お祝いを贈るタイミングって難しくないですか?お祝い事の日から離れすぎても良くないし、風習とか気にしないといけなかったり。
入学祝いを渡す時期においても「いつがいいの?」と悩む人が後を絶ちません。タイミングが悪くてトラブルに発展することもあります。
自己防衛のためにもベストな考え方を知っておいて損は無いでしょう。
入学祝いを渡すベストな時期は?
入学祝いで悩ましいのは、お祝いを渡す時期がわかりにくいことです。幼稚園などの入園祝いなら悩みません。悩みポイントは、入学の前に卒業があることです。
卒業式に近い日だと、卒業祝いなのか、入学祝いなのか、その両方なのか、わかりにくくなります。一言添えれば済むことですが、人の気持ちというものはどのように伝わるか、理解されるかわかりません。
一般的に入学祝いは入学式の2~3週間前が良いとされています。マナーとしてはこれが広く認知されているでしょうか。
実用面(?)を考えれば1月中に渡すというのもあります。どうしても直接お祝いを言いたいが遠方のため都合が合わせにくいとか、正月にしか会わないからという理由などで。
この場合は入学の4月まで間がありすぎるので非常識と思われかねません。でもお祝いを現金で渡す場合には「何かと要りようなので助かった」という声がゼロではありません。
お互いの信頼度などによって時期をずらすことは可能でしょう。でも3月に入ってから入学祝いを渡すというのがベストと言えます。
変な時期にお祝いをもらったと知られたことで非常識のレッテルを貼られることもあります。渡す相手とは納得し合っていても、その親御さんから「常識がない」とか言われるケースもあります。
どこでだれの目が光っているかわかりませんので、特に理由がなければ「3月に入ったら渡す」「入学式の2~3週間前までに渡す」というよく知られている慣習に従うのが良いと思うのです。
入学祝いを渡す日は大安じゃなきゃダメ?
「お祝い事は大安にすべき」
こう考えている人が一定数います。六曜に詳しくないのに、大安と仏滅だけは知っている「にわか」な人に多くいるように感じます。または意味を知らずに「昔からそうしていたから」という短絡思考な人。
# 自分も「にわか」です。というか六曜はまったく気にしない無頓着な人間です。
最近は六曜を気にして生活する人は多くありません。でもお祝い事になると急に気にし始めたりします。縁起担ぎのようなものなので別にいいのですが。
もちろんお祝い事は大安以外ダメということはありません。友引や先勝も大安ほどではないが良い、とされています。
が、解釈の仕方によっては友引は日柄の良くない日とも考えられます。友引に葬式はやらないというのを聞いたことがありますか?
「凶事に友を引く」という意味があるからです。その一面しか知らないと「友引にお祝い事とは何事か!」となりますが、吉事では逆の意味にもなり得ます。
入学祝いなら「学校で友人がたくさんできる」とも解釈できますよね。そう考えれば悪くない日柄だと思いませんか?
とはいえ自分がどう考えるかよりも、お祝いを渡した相手がどう考えるかを想像すべきです。そういう言う意味では無難に大安を選んでおくのが波風立たずに済むのかもしれません。
また、どうしても大安以外の日になってしまうなら仏滅を避けた上で「大安でなくてごめんね」など一言添えれば波風が立たずにすむでしょう。
さいごに
結局のところ、相手のあることなので一般的な慣習やその地域の風習に沿ってお祝いを渡すのが一番無難ということですね。なので相手の都合も確認して話を進めるようにしましょう。
若い人同士であればお互いの都合のみのやり取りですむケースがほとんどでしょう。あまり六曜を気にする人もいないでしょうから。
でも子供(孫)のお祝いとなると実両親や義両親が絡むことも考えられます。「私はいろいろ考えてるのに…」と火種を作りかねません。
そういう意味でも、入学祝いを渡す時期は「3月の大安が無難かつベストな選択」と言えるでしょう。
こちらの記事も参考になります。
六曜のそれぞれの意味と計算方法は?気にする人っている?