冷え性の人が冬に寒くなったからといって足先を暖めようとするほど水虫が悪化するという悪循環。どうにかならないのでしょうか?
夏にひどかった水虫も冬になると落ち着いてくるという話は良く聞きます。その反面、冬になると水虫に悩まされる人もいます。
周りを見渡すと冷え性の人にその傾向が多いようです。水虫と冷え性の対策を両立させる方法はないのでしょうか?
冬の水虫に靴下を履いてはいけない?
素足だと足が冷えるからと24時間ずっと靴下を履いているのは水虫を培養しているのと同じようなものです。
仕事にお風呂に睡眠とあらゆる場面で足の裏に汗をかきます。その湿気が靴下の中で蒸れることで水虫にとって最適な環境を作り出すのです。
日中は足元に湿気を溜めないような靴下や靴を選びたいものです。安い合皮のものや湿気の逃げ道がないブーツはもってのほかです。布地を多く使っているスニーカーや革靴なら湿気を逃がしてくれます。
そして、せめて寝る時くらいは靴下以外の方法で足を暖めるようにして、素足になることをおすすめします。
水虫と冷え性は靴下で悪化する?
冷え性対策として定着してきた感のある靴下の重ね履き。デトックス効果もあるということで流行しました。中には10枚重ねる人もいるそうですね。
たくさん履けば保温効果が上がる気もするので効果はありそうですが、別の理由で冷え性を悪化させる可能性もあります。
靴下を重ね着することでゴムの締め付けが血の巡りをさらに悪くさせます。1枚の力は弱くても何枚も重ねることで血流を悪くします。そして靴下の重ね着によって湿気が逃げにくくなるので水虫を悪化させる原因にもなります。
水虫で冷え性の人は、足が冷たいからと重ねるほどに水虫にとって最適な環境を作り上げていることに気がついてください。
足の先まで暖かい血液が循環するような体質に変えるためにも、かかとの上げ下げをするなどして血の巡りをよくすることを考えましょう。冷え性が改善する方向に向かいます。
体質改善なので遠回りのようにも思えるし時間はかかりますが、外から温めることばかりを考えていてはいつまでたっても冷え性も水虫も改善しないでしょう。
五本指ソックスの効果は水虫にも冷え性にもあるって!?
靴下の中でもおすすめなのは五本指ソックスでしょう。足指同士がくっついていることで湿気がいつまでも足にまとわりついています。足の湿気を靴下に吸わせるだけでも水虫が増えにくい環境に一歩近づけることができます。
普通の靴下から切り替えたら水虫が良くなったという人も少なからずいます。
ただし材質が綿では効果は薄いでしょう。Tシャツなど綿のシャツを思い浮かべてみてください。汗をよく吸ってくれますが、なかなか乾きませんよね?これでは湿気が足の周りにあることには変わりありません。
そこで五本指ソックスの材質は絹が良いというのが一般的です。絹は手触りがさらりとしているところからも想像できるように余分な水分は放湿してくれます。そのうえ保温性が優れています。
さすが高級素材ですね!
最初に書いたことと若干矛盾しているかもしれませんが、ちゃんと考えて靴下の重ね履きをすることは良いことです。
そこでおすすめなのは、シルクの五本指ソックスで余分な水分を放湿し、綿の普通の靴下で保温する2枚重ねです。シルクと綿の靴下の間にある空気が体温で温められて保温性も高めてくれます。
綿素材のために放湿性は落ちますが、綿の靴下が直接足に触れないだけでもマシと考えられませんか?
たとえばこれ。若干の宣伝が含まれているかもしれませんが、芸能人も愛用ということで注目を集めている商品です。
シルクの五本指靴下と綿のカバーを1セットで効果を発揮するように、総合的な観点から開発されたものです。より高い効果を期待させてくれますね。
ところがこれにも弱点があります。それは、いかんせんデザイン性に欠けている。外出時には恥ずかしいのではないかと思ってしまうくらいに。
ファッション性の高いシルクの五本指ソックスを探すなら、やっぱり靴下専門店に行きつくわけです。
いろいろ探してみたけど重ね履きによる締め付け(血流が悪くなる)を気になるなという場合は、五本指ソックスをフットカバーにすると良いでしょう。
パンプスやストッキングで靴下を履けないときに使っている人は多いですね。指先がないタイプであれば、より水虫向けといえるでしょう。
さいごに
水虫で冷え性の人が靴下を履くことで両方悪化させる可能性があること、五本指ソックスを使ったら水虫が改善したor治ったという人がいることも紹介しました。
冷え性を悪化させずに水虫が改善できるように、何か1つでも参考になることがあったでしょうか?