様々な理由で子供に市販のお菓子を食べさせないようにしているお母さんがいるのですね。私のママ友さんにもいます。それを知ったとき、私は困ってしまいました。
これまでお菓子の量を気にすることはあっても、お菓子そのものについては、あまり気にしていなかったからです。
先日、市販のお菓子を食べさせないママ友さんの子供がいたのをすっかり忘れて、出しちゃったときがありました。
はじめはその子も美味しそうに食べていたのです。でも突然吐き出してしまいました。どうやら食べなれないものをパクパクと食べたために身体が受け付けなかったらしいのです。そんなこともあるのですね。
この事があってから、子供たちが来たときに出すおやつに気を使うようになりました。例えばどんな風に。
市販のお菓子禁止の子が来たらどうする?
理想は手作りです。甘さ控えめでアレルギーも考慮して、誰が食べても健康そのもののおやつを提供するので、いつもみんな大喜び!
はい。こんなのは無理です。
そこで私がよく使っている手は、おせんべいですね。これなら小麦や玉子のアレルギーがあっても大丈夫です。ゴマもない普通のしょう油せんべいを出すようにしています。固いのが苦手な子には小さく割ってあげれば大丈夫です。
他には、ちょっと割高ですがフルーツも出します。夏ならスイカ切っとけばOKみたいな感じです。果物だけだと格好がつかないなと思ったら、フルーツにプレーンヨーグルトとハチミツをかけたりもします。食べやすく切ってあげれば手を汚したりすることもありません。
親しいママ友だけのときは、それぞれお菓子持ち寄りもやります。この場合、他の家のお菓子は美味しく見えるのか、「あれ欲しい」率は高いです。そのため、あまり親しくないママ友さんがいると余計な気を使わなくてはならないので、ほんとうに親しい人が集まるときだけにしています。
あとは、本当に簡単にできるおやつを作ることがあります。よく作るのが、サツマイモのハチミツレモン煮です。ちょっと時間はかかりますが、レンジでチンするだけだし、味の方も好評です♪
材料は、サツマイモとハチミツとレモンだけ。それぞれの量は適当です。いつも、ほんとうにガーっとやってるのでわかりません。
- サツマイモを適当な厚さの輪切りにして耐熱皿に並べる
- 多めの水とハチミツをかけて、ふんわりラップする
- 8分ほどレンジにかける
- ほどよく柔らかくなったらいちょう切りにしたレモンを乗せる
- 10分ほどレンジにかける
完成!
水が少ないと固いか焼き芋みたいになります。こんな風に。
これはこれで不味くはないですが、しっとり柔らかい方がデザートっぽくなります。おイモはお腹にも溜まるし、甘くておいしいのでぜひ試してみてください。
あ、水が多すぎるとハチミツもたくさん入れないと味が無いので、その辺は加減ですかね~。
毎回うちに集まるわけではないですが、こんな感じで何パターンかおやつのレパートリーを作ってマンネリにならないようにしています。
お菓子禁止の理由は?
もし市販のお菓子禁止の子がいる場合は、どのような理由で禁止しているのかを前もって知っていると、どうしたら良いのかを考える手助けになります。別に「豪華なおやつを出せ!」と言っているわけではありませんよ。
ママさんにはそれぞれ、市販のお菓子を食べさせない理由があるのです。
- 食物アレルギーがある
- 虫歯にならないため
- 小食でご飯が食べられなくなる
- 添加物が身体に良くないから
- 肥満防止
うちの子は、このどれにも当たらないので気にする必要がありません。良かったと、本当に思います。熱心なママさんの中には徹底されている方もいるようですが、私はそれほど熱心ではありません。
私自身がお菓子は好きなので、自分が食べているのに子供に「ダメ」とは言えませんからね。ただ、食べ過ぎないよう小出しにして、もっと食べたいと言っても出さないくらいはやっています。幸い、しつこく言ってこないので助かっています。
お菓子禁止のデメリットは?
アレルギーなどの場合は別にして、市販のお菓子を禁止にすることのデメリットもあります。何事もやりすぎると反動があるということです。
まずは冒頭に書いた嘔吐。食べなれないものを体が受け付けないという以外にも、子供だけで遊びに来ていると、ここぞとばかりにがっついてお菓子を食べまくる子がいます。そして気持ち悪くなって、吐くのです。
遊びに行った先でお菓子をたくさん食べ、おねだりする。よその家でわが子がこんな行儀の悪いことをするはずがない?うちの子に限ってそんなことをと思いますか?事実いるんです。
あと聞いた話ですが、袋の開け方やお菓子の食べ方がわからないということもあるようです。周りの子たちは簡単にできていることが、やったことが無い、食べたことが無い、という理由で取り残されてしまいます。
そういう”普通の事”をできないことが無いように、親の目があるところで練習する機会を作ってあげることも必要なのかなと考えさせられました。ハサミとか包丁とか、刃物とかもそうですよね。
また市販のお菓子を禁止された子は、自分で買い物ができるようになると反動がすごくなる子供がいます。それまで抑えられていた反動で、お菓子やジャンクフードを食べるのをやめられなくなるんだとか。もちろん必ずそうなるわけではありませんけど。
そして虫歯は、結局のところ歯磨きができるかどうかに関わってきます。お菓子を食べない子でも虫歯になる子はいます。
さいごに
市販のお菓子を食べさせないという教育方針は立派です。でも私には馴染みのないことなので困ってしまいました。私なりの試行錯誤で今の形に落ち着いています。
ママ友さんからは何も言われていないので、これでいいのかなと。
お菓子を控えることは悪いことではありません。ダラダラ食べさせてはいけませんし、アメにチョコにスナック菓子にと節操なく食べさせるのも問題あり、ですもんね。これまで感が無しだったことは反省です。
うちに集まったときは、子供たちが美味しく食べられて、ママたちも安心してもらえるようなお菓子を出してあげたいので、他にも良い方法があるなら知りたいなと、今でも思います。何かないですか?