さーて子育てがひと段落したし、家計を助けるためにアルバイトかパートでもしようかななんて考えているところでしょうか?
でも学生時代にバイトの経験があっても最近の事情は良くわからないかもしれませんね。 以前のように働くことができるかどうか…なんて、ちょっと不安になっているところですか?
求人の中には競争率の高いものもありますから、すでに就活を始めてて書類選考や面接で落ちた経験があるとさらに慎重になるものです。
結婚をしてから髪型や体型、全体の雰囲気なんかが変わっていて「いまの私を採用してくれるかしら」と心配になっていところでしょうか。
履歴書を書くにあたってどんな風に書けばよいのか迷っているだけでなく、たとえば履歴書に貼る写真はアルバイトであっても茶髪はNGなのか、気にしている人は結構います。
自分は、会社勤めをしているときに社員やアルバイトの採用担当をしたことがあって面接にも出席していました。
採用する側の気持ちも交えながら「履歴書の写真に茶髪ってあり?」について紹介しましょう。
履歴書の写真が茶髪ってバイトも採用されないの?
アルバイトなら、多少のことは大目に見てもらえるのではないか?
いまどき茶髪なんて普通だし…。
そんな風に思っているとイタイ目を見るかもしれません。業界によっては黒髪以外は好ましくないと考えられている場合もあるからです。
たとえばお客に高齢者が多い職場の場合です。またはお金を扱うお堅い職業とか。コンビニでも渋谷なら茶髪も終日OKでも、地域によっては夜中の勤務ならOKで昼間はNGみたいなローカルルールがあるかもしれません。
飲食店には、少なくとも面接時は黒髪の方が望ましいとされる場合もあります。茶髪OKでも明るすぎる色はダメとか、黒髪にできるかどうかを聞かれることもあります。
そういえば自分がアルバイトの面接をしたときに、茶髪で耳ピアスの男性がいました。あまりに見た目がヤンキーっぽく、会社の顔としてお客様と接してもらうには不安を感じたので次の2つを聞いてみました。
- 髪を黒くできますか?
- 仕事のときはピアスを外せますか?
答えは「これは俺のポリシーなんで」と言って、その場でお帰りになりました。もしかすると、気骨のある人だったかもしれません。社風が気に入ってもらえて仕事内容も気に入れば芯の通った兄貴分として活躍したかもしれません。
でも残念ながら、縁がありませんでした。
ちょっとしたことで会社やお店の信用を落とすかもしれないのです。せっかく採用したのに次の日から来ない不安と戦わなくてはいけないかもしれないのです。
採用する側としては書類選考や面接という短い時間で「その人」を判断しなくてはいけないので、やはり見た目って大きな要素なんですよ。
# もっとはっきり言えば「会社の利益になる人しか採用したくない」のです。
いまどき茶髪なんて珍しくないし、髪の色を変えるくらい個性として認めてほしいと思うかもしれません。
アルバイトであれば一時的な雇用関係なので採用基準はゆるめになることも少なくありません。でもいざトラブルが、とくにお客様との間で問題が発生したときには見た目で判断されてしまうことがあります
見た目がチャラいという理由でお客様が聞く耳を持ってもらえないなんてこともあるのです。お客様に非があることが明らかでも引くに引けずに認めようとしないかもしれません。
振り上げた拳を下す場所がなくなって恥ずかしくなるからです。そんなときにヘラヘラしてるだとか、髪を染めているだとか、言葉遣いが悪いだとかの言いがかりをつけて怒りの矛先をすり替えるかもしれないのです。
そういうトラブルを事前に避けるためにも「できれば真面目そうな人、髪を染めていない人を採用したい」と考える採用担当者がいてもおかしくありません。会社の上層部には見た目を重視する人もそれなりにいますしね。
個性は見た目ではなく、仕事の結果で出すべきです。
- 何ヶ月も無遅刻無欠席
- 直前のシフト変更が少ない
- 仕事中の動きに無駄がない
- 言葉遣いていねい
- クレーム対応が上手い
- よく気が利く
- 後輩の面倒見が良い
何でもいいのです。1ヶ月や2か月でやめられてしまっては、教える時間が無駄になるし、通常業務に加えてバイトのOJTや教育の分だけ負担になります。
場合によっては即戦力ではなくてもかまいません。長く続けてもらえそうだと感じさせる姿勢が見えれば「勤務態度がまじめで仕事を任せられる人」という個性を得るかもしれません。
見た目が他とは違うという理由で落とされるとしたら、あなたの個性(仕事の結果)をアピールするスタートラインに立つこともできません。
もし書類選考や面接で不採用の理由が見た目かもしれないと思ったなら、黒髪にしたうえで大人めの見た目で応募してみたらあっさり採用までいくかもしれませんよ。
面接で履歴書の写真と違うと不利になる?
黒髪に戻したが、履歴書の写真は茶髪のまま…大丈夫なの?
履歴書を事前に郵送するシステムで茶髪の写真を貼っているなら書類選考の段階で不採用になる可能性もあるでしょう。そう考えれば不利になると言わざるを得ません。
面接までに黒髪にしようと考えていたとしても、です。
面接時に履歴書持参なら、面接に挑む意気込みとしてプラスに見てくれるかもしれません。が、深読みをすると「また染め直すかも」とあらぬ疑惑をもつ人がいないかな、なんて思ってしまいました。
また髪型は、清潔感増すかどうかで考えましょう。たとえば女性なら、髪をまとめられるならまとめた方が不安要素を1つなくせます。
履歴書の写真は撮り直しすべき?
以前に撮った面接用の写真が余っていたという理由でいまとは雰囲気の違う写真を履歴書に貼るのは良いのでしょうか?それとも撮り直すべきなのでしょうか?
一般的には、3か月以内に撮った写真を使います。見た目があまり変わっていなくても、3か月より前の写真であれば、撮り直すのが礼儀というものでしょう。
最近の写真であれば、もし髪の毛の長さが写真と違ったとしても数cm程度であれば問題ありません。バッサリ切って印象がまるで変ってしまうようなら、撮り直しを考えた方が良いかもしれません。
良くも悪くも履歴書の写真であなたという人物がイメージづけられます。会ってみたらイメージと違うと思わせてしまうのは、慎重になるならマイナスと考えましょう。
また、古い写真を貼っていることで思ってもみなかった受け取り方をされるかもしれません。
- 写真を使いまわしている
- 何度も不採用になっているかもしれない
- 不採用になるような問題のある人物かもしれない
もしこう考えられたとしたら…不本意でも可能性はゼロではありません。
もっとシンプルに、撮り直す手間を惜しむような手抜きをする人とか、だらしがない人と判断されるかもしれません。仕事が雑かもしれないとか、3か月より前の写真を平気で使う常識のない人と思われるかもしれません。
もしこんな、あなたが考えもしなかった理由で落とされているんだとしたら、写真を撮り直す費用と手間を惜しんでいる場合ではありません。このためにアルバイトを始めることができず未収入の期間が長引いたことの方がもったいないですよ。
写真とは髪色が変わっていたり、古いものしかなくて「撮り直した方が良いかな?」と悩んでいるなら、さっさと撮り直しておくのが無難だし、不安なく応募できます。
さいごに
もし求人に対して応募が殺到している人気の仕事の場合は、採用側がちょっとでも不安要素を感じれば履歴書の中を見てもらえないこともあります。
また、他のバイトメンバーに茶髪の人がいないなら不採用になる可能性は非常に高いでしょう。
アルバイトにそこまで神経質にならなくても良いのかもしれません。でも条件的にどうしても働きたい仕事であれば、無難な黒髪で挑む方が良いでしょう。
とは言っても書類選考で落ちるほどでないのなら、地毛が黒ではないのを無理に黒くすることはありません。面接のときに地毛であることや、黒くした方が良いかなど一言そえるだけでも印象が違うはずです。
茶髪は必ずしも不利にはなりませんが、黒髪の方が無難でだし、悪い意味で目に留まることはありません。
もし不採用になっても理由を教えてもらえないので「なぜ落ちたのか?」「髪色のせいなのか?」と心残りになる可能性はあります。悩むくらいなら、手間や費用を惜しまずに黒髪で応募してみましょう。
良い結果が得られるといいですね。
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