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潮干狩りに最適な干潮のタイミングとアサリの見つけ方

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私がまだ就職したばかりの30年ぐらい前のこと、隣町の川の河口ではアサリがたくさんとれていたので、潮の具合のいい週末には仲間と潮干狩りに行っていました。最近は、そのころほどは採れないかもしれませんが、春になると潮干狩りが楽しみです。

潮干狩りは、ちょっとしたコツ掴むとアサリがいる場所を簡単に見つけることができます。とりやすい時間帯からはじめれば、あっという間にバケツいっぱいです。

実際に毎年たくさんのアサリをゲットしている方法、教えます。

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潮干狩りは干潮のタイミングに合わせて始めるのがベスト!

潮干狩りは、水が温かくなってくる春がちょうどいい季節です。春休み頃からゴールデンウイークの頃までが子どもの休みも多く、みんなで楽しめるのではないでしょうか。

それでは、1日の内ではどの時間帯がいいのでしょうか。潮干狩りは潮が引いたときにするものというのはみんな知っていると思います。

昔、聞いた話ですが、干潮の時間に合わせてお目当ての場所に行くという人がいました。干潮の時間から潮干狩りを始めると、2時間もすれば潮が満ちてきてだんだんとれにくくなります。

潮干狩りの狙い目は、潮が引いていく時間帯です。

だいたい2時間くらい前、時間に余裕をもって潮干狩りを始めます。潮が引いていって砂地が現われてくるところを追いかけるように掘り進めていくのです。すると干潮になる時間にはバケツがずっしり重くなっていて、持ち帰る準備に入っているぐらいのペースを目指したいものです。

出遅れると潮干狩りに慣れたほかの人たちが掘りつくした後で、何も残っていないということもあります。
潮干狩りで貝をたくさんゲットするコツは、早目に行って準備し潮が引き始めたらすぐ掘り始めるということが大切ですね。

潮干狩りでのアサリの見つけ方

まずアサリは、一か所に集まって生息していることが多いという習性があります。この集まって生息している「住処」が見つかれば、たくさんゲットできることは間違いありません。

では、あさりの住処の見つけ方はというと、潮が引いていく砂地をよく観察してみてください。水の中からだんだんと砂地が顔を出してきます。

アサリが生息するのは、砂地の盛り上がった部分と、水がたまっている部分の境目の斜面です。先に書いた、砂地が現われてくるところを追いかけるように掘り進めていくというのは、その斜面を見つけやすいからです。

砂地のデコボコがよくわからないという人は、アサリの姿を思い出してください。アサリを食べるときの姿でもいいですが、できれば砂を吐かせているときの姿を思い出してほしいです。殻の間からニョキっと出てくる目のようなものがあります。これは水を吸い込む入水管と水を吐き出す出水管の2本の水管です。

この水管を使って、海水を吸ったり吐いたりして海水と一緒に栄養を取り込んでいます。海中の砂地にいるアサリは水管を砂から水中に出していますが、引いて水がなくなるときに、水管をひっこめます。このとき、水管をひっこめたあとに穴が残ります。

小さいものですが、ぽつぽつと砂地にあいていれば、それがアサリのいる場所かもしれません。ほかの人が踏み散らかす前にアサリの穴を見つけてたくさんの獲物をゲットしましょう。

潮干狩りに必要な道具は?

潮干狩りの道具といえば、熊手。柔らかい砂地であれば、手で掘ることもできますが、貝やガラスのかけらなどがあるとかなり痛いので、熊手が無いと不便です。

熊手にもいろいろな種類がありますが、潮干狩りには、爪の長いタイプがいいですね。また、爪の間に網が張ってあるタイプがありますので、貝をしっかり引っかけてくることができるので便利です。

潮干狩りといえば熊手が定番ですが、場所によってはスコップとザル(ふるい)の組み合わせもオススメです。

うまくアサリの住処を見つけられたらその辺りの砂をスコップでざっくりとすくってふるいにかけるとたくさんの獲物をゲットすることができます。ふるいがなければ、スーパーの買い物カゴや果物を収穫するときに使うような網目のコンテナでも使いやすいですよ。

また、手をずっと水に浸けていると手がふやけてきますし、手荒れの原因にもなります。ゴム手袋をしておけば、手荒れも防げ、衛生的です。

まだ寒い時期であれば、手が冷たくないのでいいかもしれませんね。ただし素手の方が触った感触で見つけやすいという理由から手袋などをしない人もいます。

アサリを掘る道具以外で用意しておきたい道具もあります。

アサリをとるときの入れ物としてバケツを忘れずに持って行きましょう。ただし持ち帰った貝をおいしく食べるには「活きの良いまま」持ち帰るのがポイントです。温度が上がると貝が傷みやすくなるので、バケツの他に持ち帰り用のクーラーボックスと保冷剤を準備しておくといいですね。

また食べる前に砂抜きしますが、このときに使う塩水は住んでいた場所の海水が一番なのだそうです。海水も一緒に持ち帰るといいので、大きめのペットボトルを複数本持って行くとこぼれなくていいと思います。行きは冷たい飲み物をクーラーボックスに入れて、帰りは海水を入れるようにすれば無駄がありません。

さいごに

最初にも触れましたが、30年前はたくさんアサリがとれていました。素足で河口の水の中を歩いていると足の裏にアサリをたくさん感じるぐらいでした。

いまでは、その上流域の下水道が完備されたことなどにより河口に栄養分が流れてこなくなってアサリが減ってしまったと地元の人が言っていました。

行政も下水処理場で完全に浄化した水ではなく、栄養分のある水を川に返すようになったということです。こうした努力で川や海の生きものが増えて、潮干狩りなどももっと楽しめるようになればいいですね。

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