してすき間を大きくしてみてください。部屋は若干狭くなるかもしれませんが、これだけで通路として最適とは言えなくなります。掃除機のノズルが届きやすくなりますし、一石二鳥だと思いませんか?
あえて狭く暗い場所を作って、そこにホウ酸団子を設置するという作戦もありです。
まず寝室のベッド周りは隙間を大きくして、人がいる空間は通り道ではなくします。そしてクローゼットの奥にゴキブリが通りやすい場所を集中させて、そこに置くとかね。
湿気のある場所
断然キッチン周りですね。シンク下は狙われやすい場所です。調味料を置いている場合はエサにもなっている可能性があるので「いる」と思って間違いないでしょう。
整理かごでまとめておいたりして、中のものをすぐにすべて出せるようにしておくと掃除が楽になりますし、奥の方にホウ酸団子を設置するときにもやりやすいですよ。
団子は定期的に交換したいので、できるだけ交換しやすいきれいな状態を保ちましょう。
冷蔵庫の裏や下も通り道になりやすいですし、レンジやトースターのような家電を重ねていれば、適度に暖かい場所にもなります。
ゴミやほこりが溜っている場所
ゴミやほこり、食材カス、髪の毛やフケなどなど何でもエサにします。それどころか、自分たちが脱皮したり死骸すらも食べるほどです。いや、そもそも水さえあれば何ヶ月も生き延びることができます。
部屋を清潔に保つことは当然として、掃除をしやすいように家具を配置するのも忘れてはいけません。最初の「家具同士をピッタリ置かない」は、ゴキブリのエサ(ごみやほこり)を溜めないための対策にもなります。
押し入れの中も暗く、湿気が溜まりやすいうえに、掃除を頻繁にするところでもありません。生活空間はきれいにしているのにゴキブリを目にする場合には、こういった場所に巣があるのかもしれません。ホウ酸団子を設置しておくべきでしょう。
その他
庭やベランダ、玄関からも侵入してきます。
玄関は、靴箱の中は湿気もたまりやすいので通り道になっている可能性は大きいですね。でもここで、玄関内に設置するだけではなく、玄関の外の隠れたところにも通り道になりそうな暗がりがないか、チェックしておきましょう。
外への設置は、侵入前に防ぐことができるのでおすすめです。
同じような理由で、庭やベランダのような室外にもホウ酸団子を設置しておきましょう。ガーデニングなどで植物があれば、水やりをしますよね?ベランダや網戸での発見情報もありますので、侵入前の対策に有効です。
ホウ酸団子の効果と期間
このホウ酸団子の効果と持続期間はどの程度なのでしょうか?
ホウ酸団子にゴキブリを直接駆除する効果は期待できません。エサとして食べさせて、脱水症状を起こさせるのが目的です。
「水さえあらば生きていける」という生命力の強さは、逆に「水がなければ生きていけない」ということです。ゆっくりとホウ酸が体内で蓄積して、少しずつ死へと向かわせます。
そして死ぬ前に家の外に出ていく。家の中で死んだとしても、体内に蓄積されたホウ酸を死骸とともに食べるので、連鎖的に駆除していくことができます。
自分は見かけても硬直して何もできません。巣に戻るのでも構わないので、目の前からいなくなってほしいと願うだけです。そんな「触れない人」にとっては理想的な方法です。
効果がないのは耐性ができてしまっている場合もありますが、こんなところを注意してみてください。
- 古いホウ酸団子をいつまでもおいている
- 他にエサがあるので団子を食べない
こまめに掃除をして、エサになるようなものを残さない、生ごみをできるだけ出さない・放置しないといったことは必須ですね。美味しいものがたくさんあるなら、ホウ酸団子なんて食べませんからね。
あとホウ酸団子の期限ですが、だいたい3ヶ月~6か月ほどです。継続しておいているなら、1年に1回で十分かもしれません。冬場は気温も湿度も低いので、効果が薄いからです。
でも置き始めるのは2月~3月くらいの、まだ卵の頃が理想です。ゴキブリは学習能力があり、耐性もできるので、できるだけ生まれたときから団子が設置してある方が効果が期待できます。
そこから長くて半年とすると9月頃なので、まだまだ活動期ですね。最初は短いサイクルで交換する方がよさそうだと思いませんか?
さいごに
殺虫スプレーやバルサンで駆除すると、そのあとの死骸の処理に困りますが、ホウ酸団子だと自分で家の外に出て行ってくれるので「ティッシュにくるんでもつかめない」という人には理想的な方法だと思いませんか?
ぜひホウ酸団子で「ゴキブリを見ない家」を目指しましょう。
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