この前からアマランサスを食べ始めました。
スーパーフードのキヌアと並び、スーパーグレイン（脅威の穀物）として知られています。中でも鉄分とカルシウムが多く含まれています。
無味無臭で焼きタラコのような食感。食べやすくて栄養価が高いと注目している人も多いことでしょう。
でもね、栄養が多く含まれているからといって盲目的に「良いもの」と考えるのはどうかと思いますよ。
アマランサスはスーパーグレイン（脅威の穀物）と栄養豊富
キヌアがなくなったので再購入するときにアマランサスを見つけました。不勉強にも初耳だったのでどんなものか調べてみたら、栄養価が高い穀物として注目されていると知りました。
キヌアと同じように、米と一緒に炊くことができるということで手間もかからなくていいですね。
しかも精白米よりも炭水化物の含有量が少ないので、炭水化物による肥満にも効果がありそうです。そういえば雑穀ダイエットとか聞いたことがあるような気がします。
精白米やキヌアをはじめとした、他の作物との比較はWikipediaが詳しいです。
アマランサスの鉄分は含有量が多いだけ
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。このうち非ヘム鉄は吸収率が低く、ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて5～6倍もの高い吸収率だそうです。
そして残念なことにアマランサスに含まれる鉄分は非ヘム鉄です。いくら含有量が高いといっても体に吸収される量が少ないということも頭の片隅に入れておきましょう。
ほぼ無味無臭で食べやすい
これに尽きます。「キヌアは青臭くて無理」と捨ててしまうような人でもアマランサスならきっと大丈夫です。
アマランサスを白米に混ぜて炊いてみたところ、ほぐした焼きたらこみたいな食感でした。穀臭もキヌアにはしっかりありますが、アマランサスにはありません。本当はあるでしょうが、自分にはわかりませんでした。
さらに、ゴマを振って少し蒸らしておけばカンペキ！ゴマの栄養も取れて香りも良くなる、まさに一石二鳥です。
アマランサスの欠点
ほぼ無味無臭で食べやすいアマランサスにも欠点はあります。それは「小さいこと」です。キヌアとアマランサスを同じような位置から写真を撮ってみると、これだけ違います。
キヌア
アマランサス
ほぐした焼きタラコと表現しましたが、入れ歯をしている人はゴマやせんべいのかけらが気になることでしょう。同じようにアマランサスの粒が挟まる心配があります。
また土鍋で炊くと、空気穴から飛び出してしまいます。キヌアもそうでしたが、もっと小さなアマランサスなら容易に想像してもらえますよね。
購入を検討している人は、注意しましょう。
アマランサスどのくらいの量を炊けばいいの？
この手の質問はよく目にします。キヌアのときもそうでした。
自分はあまり気にしません。薬と違って「一定量を食べなければならない」わけではないからです。一日に必要な栄養素の量とかがありますが、あれをちゃんと守れてますか？そこまで気にして毎日料理を作ってますか？多くの人はそうではないはずです。
なのになぜキヌアやアマランサスのような「栄養価が高い」とされる食品には過剰に気にするのでしょう。
いいんですよ、だいたいで。苦手なら少なめにすればいいに、気に入ったら多めにすればいいと考えています。それよりもオーガニックだとか、使われている農薬が少ないとか素材そのものに気を使ってみてはどうでしょうか。
さて、うちで自炊するときの配分は、押し麦はその日の気分で適当な量、あとは白米、追加でキヌア大さじ1杯、アマランサス小さじ1杯です。
水の量は白米＋押し麦の量にあわせます。キヌアやアマランサスの量が少ないですし、そもそもベストな水の量よりも若干多めなので。
小さい粒のアマランサスを研ぐときには茶漉しを使うと便利です。また、残留農薬が少ない場合は洗わずにそのまま入れても良いらしいです。この方が簡単でいいですね。
長続きさせたいなら肩の力を抜いて自然体で
料理を続けていると、調味料を目分量で入れてもだいたい同じような味付けになります。慣れです。家庭料理では、そうでもしていないとやっていられないじゃないですか。
だからアマランサスの量だって、それでいいはずです。少ないと思えば朝昼晩の3食の総量で十分な量をとることを考えてみましょう。
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