沢登りのトレッキングが好きで山登りをよくしますが、雨の日はもちろん地面はぬれていますし、沢が近いと年中苔だらけで湿っている場所も多いのです。
そういった場所を歩く時に足元が滑ってしまうことは珍しくありません。
トレッキングシューズは、そういった足場の悪い濡れて湿っている滑りやすい場所を歩くのに適した靴です。
そこで私は、ノースフェイスというブランドの靴を購入してみたのです。
さすが値段なりの良さがある…とはいいきれない、実際に履いてみないとわからなかったことを発見することになりました。
ノースフェイスのトレッキングシューズの方が高いのに…
私はそのノースフェイスの靴で、ようやく「滑りにくくなる」「山登りが簡単になる」と期待していました。
ところが、いざ山登りに出かけると滑ってしまいました。
以前履いていたコロンビアのトレッキングシューズほど滑り止めの機能が優れていなかったのか、期待通りの商品ではありませんでした。
どうしても下り道や下山道など傾斜のきつい帰り路では足がもつれてしまいます。濡れた岩や苔むす場所など特に足がツルツルと滑ります。
一度なんて転倒しそうになり、足をぐねりそうになった時はヒヤッとしましたし、以前履いていたコロンビアのトレッキングシューズを吐いているときよりも怖い思いをすることも多くなりました。
新しい商品の為に靴底がコーティングされているのかな?と我慢していましたが、いくら歩いていても一向に滑り止め機能しているように感じません。
「うーん…コイツ、失敗だったのか?」
私は以前持っていたコロンビアの商品は15000円も出せば買える商品でした。それに比べて、今回購入したノースフェイスのトレッキングシューズは20,000円クラスの商品です。
以前の靴よりも約5,000円余分に払っているんですから、それなりに機能は向上していると思ったのですが、期待を大きく下回る性能でした。
残念。
ノースフェイスのトレッキングシューズが期待通りではなかった理由は?
何がいけなかったのかと靴を比べてみました。するとソール部分の形状が違っていることがわかりました。
私は歩くときにかかとから歩くので、かかとの部分の形状が大事です。ノースフェイスのトレッキングシューズのかかとの部分はゴツゴツした凸凹形状ではなく、どういうわけか波の形状になっていたのです。
なぜかかかと部分だけそういう形状にしたのかはわかりません。何か意図が?
でも私の歩き方では、特に下り道で下山するときは、かかとから入ることが多いので、かかとの部分が肝心です。
私の歩き方に合わない形状のソールだったために、滑りやすい靴だと感じていたようです。
さいごに
「値段が高いからよい」とは必ずしも言えないことがわかりました。
私にとっては、値段が高いから(=良いものだから)とランクアップのつもりでノースフェイスの靴を買ってはみましたが、失敗でした。
かと言って、ノースフェイスというブランドがダメというわけでもありません。
自分の歩き方やクセに合わない形状の靴だったということです。逆に言えば、自分に合った靴であれば、ブランドにこだわらず安くて良いものに出会う可能性もあるということです。
口コミを見てみたところ、ノースフェイスというブランドに対して、あまり良い印象を持っていない人も多いようでした。
でもそれは、自分の歩き方や、履いていく場所に合っているのかを考えてから購入すべきなのではないかと思うのです。
今回の経験で「私の用途にノースフェイスのトレッキングは合わない」とわかったので、次は失敗しないように気をつけます。