本を読むのが好きで、おとぎ話や推理小説、登場人物の気持ちに寄り添ったり、ハラハラ推理しながら読んだり、読書しているときは本の世界にどっぷり漬かってしまいます。
でももう成人してるのに、小さい頃から読んでいる本の趣味が変わらないことに、ふと不安を感じてしまいました。「年齢相応に歴史小説とか純文学とか、幅広く本を読めるようになりたい」と。
普段は読みなれない難解な本でも、眠たくならず、読めるようになるコツがあればよいですよね。まだまだ努力中ですが、私が一歩ずつ前進している「難しい本を読む方法」を紹介します。
読みやすい本と難解な本は楽しみ方が違う?
普段読んでいる本は、情景を浮かべながら、すらすら読むことができます。でも難しい言葉が登場する本は、ひとつひとつの状況を思い浮かべるのも一苦労。語彙力の問題もありそうですが、それって人それぞれですし。
自分にとって「難しい本」であれば、どんなに賢い人でもはじめての言葉に躓くのは当たり前です。だから、あまり細かい言葉にはこだわらず、とにかく最後まで読み切ることが大事なのです。
最後まで読み切って、話の大筋が見えれば「読んだ」ことにはなります。
読みやすい本ならば、情景や感情の描写に没入して読む楽しみがありますが、難しい本は最初から世界観に入ろうとせず、「なんとなーく」で読み進めても良いのではないでしょうか。
読むたびに新しい発見がある本って、ありますよね。それと同じように、1回ですべてを理解しないようにすることがコツと言えばコツでしょうか。
気になった、楽しかった本であれば、また読み返す。
そうして何度も読み重ねていくうちに、言葉の意味も自然と理解できて、きっとその頃には、その本は自分にとって「難しい本」ではなくなっています。
時間をかけてでも、1冊の本に付き合って理解していく。それこそ大人の本の楽しみ方…なんて気がしてきました。
慣れてきたら、言葉の意味を調べるのも良い!
最初は細かい言葉に捉われず、大筋や大体の主張を理解する。それを重ねていくことで分からない言葉も減ってきます。
でもきっと、何度読んでいても「?」となる言葉はあります。その本に慣れて、読むのが億劫でなくなっているのであれば、その言葉は調べてみても良いかも。
特に歴史小説に出てくる言葉なんて、どんなに考えたって分からないものが多かったりします。だって時代背景が違うんだもの。
「捕り物」ってなんのこと?「明け六つ」って何時くらい?
なんとなーく逮捕のことかしら、朝のはやーい時間なんだなって、このあたりは繰り返し読んでいれば分かるかもしれませんが、「八朔」なんて言われたって今は果物の「はっさく」くらいしか思い浮かびません。
旧暦の8月1日のことで、お世話になった人にお礼を伝える日だったそうです。今でいうお中元のようなものでしょうか。
こんな風に風習や地名など、今残っていないものなどは特に、考えて分かるものではなく「知っているか知らないか」になってしまいます。
そんな時は調べて、自分の分かる言葉に置き換えます。調べると意外にすんなり理解できて、語彙力もアップ!更に読みやすくなる気がしてきました。
さいごに
以前はあんなに避けていた難しい本も、なんだか楽しみになってきました。
- 諦めず読み切ること、そして繰り返し読むことで理解度を高めていくこと。
- それでも分からない言葉は調べてお勉強にも。
あとは、きっとその本の向き不向きもあるんだろうなと思います。読みやすい本にだって、好き嫌いはありますもんね。