福岡で有名なお祭りといえば、毎年ゴールデンウィークに行われる「博多どんたく」です。毎年多くの参加者と観光客で賑わうポピュラーなお祭りで、800年以上の歴史があります。
もともと宮中参賀の伝統的な行事であったのですが、博多っこの粋な考えによりいろんな団体でお互いにお祝いをしあうというスタイルになったようです。
いちど明治時代に廃止になったのですが、その後オランダ語のゾンターク(=休日)を語源とした「博多どんたく」として再開されました。また第2次世界大戦後には「練り歩き」で勇気付けられ復興への希望となったとも言われています。
そんな市民のまつりが博多どんたくなのです。
博多どんたくのステージへの場所移動は何がいい?
福岡市内の各名所に演舞のステージが設けられます。そこで各団体やタレントさんのステージを見ることができます。ダンスや演奏、歌など習い事やプロでやっている方、学校単位での参加になります。
ステージはどなたでも見ることができて料金もかかりません。椅子や近くには出店もありますのでゆっくりと楽しむことができます。
市内にいくつかあるステージは市内バス、地下鉄、西鉄でいける範囲です。どこで何時に何をやっているのかHPで調べて巡回するのも楽しいですよ。
博多どんたくの見所は?
中洲川端から天神までの主要道路「昭和通り」を華やかなパレード隊が鮮やかに彩ります。ここでも各団体や学校、そして企業などが参加します。中でも伝統的な松囃子や迫力ある吹奏楽のマーチング、ドラァグクイーンなどは毎年人気がありそれを観に県外からやってくる人たちも多いのです。
年によってはゲストとして博多にゆかりのある全国区のタレントさんや他県のゆるキャラなども参加します。
昭和通りは普段は多くの車が行き交う道路ですが、パレードの時間には通行止めになります。大変に幅が広くて長いランウェイといったところです。
歩道が客席になります。場所によってはひな壇の観覧席が設けてあり事前の予約で確保もできます。前売りが3000円 当日は3500円)大雨になると残念ながら中止ですが天気がよいと気持ちがよく青空の下で活き活きとした福岡市民の人たちのパレードを見ることができます。
また、どんたくの日が近づくと予感させるようにお花のイルミネーションで装飾された花車(花自動車)が夕方になると走っています。博多、中洲、天神の一般道を走っていて街中が華やかな雰囲気になります。たまたま仕事帰りに見かけたりすると「ラッキー」と思ってしまいます。
博多どんたくで一番便利な交通機関は何?
パレードの道路沿いや福岡市の中央公園、中洲川端の川端商店街などは混雑しています。また休憩でお店に入りたい時は天神地区は避けたほうがよいでしょう。休憩するときのねらい目は中洲川端のカフェなどです。天神はどんたくでなくてもお店は混雑していることが多いです。
地下鉄での移動も博多~中洲川端~天神は混雑しています。また同じ範囲内で100円循環バスがあるのですが、こちらもかなり混雑と渋滞とありますので避けたほうがいいでしょう。
この範囲内でしたら歩いて移動する人も多いです。けっこう距離はあるのですが、街中がお祭り雰囲気で、見るところがいっぱいあります。飽きずに気付けば目的地にたどり着いていた…といった感じです。お金もかからないし、ちょうど良いですよ。
さいごに
日本の昔からの伝統的なものと海外から入ってきた芸能、また今の旬のものがミックスされたみんなが楽しめるお祭りです。また福岡の発展のお祝いでもあります。
そんな楽しい福岡での「博多どんたく」へ、GWの連休の観光にお出かけしてみませんか。