子供の入学式のとき、母親としての服装には気を使いますよね。その中でよく悩みとして挙がってくるのがコサージュをつけるかどうか。
なんとなく必要な気がしません?少なくとも「あった方が良い」とか。マナーとしてどうなのか、いろいろ考えてませんか?
そのモヤモヤをスッキリさせましょう。
入学式にコサージュは必要なの?
もしかしたらお母さんから「入学式にはコサージュをつけていきなさい」とか言われませんでしたか?
以前は「絶対つけていくもの」という風習のようなものがありました。たとえば以前は卒業式も入学式も黒服(≒喪服)で出席していたから、コサージュなどのアクセサリーで区別をしたという話を聞いたことがあります。
でも今の時代はスタイルや考え方が多様化してきたので、必ずしも必要なものではないというのが主流です。
付ける人もいればつけない人もいる。
礼服や黒系だとパールのネックレスでは喪服っぽくなってしまうかもしれません。コサージュを差し色として出しゃばらずに合わせることができます。ブローチだと老け込んだ感じになるからと避ける人もいますしね。
また、シンプルな服装なら簡単に華やかな感じにできます。
つまり「お葬式には黒のネクタイをしましょう」的なマナーはありません。ファッションアイテムの1つとしてあった方が引き立つなら使うと良いでしょう。
コサージュの意味って実は曖昧
コサージュの本来の意味から考えてみると何かわかるかも…と思ってみましたが、入学式にふさわしいというような意味合いは特にありません。
中には、コサージュに「祝福する」という意味があるという説もあります。でも広く知れ渡っている訳ではありませんし、コサージュの語源はフランス語の「見ごろ」ですが、コサージュに該当する単語自体はありません。フランス語で表現するなら「胸元につける花飾り」という説明的なものになります。
語源を紐解いても入学式や祝いの席にふさわしいと思えるような意味合いは特にありません。
だから必ずしも必須アイテムとは言えないので堅苦しく考えることもないと思うのです。入学式の服装にワンポイントを加えるものとして考えて、入学式に着ていく服に合わせたいコサージュがあれば使えばよいですし、もっと他にあればそれらを選んでも良いわけです。
たとえば真珠を使ったアクセサリーは人気があります。派手すぎず、年齢を問わず使える便利なアイテムがそろっていますからね。さきほど黒系に真珠のネックレスでは喪服っぽくなると書きました。
でもパステルカラーとかの華やかな色なら、ちょっと上品な感じになってよいのではないでしょうか?
ネックレスではなくブローチにするとか…っと、これもデザインに気をつけないと実年齢より上に見られがちですね。ちょっと難しいかも。
他には、最近はストールを合わせる人も増えてきました。以前はスカーフではカジュアルすぎると敬遠されていましたが、ストールの認知度が上がってきたことや上品なデザインを選ぶことによって変ではありません。
あくまでも主役は子供。親たちのファッションショーの場所ではないのでやりすぎはNGですが、入学式に花を添えてもいいのではないでしょうか。
どんなに頑張っても子供は母親の服装なんて覚えてないでしょうしね(…ボソ)
あー、でも写真撮るだろうから、将来それをみて幻滅されない程度に気は使いましょうね!
コサージュは使い道は結構ある
もし入学式のためにコサージュを購入するということであれば使う回数は限られてきますよね。それじゃもったいないですよ!
普段使いとしても使いまわしができるところは多くあります。つけ外し可能な便利アイテムとして考えればいいんです。
小ぶりなものならストールやスカーフを留めるのに使えます。大き目なものを髪留めとしてつかうのもいいですね。手首に漬けるのは…ちょっと若者向けすぎ?
バッグに付けると簡単にいつもと印象を変えることができて良いのではないでしょうか。お金をかけずに何パターンもの楽しみ方ができるのもコサージュの良さですね。
ただし安物だとチープな印象になったり、耐久性に問題があったりするので注意が必要で鵜。
さいごに
入学式にコサージュは必須のアイテムではありません。
でも手軽に華やか印象をプラスできたり、視線を誘導して見てほしくないところを隠すこともできます。ブローチやネックレスの他に使える普段使いもできるファッションアイテムとして取り入れてみてはどうでしょうか。
入学式だけで使うために買うなんてもったいないですよ!
こちらの記事も参考になります。
春物ストールにおすすめな素材とおしゃれな巻き方を紹介♪