妊娠には安定期がありますが、安定期だからといって”みんな調子が良い”という訳ではないんですね。
妊娠初期のつわりがやっと終わり、安定期に入り「これから色々できる!」と思ったんです!皆さんもそう思いますよね?なのに実際は、だるさと息苦しさで何もできない。
こんなことになるとは予想してなかったーーー!!!
つわりで辛かった分、安定期に入ったらあちこち出かけたり、思いっきり好きなことができると思ったのに!!
1日の大半を横になって過ごすことになろうとは…「ただ怠けているだけでは?」と自分が情けなくなってきます。
これの原因は何だろうと産婦人科で調べてみたら、思いもよらない意外なことがわかりました。
妊娠中夕方からの時間だるいので何もできない
妊娠初期の辛かったつわりから解放されて、やっと安定期に突入!!
安定期に入って少しは調子が良く出かけられるようになったのもつかの間、息苦しさとだるさで何もできません。つわりの時に出来ていた家事でさえも出来ない私。なんだか怠けているようで、悲しくなってきます。
午前中はあまり無理せず休んでいたら夕方なんとか動けて、食事の用意やお風呂だけはできるようになりました。
問題は夜です。だるさと息苦しさでどの体勢でも寝られないんです。これが地味に辛い!!
右を向いても左を向いても仰向けでも、楽な体勢が見つからない!!
寝るのを諦めて座ってみても体がだるくて座っていられなーーい!!
どうしたらいいのよ!もう勘弁してください。
案の定、睡眠不足で翌日体調が悪化。ますます動けなくなってしまいました。毎日、「私は何してるんだろう…」と情けない気持ちでいっぱい。
だって、1日のほとんどを横になって過ごしてるんですよ。横になっても息苦しさで寝ることもできません。お腹の赤ちゃんに対しても申し訳ない気持ちになりました。
妊娠中にだるいとか息苦しい原因は?
そんな日々を過ごす中、妊婦健診で血液検査がありました。結果、ヘモグロビンの値が低いとの指摘が!!
そうです、貧血ということです。
初めて言われたので困惑しましたよ。食事はなるべく栄養バランス良く作り鉄分を多く含むものを摂っていたし、
ビタミンが含まれている葉酸サプリも毎日飲んでいたのに!
ついに貧血の薬(鉄剤とビタミン剤)を処方されたのです。
産婦人科の先生に聞くと、めまいや立ちくらみの他に貧血の症状でだるさや息苦しさもあるようです。今まで、だるくて息苦しく何もできなかったのは怠けじゃなかったんだ!となんだかホッとしました。
体の症状は変わらなかったのに、気持ちが変わるだけでとても楽になったのです。
情けない、申し訳ないと自分を責めていたのが、何もできなくても「貧血だから仕方がない」と思えるようになりました。
産婦人科で貧血の薬をもらったら
貧血の薬を飲んですぐ、体のだるさと息苦しさが改善されると思ったんですが、しばらくは続きました。
「やっぱり怠けかな…?」という不安が頭をよぎります。無理をして動いてみても、立つことも座ることもできなくなる。もう早く薬が効いてくれーー!!と祈っていると…。
少しずつ薬が効いてきてなんとか動けるようになってきました。ちょっと無理をしても「だるくて動けない」ことがなくなったのです!
「怠けじゃなかったんだ!」とすごくホッとしました。
息苦しさとだるさが楽になり、夜に眠れなかったのも解消してぐっすり眠れるように!!それに連れて少しずつ体力が回復し、家のことや好きなことができるようになったのです。
自分自身がだるさと息苦しさを経験するまで、妊婦健診で貧血と言われるまで、貧血のことを軽くみていました。
貧血は辛いということはわかっていましたが、立ちくらみやフラフラするくらいだと。まさか、ここまで体が言うことを聞かなくなるなんて。
だるさと息苦しさで辛かった当時は原因が分からず不安でした。本当にこれは、経験しなければわからなかったことです。
些細なことにも新たな発見ってあるものですね。どんなことで決して無駄にならないことを改めて知りました。
さいごに
今まで妊娠中の安定期は、つわりが終わり調子が良くなって好きなことができるんだと思っていました。でも実際は好きなことどころかやらなければいけない家事もできないほど、だるさと息苦しさで体が動かなくなります。
怠けかな?と思うほど何も出来ない自分をずっと責める日々でしたが、動けない原因は貧血でした。怠けじゃないんだ!と本当にホッとしましたよ。
貧血の薬も効いてきて、普段と同じように動けること。それがどれだけありがたいことか。経験しなければ分からなかったことです。
もしあなたが安定期に入ったのに息苦しさやだるさがあるとしたらそれは貧血かもしれません。決して怠けているわけではないですよ!!
赤ちゃんに酸素や血液を送っている証拠。
どうしても気になるときは、お医者さんにちゃんと調べてもらうのも一つの手です。原因と対処法がわかれば、きっとまた動けるようになりますよ。