年賀状で結婚報告をするケースは多いですが、結婚から時間が経ちすぎている場合でも大丈夫なのでしょうか?たとえば4月に結婚式を挙げるなら年賀状を受け取るのは9か月ほど先になります。
そんなころに「結婚しました」って、遅くない?
本当なら結婚報告はいつくらいがいいのか、すでに結婚報告をしているなら年賀状ではどうすればいいのかなど、知っておきましょう。
4月の結婚式なら年賀状で結婚報告は遅いかも
「4月やそれ以前に結婚したことを年賀状で報告するのはマナー違反」ということはありません。
年賀状を出すあなたの気持ちしだいで、結婚報告をするしないが決まってくるといって良いでしょう。実際に、2月に結婚した人が年賀状で結婚報告をする人だっていますから。
年賀状に結婚式のときの写真を使いたいですよね。そのときのためにとっておきの1枚を新しい年のあいさつで使いたい気持ちもわかります。新婚でラブラブな時期ですからしかたがありません。
ただし、結婚と年賀状の時期が半年以上あると「いまごろ?」と思う人が出てきます。あまりに月日があいてしまうなら結婚報告はがきを別に出すことをおすすめします。
結婚報告としてのはがきであれば、喪中の人でも出せます。年賀状は「新年をお祝いする」ものですが、結婚報告はがきは「報告をする」という事務的なものと割り切れば、問題ありません。
もし結婚報告はがきを出したら、次の年賀状はどんなふうにしたらよいのでしょうか?
結婚報告をしたときとしないときの年賀状に違いは?
年賀状の書き方や写真の使い方は結婚報告をしているか、していないかで違いはつけた方が良いです。
幸せな瞬間を見てほしい気持ちもわかりますが、出す相手のことを考えてどうするか決めましょう。
結婚報告しているときの年賀状
年賀状を出す相手はすでに結婚の報告を受けているので、年賀状で重ねて言われると「しつこい」「またか」と感じる人もいます。
せめて、結婚報告で花嫁姿の写真を使ったなら、年賀状では新婚旅行の写真を使うなどして、違いを見せた方が良いです。同じ写真では脳がありません。
もし遊びに来てほしい間柄なら、新居の前や部屋の中での写真を使うのは良いかもしれません。
まあ、どうやってもハタから見れば恥ずかしい行動なのかもしれませんが、そんなことができるのは新婚のうちだけなので、年齢が近しい人なら気持ちがわかってくれるかもしれません。そんな相手には甘えてもいいんじゃないでしょうか。
ただし自慢と感じる人もいますので、やりすぎには気を付けましょう。
結婚報告していないときの年賀状
結婚報告をしていないなら、ぜひ写真を!と言いたいところですが、期間が空きすぎているといまさら感を感じる人もいるので、場合によっては写真無しのシンプルな報告を一言するにとどめておく方が良いかもしれません。
主にこんな人に対しては、年賀状での報告になるかと思います。
- 結婚式にこれなかった人に年賀状を出す
- 年賀状を出さず結婚報告もしなかったが年賀状が来た人
年賀状のやり取りをする間柄であれば、新しい住所や旧姓から変わったことなどを知らせなくてはいけません。
こんごも付き合いを継続するつもりがあるなら、近況報告を兼ねて結婚の報告をするべきでしょう。
写真付きで知らせるかどうかは、「年賀状の写真がうざい理由と嫌われないアイディアとマナー」を見て決めると良いかもしれません。とりあえず近い間柄でなければ、写真無しが無難です。
結婚報告はがきはいつまでに出す?
一般的には、結婚報告はがきは、結婚をしてから1~2ヶ月のうちに出すといわれています。
ですが、結婚式のときの写真ができあがるまでに、そのくらいの時間がかかることもあります。それを考えれば現実的には3ヶ月くらい、遅くとも半年以内には済ませておきたいところです。
すでに書きましたが、それを過ぎると「いまごろ結婚報告?」「また結婚したの?」などと思いもつかない感情を抱かせることになりかねません。
# 人のうわさって怖いですよ
どの写真を使うか、どんな写真を使いたいか、カメラマンと事前に打ち合わせをしておくとともに、結婚式の写真が間に合わなかったときのことを考えて2人のスナップ写真も選んでおくと良いでしょう。
また、最近では結婚報告はがきとして出さずに、暑中お見舞いや寒中見舞いなどに一言添える形で報告するケースも増えています。
改めて別にはがきを出すことで「結婚祝いを期待されているのか?」と深読みする人がいます。もちろん友人なら「すぐに知らせてほしい」と思うでしょうが、日ごろ交流の無い人ほど、想定外なことを考えるものです。
まとめ
結婚報告は3ヶ月くらいのうちにすませる方が無難です。結婚報告はがきを出さないなら、暑中お見舞いなどの機会を使ってさりげなく結婚報告をすると良いでしょう。
もちろん、友人などには幸せな2人の姿を思いっきり見せつけるのもありですが、快く思わない人もいるので、使い分けですね。
遅くなりすぎないように、早々に済ませてしまいましょう。